« ダイエット 1年続けば 勝ち組に | Main | ノロはノロでも »

2005.01.09

ノロなの?ロタなの?(感染性胃腸炎)

年末から最近にかけて、感染性胃腸炎に関するニュースが多い。 当サイトのニュースソースとして、大変お世話になっている

ICD日記:飛耳長目
でも連日のように記事が紹介されています。 北部福祉保健所管内でも問い合わせが増えつつあるので要注意の状況。

感染性胃腸炎の主役といえば、ロタウイルスとノロウイルス。 現在広島で問題になっている特養施設での集団感染事例の原因も どちらかとされています(yomiuri on line 2005/01/08)。 この件に関しては感染研実地疫学専門チームも出動しそうな感じだ。

この冬(2004-2005)の発生に関しても、感染症サーベイランスによれば ノロが63件、ロタが3件(IDWR2004年50週16ページ) これを見ると集団感染なら、ノロなのかなという気もするが。

これもいつもお世話になっている横浜市衛研のノロのページでは 感染経路に関する(海外の)情報が掲載されている。

  • 大型リゾートホテルの飲用水の水源タンクに下水が流れ込んだ(448)
  • プールを介して(53)
  • 無症状の調理人が子どものオムツを扱った後に調理し、その料理を食べた大学生が発症(125)
  • イタリアの保養所に公共水道から水を引き込むパイプに破損(344)
  • ホテルのレストランで一人の患者の吐物から飛沫感染
( )内の数字は感染者の数。その多さが感染力の強さを物語っている。
血液型がO型の人たちがノーウォークウイルスに感染しやすいとする研究(参考文献14)があります。
とのこと。

一方、ロタウイルスは白色便を呈する乳児嘔吐下痢症と称せられるように 子どもの病気というイメージが強いが、それより上の年齢での報告も当然ある。 (佐賀県衛研

今後、地域での流行状況を把握する必要がある。 現在のところ、感染性胃腸炎は感染症法の第5類で定点医療機関(小児科) からの報告が主。ノロは食中毒からの報告も把握できるが。 定点以外の医療機関や学校などからの情報も把握せねばなりませんね。

この流行が終わる頃に、インフルエンザが流行るんだろうなぁという予測。

|

« ダイエット 1年続けば 勝ち組に | Main | ノロはノロでも »

Comments

自己レスです。血液型に関しては最近何かと
物議を醸し出しているので本文中には文献
だけ紹介しました。

藤田紘一郎「空飛ぶ寄生虫」(講談社文庫)には
*熱帯熱マラリアの媒介をするハマダラカはO型が好き
*O型の人は梅毒に抵抗力あり
*AB型は梅毒にかかりやすい
*B型の人には結核菌が侵入しやすい
*AB型はフィラリアには強い
*O型はコレラには弱い等
諸説入り乱れ?、眉毛が唾だらけになりそうな部分があります。

Posted by: titokazu(AB) | 2005.01.09 at 11:22 AM

ご無沙汰しています。福山の事件は、発生当日に取材に参加しました。ところで、ノロウイルスでこんなにも死亡者が出るだろうか?という疑問がありますね。特に福山のケース。1週間に入所者70人のうち7人死亡というのは、いくら寝たきりの高齢者が多いとはいえ、ちょっと多すぎるのでは?ウイルス感染に加えていつくかの要因があったような気がするのですがどう思われますか?
※事情がweblogの更新が止まっています(汗)

Posted by: writer-k | 2005.01.12 at 10:51 AM

writer-Kさん、こんにちは。

ご指摘の通り、ノロへの感染はあくまでも
引き金であって、これによって一気に体調を
崩してしまったと思われます。でも詳細は
聞こえてこないので、他の要因については
よくわかりませんね。

これが病院内の感染であれば、セラチア菌の
ような敗血症パターンも考えられるんですが...

調査委員会の動向を見守りましょう。
(取材頑張ってください)

今年もよろしくお願いします。
お忙しそうですが、ご自愛下さい
(特に感染症関係)。

Posted by: titokazu | 2005.01.13 at 05:52 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10513/2515645

Listed below are links to weblogs that reference ノロなの?ロタなの?(感染性胃腸炎):

« ダイエット 1年続けば 勝ち組に | Main | ノロはノロでも »