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2005.03.14

エイズ即日検査実施しています

琉球新報に小さく載ったニュース。 HIV即日検査を来月から実施 県内各保健所

県内の各保健所は4月から、エイズウイルス(HIV)即日検査を導入する。  これまで血液検査の結果が判明するまで1、2週間かかったが、 即日検査では1、2時間で結果が分かる。中部保健所は2日から、 毎週水曜日に試行実施する(要予約)。  中部以外の保健所は予約の必要はない。4月から、北部が毎週木曜日 中央が毎週水曜日、南部は毎週月曜日、宮古が月―金曜日 八重山は毎週火曜日に検査を行う。
(各保健所の連絡先・電話番号はこちらをご参照ください) 見出しでは来月から実施となっていますが、3月からすでに試行中。 目的は検査を受けやすい環境整備→早期発見治療へ。当然無料・匿名可。

これまでは、ただでさえ訪れるのが大変な保健所に検査、結果返しの 2度行かなければならなかったのが、即日検査では約1時間弱の 待ち時間で結果が返せるようになり、この待ち時間を所内の部屋で 過ごせば、ワンストップ外来が可能になる。

即日検査の有用性と課題については、先行して行った保健所で 検査数が5.3倍、擬陽性が9倍にもというmedical tribuneの記事を見つけた。 (「擬」ではなく「偽」だと思うんだけど) 検査数も増えるけれど、偽陽性も増加したという内容である。 また神奈川では受検者の8割がインターネットでの情報を参考に 検査施設を訪れたらしい。 (「HIV検査・相談マップ」by神奈川県衛生環境研究所長今井班)

今回も保健所での検査はスクリーニング検査なので、確認検査は従来通り 沖縄県衛生環境研究所で行う。 (これはやはり1~2週間かかる)。即日検査ガイドラインの中の「留意点」にもあるように

  • 受検者の立って配慮した対応が必要
  • 受検者は感染不安の要因(性的指向に関すること等)を話すことを躊躇している (待ち時間を利用してあれこれ事情聴取するなどもってのほかということ?)
  • スクリーニング検査で陽性となった場合の告知には、次のことを説明する
    • 結果の意味に関する十分な説明
    • 確認検査の結果を聞くことの大切さ
    • 確認検査の結果が出るまでに利用できる相談機関の紹介
    • 確認検査で陽性となった場合の医療機関への紹介
  • これらを怠ると結果的に早期治療の機会を失うことになる
という心構えが必要だ。

ちなみに、このガイドラインの執筆者である中瀬先生の岡山市保健所では クラミジア等の検査も保健所で実施している。 保健所における性感染症検査の導入による効果-岡山市(IDSRより)

HIV検査に併せた性感染症検査の導入により、 若年女性の利用者が増え、感染リスクの高い利用者も増加したと考えられる。 また、 これら利用者の性感染症早期発見と、 今後の感染予防に役立つ 技術/知識を得る機会を提供できた。
先進保健所。

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