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2005.04.22

バリバリイカ伝説

伝説というのは大げさと思うかもしれないが、この業界では知る人ぞ知る有名な話。

何の業界かというと食中毒、いや食品衛生に関わる仕事で、伝説の主人公は

バリバリイカという乾燥イカ製品。

むかし、一銭まちやーグヮーでお世話になった人も多いはず。

この伝説は1999年の話で最終的には全国46都道府県で1600名を越す患者が出た。

原因はサルモネラ・オラニエンブルグという菌による食中毒。

これだけ多くの患者が出れば一大集団発生という感じもするが、ちょっと違う。

発端は関東地方のある子ども会でお菓子を配った後に起こった食中毒。

患者とその食べた(喫食した)お菓子からこの菌が見つかり製造元が判明。

厚生省が全国に呼びかけたところ、患者数が徐々に増加。

最終的には1634名(死者ゼロ)、沖縄県からも2名の推定患者が報告されている。

製造工程でイカを乾燥させた場所が不衛生だったため、そこでの汚染が原因と断定。

国が回収命令を出すも

イカ乾製品は、多数の小分け業者に出荷され、更に多数の卸業者が介在し、
21品目もの商品名が付けられ、複雑な流通経路を経て、全国の小売店で販売された。


という状態のため(しかも文房具屋などで売られたりしていた)、回収に手間取った。

商品名が20を越す?なんて信じられないと思うかもしれないが
バリバリいか・お好みちんみ・おやつちんみ・元祖おやつちんみ・元祖東京おやつちんみ
大江戸おやつちんみ ・いかすぜ いかジャーキー・するめジャーキーカット ・
お好みIKAソーメン ・健康かむちゃんするめそうめん・ するめジャーキー ・
するめそーめん(Uスルメソーメン)・ するめそーめん・味彩紀行するめソーメン
本造りするめそーめん・ 漁火するめソーメン・するめそーめん ・
いかのごますり(おやつちんみ)するめソーメン いかすぜー剣先イカ(ガーリック入り)

という名前で全国に広がっていた。

もはや食中毒は、広域散発発生も当たり前の時代。

原因菌の同定、原因ルートや汚染の原因なども、多機関が協力して行う必要があり、

高い技術や手引き(マニュアル)も共有されている(はず)。

毎日何気なく食べている食事が安全であるということは健康を守る、いや生命を衛る

基本的な条件ですね。

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