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2005.01.01

ネタは何にしましょうか?

新年あけましておめでとうございます。今年も公私ともよろしくお願いします。 「ついに明けたか」という感じの2005年酉年。 今年は3ヶ日明けると、すぐ目の前に仕事が迫ってくるため、 そう感じているかもしれないが、1月2月3月ってすぐ過ぎそうでね^ ^;


2004年は8月に米軍関連ヘリ墜落、そして後半は大きな地震と津波が発生し それぞれ住民の健康被害が発生した(宜野湾市の方は精神的打撃が報じられている)。 保健所の健康危機管理における役割については、保健所は親ガメの項で書いたように、

Risk assessment (起こりそうな事象を事前に検討し対応しておくこと=親ガメ) Risk management (危機事案の最中に最もよい効果を求めて最善の対応を行う=子ガメ) その親ガメの役割をできるのは保健所、保健担当部局でしょうとのこと。 保健所は子ガメになろうと無理をしていたところもあるかも...
というスタンスで良いと考える。

しかし基地災害や自然災害のように、発生の仕方がsudden onset(突発的)、 しかも発生予防のための活動が保健所通常業務とかけ離れている (しかも発生を予防するということが非常に困難な類の健康危機の)場合は、 アセスメントの立てようがない。

保健所と健康危機管理の項では、日常的な保健所の取り組み例として

顔の見えるネットワークの構築(定例連絡会議の開催)
をあげたが、会議のたびに土木事務所や防災関係者が「私の役割は何?」 という顔をして座っているのを見るのは忍びない。警察でさえそうかも。

保健所の健康危機管理担当者はこういうことを悩み、次の会議の議題(ネタ) 何にしようかということも悩んでいるかもしれない(そうでもない?)。 何でも保健所が面倒を見ようとするから、マニュアルを書くのもひと苦労だ。

ではネタは何にしましょうか?

保健所ができることをもう一回検証してみましょう。

  • リスクアセスメントができるのは日常業務で関わっている範囲
  • すなわち、感染症や食中毒、環境汚染、医療事故、院内感染等
  • これらの領域は「子ガメ」として初動から速やかに関わるべき
  • 自然災害や基地被害、犯罪など「日常管轄外」の発生予防には関われない
  • これらの危機は発生後の健康被害拡大防止に関与すべき(津波→疫病も心配)
  • そうすると必要なのは、地域の医療情報とりまとめ(重症ベッド、医薬品等)
  • それと、危機に対して被害を受けやすい人たちの把握(災害弱者対策)
最後の2つだけにポイントを絞って「保健所にできることはこれこれです」と アピールするのが先かもしれないね。あ、忘れてた。災害医療救護班も あったんだ(わたしは子ガメ)。

とにかくまずは自分の素性を明かしてから、話を進めましょう。 役に立つ情報(地域の重症度別ベッド数とか関係機関電話帳とか)があれば 喜ばれるかもしれないね。


災害被害に遭われて、寒い苦しい新年を迎えられている方々に 心からお見舞い申し上げます。


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