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2004.03.14

飛行機内結核感染

明日から福井県で第55回結核予防全国大会が開かれます。

さて、飛行機のような閉鎖された空間での結核感染の危険性について
情報を探してみました。飯塚川津通信の結核勉強リンクが内容充実して
いたので参考にさせていただきました。

まず日本語の文献では
航空機旅行における結核感染(三浦靖彦)=日本医事新報2000:No.3983:57
(ここでは航空機内の空調システムの話が記載されているらしいが、
これはネットでは目次しか探せなかったので図書館に行く必要がある・・・)
ちなみに著者は航空医学研究センターの研究指導部長

New England Jounal of Medicine Volume 334:933-938 April 11, 1996 Number 15
多剤耐性の結核患者が飛行機内で結核を感染させた症例の報告(abstractしか読んでないが)
結核の感染をツ反(TB skin test)で判断しているが、

機内の同じsection、とりわけ患者と2列以内の距離にいた人に有意に陽性者が多く、
時間の長い路線(8.75Hour)の方が陽性になる率が高かった

CDCのTravelers' Health Information on Tuberculosisの項では、6つの同様文献について言及。
The findings suggested that the risk of TB transmission from an infectious person to others on an airplane was greater on long flights (8 hours or more). The risk of exposure to TB was higher for passengers and flight crew members sitting or working near an infectious person because they might inhale droplets containing TB bacteria.

やはり、飛沫が届く範囲で、長時間(8時間以上)のフライトでリスクが高まるという判断。
これだと、国内線程度のフライトではそれほど結核感染についてリスクは高くないとする
こともできる(感染の可能性はゼロではないけど)。
いずれにしても、旅行社の協力、理解がなければ調査などは進められない。

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