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2004.09.11

BCG谷間世代

結核サーベイランス委員会で森亨先生の結核予防法改正の講義があった。 注目は来年4月から実施される「BCG直接接種」の移行措置の有無。 パブリックコメントを募集(リストの中に見当たらない!)していたこともあって 多少は期待していたのだが...結果は「移行措置ありません」とのコメント。 (正式には9月下旬に発表されるらしいが)

ということは、来年4月1日からはBCGを生後6ヶ月(困難な場合は1年)以内に 直接接種する方法が始まることになる。すなわち、その時点で1歳を超えていて、 BCG未接種の者は、原則として一生BCGが受けられないということになる。原則と 書いたのはこれらの子どもが結核患者と接触して定期外健診の対象になったら ツ反→陰性ならBCG接種という可能性があるということ。あとは任意で打つしかない。

すなわちすなわち、現行法(4歳まで接種可能)という枠内でこの半年のうちに BCGを接種するのが最後のチャンスということになる?!

平成13年4月1日から平成16年3月31日までに生まれたお子さんで、BCG接種がまだの方は、平成17年3月31日までに市町村にお問い合わせのうえ、BCGを接種して下さい
というアナウンスを流す必要がある。

しかししかし、当保健所管内をはじめとして、もともとBCG接種は集団方式で 年に1回~2回とチャンスが少ない市町村が多いはずだ。今年度済んでいて、次は 来年しか機会がないという市町村では、臨時に接種日程を組んでもらって漏れなく 受けさせるように広報してもらわないといけない。そうでないと、BCGの谷間世代が ずっと残ってしまうから。

国が予防接種の制度を「改正」したために、いわゆる「谷間世代」ができてしまう という苦い経験(苦くないのかなぁ)を風疹でしているはずなのに、今後はBCGで 同じことを繰り返そうとしている。まあ、風疹ほどの危機は訪れないにしても、事実 として不平等さが残ってしまう。それとも気にならないほど少ないだろうということか。

グジュグジュ言ってないで、とにかく対策を練らなくてはいけない。

関連情報 ・結核予防会ホームページ http://www.jata.or.jp/ ・結核予防法の一部を改正する法律案(厚生労働省)

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