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2005.05.31

タバコ対策フォーラム2005

平成17年度世界禁煙デー「タバコ対策フォーラム」の座長をしてきました。




テーマは「タバコ規制における医療・公衆衛生専門家の役割」

基調講演はライフスキル教育の第1人者西岡伸紀先生(JKYB研究会

  • ライフスキル教育の実践例を紹介
  • 先行因子として獲得すべき知識の中には、
    社会的対策が効果があるということを知ることも含まれる
    と教えてくれた
  • ロールプレイでは子どもに「誘い役」を熱心にさせない方がいいともおっしゃった

フォーラムの報告者は4人。県内の医療・公衆衛生専門家として選出された。

沖縄県薬剤師会の我喜屋美香先生

  • 小学校での喫煙防止教育を積極的に展開している
  • 学校における敷地内禁煙についての県の現状も紹介
  • 今後は禁煙指導者養成と薬局での禁煙支援に取り組む
  • 「喫煙者にとっては病院より薬局の方が敷居が低い」に納得

沖縄県看護協会の牧内忍先生

  • きっかけは2001年日本看護協会のたばこに関する実態調査
    女性看護職の喫煙率は各年齢層において一般女性の喫煙率より高い

  • 健康おきなわ看護2010を策定して取り組みを開始(ウォーキング大会等)
  • 今後は施設の禁煙・分煙を推進するため、表示を徹底するよう働きかける

沖縄県歯科医師会の金城賢治先生

  • 県歯科医師会館の全面禁煙、禁煙推進ポスター作成に取り組み
  • 本日(平成17年5月31日)禁煙宣言をする!
  • 正式調査ではないが会員(男性)の喫煙率は25%程度である
  • 今後は歯科診療所における禁煙指導(介入)を積極的に行いたい

最後は沖縄県医師会の大山朝賢先生

  • 医療従事者に対しての禁煙パッチ支援を具体化したい
  • 医療従事者別調査では、診療放射線技師、理学療法士等が高喫煙グループ
  • 県医師会として禁煙宣言を行った
  • 今後は学校敷地内禁煙、国際通り路上喫煙、タクシー業界への禁煙等を検討



まとめ

たばこ対策は2本柱。すなわち

  • 個人が資質を高めるための健康教育、指導などのアプローチ
  • 社会環境の整備

この2つが同時並行で進められなければならない
e1

健康おきなわ2010のパンフレットに掲載されている図でいえば

個人技術の向上に向けた矢印(すなわちエンパワメント)と
健康を支援する環境づくりの勾配を緩やかにする矢印

今日の話はその両方に関わる話であった。

キーワードはインパクト

子どもたちへの教育も知識一辺倒ではなく、ライフスキルのような体験的・実感的なインパクトある教育が用いられる(組み合わされる)べきだろうし、公衆衛生専門家が自ら率先して行う社会環境の整備は、住民や患者にとってインパクトの強いものとなる。そのことを専門家は自覚して模範とされる存在として活動することが大切です。

ダービー見て思いついたキーワードとは言えなかった...

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