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2005.01.25

フォトボイスって何ね?

今年もやって来ましたJICAの島嶼国研修生たち。
フィジーパラオクック諸島などの看護師や保健師たち10名。みんな大柄。

今週末から伊江島に渡って地区踏査を行う日程になっている。
昨年も企んだことだが、せっかく地域住民の生活を見るのだから
そのどこに問題点が見え隠れするかを、写真で説明してもらおうと
考えたのが、このフォトボイス手法。昨年は探せなかったが、
web上にPHOTOVOICEを解説したサイトがある。

本来は、Wangらによって提唱された参加型アクションリサーチアプローチ。
沖縄県立看護大学の岡村先生によると

住民が一定のテーマで写真を撮影し、その写真に「ボイス」をつけ、
グループ討議することによって課題を共有化し、解決方法を住民自らが
発見するもの
と定義している。

この場合の「住民」とは、普段なかなか政策決定に関与できない立場の
女性や老人、子どもなどが対象。写真を用いた grassroots approachと言える。
ゴールが3つ示されていて

  • 住民が問題を記録してコミュニティの強化に反映できる
  • 重要項目について写真やグループ討議を通して対話ができる
  • そしてそのことが政策決定者にも届くこと

“What experts think is important may not match what people at the grassroots think is important.”(専門家が重要と考えることと草の根的大衆が重要と考えることはミスマッチがある)

というのが前提になっている。

専門家はしばしばデータやエビデンスを重視して問題点を明らかに
するけれど、地域に住んでいる人の要望と離れている場合が多い。
両者がお互いの考えを理解したうえで議論を進めることが必要だ。

この手法の短所は現像代がかかること。写真をデジカメや携帯で
撮って、それにコメントを書き込んで、パワーポイントなどで発表する
というのが今後の主流になると思われる。詳細はwebsiteを照会のこと。

伊江島から帰ってくる月曜の午後に保健所で発表会を開きますので
そのあとレポートします。

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