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2004.06.09

賠償神経症とPTSD

賠償神経症とはgoo国語辞書によると

事故や災害で受けた外傷に対し、多くの賠償を得たいという願望が引き金となって起こる神経症。外傷神経症。

とされている。

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)は阪神大震災や地下鉄サリン事件などの
被害者たちに症状が続くことによって、近年世間に「認知」されてきたが、それ以前は賠償神経症など
と呼ばれていたらしい。

そこでこのニュース「PTSD:
乱発気味、半数「該当せず」--精神神経学会など調査」
(毎日新聞6月7日東京朝刊)
乱発とは何ごとかと思うと...
 

WHO(世界保健機関)や米国精神医学会はPTSD発症の前提条件を「破局的、脅威的体験」「危うく死ぬ、または重傷を負うような体験」と定義。主な症状は不眠やイライラ、事件当時の感覚や光景がよみがえる「フラッシュバック」などで、通常、1カ月以上続くか、体験後1カ月たって発症する。しかし、234件のうち、半数以上の120件で、精神科医は体験から1カ月以内に診断を下していた。3割以上の77件では、前提条件を満たしていなかった。

調査チームの黒木宣夫・東邦大助教授(精神神経学)は「精神科医と法律家が協力して、診断マニュアルを早急に作るべきだ」と話している。

病名が一人歩きしないためにも、マニュアルでも神経病理学的検査方法でもいいから、医師が共通認識を持つための取り組みが必要だと思う。

そうしないと事故や事件に巻き込まれて、つらい思いをしている人たちに対して

賠償金を得るためにPTSDを訴えたのではないかと疑わざるを得ないケースもあった
という視線を浴びせることにもなりかねない。

診断基準や検査方法などに関してはこのサイトを参考にしました(謝)

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