2012.01.24

餅とマラソン

八重山に赴任している間に達成したい目標の一つに
サブフォーランナーになる!
を設定した(達成感マラソン参照)

いろんな本を読んでいるうちに、マラソンを走る当日に
お餅を食べると良いというのがあった。
それまでのイメージとしては、餅→消化に悪い→ムカムカ→走れない?
というものだったので、調べてみると...

びっくり!お餅の効能(全国餅工業協同連合)
によれば

メリットの1つ目が、運動中の主なエネルギー源となる
“糖質(炭水化物)”が豊富に含まれていること。

お餅トークというイベントの中でもあの千葉真子さんが

千葉さんはお餅との関係はいかがですか? 千葉さん : 私はいつもレース前にお餅を4つくらい食べていました。 増田さん : 4つも食べるんですか? 千葉さん : はい。多いでしょうか?普通の大きさのお餅です。というのも、マラソンレースを1本走ると、大体3000kcalのエネルギーが必要なんですよ。 増田さん : 3000kcalってかなりですよ。 こばたさん : 運動している30代男性でも一日3000kcalくらいが必要量になります。 千葉さん : ですから、それくらいのエネルギー源を必要とするフルマラソンは、いつも不安なんです。今日走れるかな、最後まで行けるかなって不安で、お餅を食べておくと安心感がありました。消化に良くて腹持ちが良いので、お餅を食べたら自分は行けるというジンクスのようなものがありました。

つまり
餅→消化がゆっくり→持続的に働く→腹持ちがいい

と考えればいいみたい。

1月22日の石垣島マラソン(フル)当日は、朝食後、出発まで
餅を7個食べて、レース中の空腹感によるペースダウンを免れ
目標タイムでゴールできました。

(後半はサブフォー達成レポート→ちょっとマニアックな内容です)

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2012.01.16

キャリアからの感染にも注意(髄膜炎菌性髄膜炎)

5類感染症全数報告の髄膜炎菌性髄膜炎について調べ中

他の細菌性髄膜炎と違って

くしゃみ等の飛沫で感染するため、大流行の起因菌となるという特徴

を持つ

昨春には宮崎県内の高校の学生寮で流行して沖縄県出身の
新入野球部員が亡くなるという悲しい事例もありました(沖縄タイムス記事

そのアウトブレイクに関するネット記事がいくつかありました

対応としては、

感染拡大防止と事例終息に向けた公衆衛生対応として、
保健所による濃厚接触者に対する予防内服の勧奨
症例および予防内服者とその周辺から新規発症者がないことの
確認を目的とした健康調査が行われた。
また、追加症例報告がないことの確認を目的とした強化サーベイランスが実施された。

検体については

各医療機関の検査部または外注検査機関が細菌培養検査と薬剤感受性試験を行い、
宮崎県衛生環境研究所が血清群別試験およびパルスフィールド・ゲル電気泳動(PFGE)法、
国立感染症研究所細菌第一部がmultilocus sequence typing(MLST)法を実施した。

届け出が遅かったことが課題として挙げられています。

一番早い4月29日に発症したのは男子寮の厨房の調理担当者でした。
4月30日に救急搬送入院し5月14日に退院しました。
発熱・強い頭痛・嘔吐・下肢冷感が見られ、髄膜炎菌性髄膜炎でした。
5月6日に髄膜炎菌が検出されましたが、保健所に髄膜炎菌性髄膜炎
患者発生の届け出がされたのは、5月18日と遅かったです。

保健所の調査は医療機関からの届け出があってはじめて動くので
早めの連絡は大事。

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2012.01.10

スポーツニュースでノロ!

