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2005.05.29

医療情報改革(DPC)

沖縄県公務員医師会という親睦団体の講演会でDPCの話を聞いた。

Diagnosis Procedure Combinationの略でわが国独自の

診断学分類
である。

DPCによる包括支払い方式が始まるということで医療費削減のための

ツールかと思いきや、講師の松田教授はそれを否定した。

ではDPCとは何か。週刊医学界新聞に連載された記事によると

医療の質に関しては,相対的な評価がその中心となります。
そして,相対的な評価をするためには比較のための共通のベースが必要であり,
それが診断群分類であるというのが筆者の考えです。

わが国においてもDPCという標準的な単位が導入されたことで,
平均在院日数や手術前日数,あるいは死亡退院率などの臨床の質に関する指標や,
医療経営の状況に関する施設間の比較が,より高い精度を持って可能になります。
そして,このような施設間比較,すなわちベンチマーキングを通して,
医療における臨床および経営の両面における質の改善を図っていこうというのが,
DPC導入の最も重要な目的なのです。

病気で手術をした時に、A病院では手術まで2日なのにB病院では1週間もかかる。

在院日数も違っているとか死亡率も差があるねぇとかいう情報が入手可能に!

患者はこういう情報を元に病院を選択する。

病院側にはその情報について説明する責任が生じてくる。

すでにレセプトコンピュータへの導入も始まっており、近い将来民間医療機関に

広がることも期待できそうだ。DPCが導入されない病院は公開できる情報がない

ということになり、患者に診療情報を提供しない病院とみなされるだろう。

病院間の診療情報を比較することで医療圏域や県立病院の担うべき機能も

明らかにされるであろう。というわけでまずは公立病院から導入して欲しいものだ。

住民が

胃がんだったらこっちの病院の方が死亡率低いみたいよ
などと

言いながら病院を選ぶという時代が間もなく来る!(のか)

これは医療情報改革というよりも革命かもしれない。

参考図書があります「基礎から読み解くDPC」(医学書院)

アクセス70000突破!記念に乾杯(朝なのに...)

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