« こじれた関係 | Main | あなたにも救える命がある »

2004.10.30

被災地への支援についての心得

昼だというのにやっぱり肌寒い盛岡駅前のモスで ひとりランチョンセミナー状態。 第51回日本小児保健学会に参加中です。 発表演題は乳幼児健診のあり方に関する研究。 浦添市と大里村で昨年度実施したモデル健診の話をする。 想定される質問も一応まとめて終了。


昨日の朝日新聞の三者三論というコーナーがあった。 テーマは「被災地への支援」 中井久夫兵庫県こころのケアセンター長の発言からのメモ。

  • ・・・このような共感に基づく被災者への支援が重要なのは論を 待たない。だが、私はそれと同時に、現場の医療機関や自治体で働 く職員への、心のケアを含めた応援が重要であると力説したい。 被災地で最も過酷な職務についているのは、彼らだからだ。
  • 大災害では現場の担当者に何よりも柔軟さが要求される。阪 神・淡路大震災の経験でいえば、病院のスタッフが厳しい状況の中 で自ら判断し、現場の要求に柔軟な対応が出きるのは、おおむね1 週間が限度だった。最優先すべきことは、職員の交代要員を配置す ることだ。
  • (中略)人は援助があると信じるが、孤立感にとらわれると驚 くほど早く力尽きてしまう。「交代要員が来る」と思うだけで、職 員の孤独感はずいぶん軽減できる。こういった支援は災害発生から 1週間前後が特に必要だ。
  • 被災者とも共通しているのはストレスといかに和らげるかだ。 被災者に対しても災害発生から1週間後までは孤立感を感じさせな い支援が重要だ。そして、4〜5週間までは心理的ダメージを和ら げるため、体験を共有し合う取り組みが求められる。この2つの段 階を経て初めて、被災者は生活の再建に立ち向かえるようになるこ とが多い。

中越地震が発生したのはちょうど1週間前の土曜日だった。 今、全国各地の自治体から職員の応援派遣が行われつつある。 沖縄県も保健所から保健師が派遣されることになったと聞いた。 被災された住民の方、それを支える現場担当者にとって、少しでも 力となることを願うばかりである。

|

« こじれた関係 | Main | あなたにも救える命がある »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10513/1810213

Listed below are links to weblogs that reference 被災地への支援についての心得:

« こじれた関係 | Main | あなたにも救える命がある »