連休中は天気も悪く(沖縄だけ?)テレビでスポーツ観戦。

結果を見ようとスポーツ紙を調べてたら、意外に目につくノロのニュース。


数年前には中学駅伝でも広がったと記憶している。

冬場のスポーツは、競技のほかに、感染症対策などの
健康管理も大切ということです。遠征チェックリストの中に

  • 予防対策(手洗いの徹底等)
  • 発生した時の対応
も含めましょう

発生したときのいわゆるゲロ対策が、NHK沖縄のニュースで
紹介されていました。

なまからハイサイ:冬は要注意ノロ対策

老人施設や保育園等で発生した場合を想定した対応が
紹介されていますが、一見頑丈そうなスポーツ選手にも
ノロは襲いかかります。注意しましょう。

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2012.01.04

チェックリストは何のため?

「アナタはなぜチェックリストを使わないのか?」(晋遊舎)
アトゥール・ガワンデ 著 
吉田竜 訳

Checklist2


著者らが作成したWHO手術安全チェックリストの内容は以下の通りである

麻酔前の7つのチェック Sign in

  • 患者は身分証明をし、手術に合意しているか
  • 手術箇所に印がつけられているか
  • パルスオキシメータが装着され、正常に作動しているか
  • 使用している薬とアレルギーの確認は済んでいるか
  • 気道に関連したリスクはないか
  • もし0.5ℓ以上の出血の可能性があるならば、輸血用血液、輸液、点滴ラインは確保されているか

メスを取る前の7つのチェック Timeout

  • チームメンバーが全員の名前と役職を述べたか
  • 患者の名前と、何の手術をどこにするかを全員が把握しているか
  • 抗生物質は適切なタイミングで与えられたか(もしくは不要か)
  • 必要な画像は表示されているか
  • 外科医は手術の所要時間、備えておくべき出血の量を話し合ったか
  • 麻酔科医は麻酔の計画と懸念事項を話し合ったか
  • 看護師は器材が揃っているか、滅菌されているかを話し合ったか

手術後、患者を運び出す前の5つのチェック Sign out

まず外回り看護師は声に出して
  • 行った手術の名前
  • 病理診断に回す組織があれば、ラベルが付けられているか
  • 針、ガーゼ、器具が全てあるか
  • 次の手術の前に対応していくべき器材の問題などはあるか

そしてチーム全体で
  • 患者の術後の治療計画と懸念について話し合う

(上の表現はこの本の訳を参考にしています。
原文はWHOのサイトをご覧下さい)

特徴としては

  • 所要時間は60秒以下を目標にした(簡便性と有効性の両立)
  • 外回り看護師がチェックを開始する(権限の分散)
  • 単純な手順の確認チェックと、(チームとして問題解決に取り組むための)コミュニケーションのチェックの2種類から構成される

このチェックリストを世界の8つの病院に3ヶ月間導入したところ

  • 深刻な合併症は全体で36%に下がり、死亡率は47%下がった
  • 術後の感染症は半分になり、再手術の確率は4分の3になった
  • 4000人近い患者のうち、150人以上が重症になるのを防ぎ、27人の命を救った

という効果があった
(上の表現はこの本の訳を参考にしています。
原文はN Engl J Med 2009; 360:491-499January 29, 2009をご覧下さい)

この本で最も興味深かったのが、医療以外の分野との対比
(特に建築と航空)である。
例えば、航空機では新しいリスクの可能性が確認されれば、
その勧告は短期間のうちに世界中のパイロットに示され、
30日以内に実装されるという。

対照的に、医療の世界では、新たな治療法が見つかっても、
雑誌に掲載され、運良くガイドライン化されたとしても、実際に
世界中の現場で活用されるまでには、かなりの時間を要する
(それは怠惰ややる気のないせいではなく、重要な知識が
わかりやすく使いやすい形に変換されていないため)。

このWHOのチェックリストも、徐々に世界中に広がりつつあるが
医者たちが受け入れているとは言いがたいという。

俺の患者は俺のやり方で手術する。責任を負っているのは俺なのだから

正直に白状すると、チェックリストなんか意味がないと思っていた(筆者の言葉)

という壁はあるのだろう。
これに関する動画を用意しているのも面白い
youtube (How Not to perform the WHO Safe Surgery Checklist)

