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2004.06.23

女性のライフサイクル

いつも少子化関連の話の時に使っているスライド。

現代女性のライフサイクルの木(岡本)

孫引きなので出典は明らかではないが、おそらく女性のライフサイクルに詳しい岡本先生
(違ったらごめんなさい)

lifecycle.bmp

縦軸の数字は年齢。

学校を卒業して就業するところまでは、みんな同じ道を歩む。その先が3本に分かれる。

一番左の結婚して「家庭に入る」パターンが以前は主流だった。多くの女性がこの道を歩んだ。 でも毎日忙しく旦那や子どもや家族の世話に追われるうちに、自分だけ社会から取り残される感じ (空の巣症候群)等に悩み、ふたたび社会復帰(就業)していく人もいる。

真ん中の道は、いわゆる仕事と家庭を両立させる共働き派。そのうちの8割を占めると言われるのが 結婚後も仕事を続け子どもをもうけるDEWKSで、ここを選択した女性は仕事も家庭も 子育てもこなして当たり前(自分で選んだ道だから...)というスーパーウーマン症候群 に陥る危険性を持ちながら生きていく。 一方、子どもをもうけずに夫婦の時間を大切にする派がDINKS

さらに右の非婚女性への枝も近年徐々に太くなりつつある。30代前半女性では26.6%に及ぶ。 仕事をここまで続けているうちに責任や地位も向上し、しかも多忙になり、仕事をやめにくい状況になる。 「子どものいない将来(老後?)」に一抹の不安を抱いて、途中で他の枝に乗り換える人も結構いる。 しかし、そのまま非婚という道を進む人も増えている。

したがってどの枝(生き方)を選択しても、常にアイデンティティの確立というストレスと戦うことになる。 これに比べて男性は...絵に描くとしたら一本の太い幹だろう。職種に悩むことはあったとしても 基本的には仕事一直線

結婚や出産のために仕事をやめるとか人生設計を変えるということは少なくとも女性よりは少ないだろう。 もちろん、仕事や家庭での日常のストレスはあるだろうが、「自分がどうありたいか」という アイデンティティに関しては女性よりは安定しているのではないか。

「あなたは仕事だけしてればいいから、いいわよね!」と妻から言われた意味がわかってきた。 (ちなみに彼女は今は左端の枝にいる)

上の絵には描かれていないが、シングルマザーの枝を選ぶ女性もあったり、ますます複雑になりつつある。 自我同一性の確立は教科書的には思春期から青年期で獲得されると書いてあるが、 そう簡単なことではなさそうだ。

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