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2004.08.29

芋の時代(百寿者の食生活より)

徳島大学実践栄養学講座の山本茂教授より別刷りを頂いた(深謝)。
タイトルは「百寿者の食文化と栄養」。
沖縄長寿を支えてきた方々の食生活を検証するという内容。


    食生活の変遷
  • 庶民の生活レベルは低く、米(-)、サツマイモと自分の畑で取れた野菜が中心
  • 魚も少なく、肉はスーチカ(豚肉の塩漬け)程度だった
  • 戦後の食生活の影響を受けたのが60歳代以降

    食塩摂取量
  • 伝統的に食塩の摂取量が少ない沖縄
  • 胃がんや高血圧、脳卒中による死亡から難を逃れた

    コレステロール
  • 戦前の沖縄は豚肉の摂取が国内他の地域よりは高かった
  • 低コレステロール→血管壁の脆弱性→脳卒中という流れを予防できた
  • 現在では脂肪摂取量多く、肥満率もかなり高くなっている

    カリウム
  • イモ(甘藷)を平均1日2キロ食し、9.2グラムのカリウムを摂取していた
  • 高血圧を予防することに貢献
  • 現在の芋摂取量は全国並みに低下

    カルシウムマグネシウム
  • 沖縄の土地は隆起珊瑚でできており、カルシウム・マグネシウムの含有量高い。硬水。
  • 沖縄産の農産物や食品、水などにはミネラル成分が豊富である
  • 1日2キロの県産芋摂取で1000mgのカルシウム+カズラからのカルシウム摂取も!
  • 芋、カズラ、豆腐+飲料水で1日500mg程度のマグネシウム摂取
  • 総計するとカルシウムは1日1500-2000mg、マグネシウムは1日1000mg摂取
  • 現在はカルシウム600mg、マグネシウム300mgも満たせない状況!
  • 現在の芋の摂取は1日12gのみ!

と言って、今さら「芋の時代」に戻れるかというのが若い世代へ突きつけられた課題だ


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