「チェックリストを使ってもらうことが目的ではなく
チェックリストを通じてチームワークと規律の文化を醸成して
もらうことだ」という意図が伝わってくる本でした。

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2011.12.23

YKO(八重山の高校生が考えたおにぎり)がコンビニで発売へ

何でも略すればいいというわけではないんですが

  • Y:八重山の
  • K:高校生が考えた
  • O:おにぎり

が、石垣島にあるココストアの店頭で来年2月から発売されます。
(石垣島にはコンビニエンスストアはココしかない)
その選考も兼ねたヘルシーメニューコンテストを実施しました

おにぎり商品化へ(八重山毎日新聞12月18日)

今年は、主食(ごはん・パン)と汁物を組み合わせ、 簡単に調理できるコンビDE朝ごはん部門に48点、 手軽に食べられるアイデアおにぎり部門に59点の応募があった。
アイデアおにぎり部門の最優秀賞と優秀賞4点は商品化され、 来年2月から市内のココストア18店舗で販売されることになった。

コンビニと学生のコラボメニューと言えば、
ファミマ沖縄の学Pリーグが有名。学P2011のサイト(もう終了しているけどね)
もちっとジューシーおにぎり(琉大)は美味しかった。

いやいや、YKOも選ばれた4作品ともユニーク&美味で
ネーミングもなかなか上等でした。

商品化、そして2月の店頭販売に向けて、関係者と知恵を
絞っていきます。

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2011.12.16

手洗い節考

感染症が広がりやすい冬場を迎えて

手洗いレーコー

を啓発する機会が一気に増加する

というわけで、最近は手洗いソング(手洗い節)をあちこちのサイトで
見るようになりました。動画サイトも活用されていますね。

保健所勢も頑張っています。

その他には


などが検索ヒットします。

ここまで紹介したのは、どちらかというと

正しく手を洗う方法を解説する系
時間も長め。

これに対して
曲が流れている間(口ずさんでいる間)に手を洗う習慣を身につける
ことをねらった歌もあります(まわりくどい)

CDCが推奨していると言われる
ハッピーバースデーを2回歌う(約20秒)もの。

同じ趣旨で「茶摘み」を2回歌うことを紹介している
お茶会社もありました。
まとめると

楽しく洗う習慣を身につける系

でしょうか。

ということで、ウチナーンチュには後者のノリで
制作しようと思います。

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2011.12.07

創発故障

テレビのリモコンを押したら、そばにあったストーブが点火!

というように、個々の要素自体は緻密に作られているんだけど
その相互作用によって、エラーが出現すること。らしい。

先日の医療安全とヒューマンエラーに関するワークショップで
知った言葉。
ちなみに創発とは

部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れること。
局所的な複数の相互作用がさらに組織化することで、
大域的に個別の要素の振る舞いを凌駕するようなシステムが構成される。

はてなキーワードより)

ワークショップでは、プレフィルドシリンジを点滴ラインに
つないだ際に、接続が悪くて

流れているはずの薬品が流れていない
ことがあることも紹介されていた。最後はやっぱり人の目で確認するしか方法がない?

なるほどと思ったレクチャーが

チェックの多重性は、それを増やしたからと言って
エラー防止に役立たないこともある

ということ。

2人でチェックする方が、5人でチェックするよりも間違いを見つけやすい。
5人チームの4人目とか5人目は特に間違いを見つける率が低い!
(どうせこれまで複数の人がチェックしてて大丈夫なんだから...)
数が多い方が油断するというのは、いかにも人間らしいです。
現場で働く人はみんな人間らしい性質を持つという前提で安全システムを
築くべきとのことでした。

職場で回ってくる書類に印鑑を押すのも、まさに5人チェック体制。
しかも4人目5人目は管理的な人だったりする。間違い見逃さない
ためには管理者が気を引き締めて目を通す必要があるということ(ですね)

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2011.12.01

防ごうエイズ。支えようエイズ。

12/1世界エイズデーに関する投稿原稿
八重山で月二回発行されるフリーペーパーに


日本のHIV感染者・エイズ患者は右肩上がりで増えている。2009年の新型インフルエンザ流行をきっかけに、エイズに関する報道や検査を受ける人が減少し、関心が低下したと言われるが、感染そのものは静かに拡大を続けている。

国内で報告される感染者の約8割は男性同士の性行為による感染で、日本人男性の20-30代が最も多く報告されている(なお、このなかには異性(女性)とも性行為をする人も含まれている)。

ウイルスは体液(血液、精液、膣分泌液)に含まれているので、感染を防ぐためには、性行為の際に、感染者の体液が膣や肛門、口腔粘膜を通じて侵入しないようにする(すなわちコンドームを装着する)ことが必要である。

しかし、この予防方法を知っていたとしても「相手が嫌がるから」とか「気まずい感じになることへの不安」等の理由で、行動に結びつかないこともあるという。が、相手が感染している場合、コンドームを使わないと使った場合に比べて20倍感染の危険が高まり、コンドームを使用しなかった場合、膣性交の「受け」側では400倍、肛門性交の「受け」側では危険度は2000倍になるという報告もある。ゴム1枚あいだにはさむことが、エイズだけでなく多くの性感染症を防ぐことに役立つのである。HIVウイルスに感染しているかどうかは、抗体検査を受けなければわからない。性行為により体内に侵入したウイルスに対して、からだの免疫反応により抗体が作られるが、検査で検出できるまでは約2ヶ月かかる。保健所では無料、匿名、即日の検査を実施しているので、あらかじめ電話してから予約をするとスムーズに受けられるし、12月1日から8日は土日を除いて毎日即日検査を実施している。

一方、エイズ治療薬が進歩し、HIVに感染していても早期から治療を続ければ、エイズを発症するまでの期間を遅らせることが可能になった(従来は6〜10年で発症すると言われてきた)。すなわち、他の慢性疾患の患者が、薬を飲みながら合併症の発症を防いでいるのと同じように、治療を受けながら仕事や生活を送ることも可能になっている。しかし、HIVに感染していることが他人に知られると、周囲から偏見の目で見られたり、不当な差別を受けるのではないかという不安から、そのことを(家族にさえも)隠して治療を受けている人もいる。残念な
がら、現状ではカミングアウトすることは容易ではない。だから周囲にいる私たちがレッドリボンを身につけて「エイズに関して偏見を持っていません」というメッセージを発することが大切である。

HIVは性行為以外の日常生活では感染することはないということを理解して、エイズとともに生きている人々を差別せず、支える側の人が増えていけば、感染者にとっても生活しやすい社会になるであろう。エイズを他人事ではなく、自分も関係するかもしれないと考える人が増えて欲しい。

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2011.11.25

耳の中にセミがいるんだが...cicadas in the ear

という相談を受けたことはありませんか。

そう、耳鳴りは本人にとっては無視できないつらい状況だが
なかなか原因がはっきりせずに、耳鼻科的な検査でも異常がなく
結局良く分からないと言われ、それでも状況は改善しないという
パターン。ネット上でもさまざまな情報(ENT、民間療法含む)が
飛び交っている。それだけ解決が難しいテーマということか。

そんななかで出会った鶴巻技術研究所のサイト
(ブログはこちら

ここでは耳鳴りの原因の1つを

睡眠時のいびきの影響

ととらえているのがユニーク。
いびき防止の鼻栓で特許を取っている(鼻栓→完全な口呼吸→いびき防止)
という考え方もユニーク。

ユニークなだけでなく、学術団体の見解も探してみます(宿題)

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2011.11.15

ルビコン川を渡った○○

新聞を読んでたら、県議会関連の記事で「○○はルビコン川を渡った」
との表現があり、うるおぼえだったので、調べてみた
(そしたら全然違う話だったorz)


いつもお世話になっているWikipediaさんをはじめ、
いろいろ解釈があるようですが、キーワードでまとめると

  • 重大な決意
  • 後戻りできない状況
  • 内部反乱
となるようです。


これって、例のGMにもあてはまる話かもね

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