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2005.07.13

空飛ぶ救急車

民間ヘリで患者搬送/県内初
本島周辺離島2時間内に/陸自・海保を補完(沖縄タイムス7月12日
いろいろな可能性を感じさせる記事。

浦添総合病院(新里誠一郎院長)は今月、民間のヘリコプターを活用した患者搬送システム
「U―PITS」をスタートする。
移動に長時間かかる本島周辺離島の患者を要請から約二時間で同院まで運ぶシステム。 県内では現在、自衛隊や海上保安庁が「災害時救急」として離島からの急患搬送を行っているが、 民間ヘリによる患者搬送は初めて。

離島診療所勤務をする医師にとって、ヘリによる救患搬送はまさに「空飛ぶ救急車」で
大切な搬送手段であった。でも要請してからヘリが島に降りて来るまで1時間以上かかった。
座間味診療所時代に書いたレポートには、搬送患者の緊急度という分類を引用していた。
緊急度1
緊急処置をしなければ、生命に危険を生じる場合
緊急度2
生命に直接危険はないが、緊急処置をしなければ身体に障害を生じる場合
緊急度3
生命、身体のため緊急の処置は必要としないが、高度医療を必要とする場合

さて、この空飛ぶ救急車の活用の可能性だが、

 診療所医師からの搬送要請を受け、那覇空港で待機中のヘリと同病院の医師や看護師が ヘリポートで合流。離島から患者を搬送、同病院へ運ぶ。同病院―ヘリポート間は約五分で、 要請を受けて二時間以内に病院に搬送するという。  ヘリは内部を担架ごと乗せられるよう改修。全国で行われている「ドクターヘリ」のように、 機内で高度な医療行為はできないが、妊婦や骨折したお年寄りなど、救急ではない場合 にも対応、救急車代わりにヘリの利便性を活用していく。

有料、夜間搬送は行わないなどの制約はあり、あくまで自衛隊や海上保安庁による
現在の搬送システムを補完するものではあるが、有効に活用されることを期待したい。

南部徳洲会救急・高気圧治療部の小浜正博先生の随筆には
フライングドクターとドクターヘリの違い、米軍基地からのヘリ搬送の経験(迅速!)など
今回の記事に関連する興味深い内容が掲載されている。ご一読を。

今回、浦添総合病院が取得した(「県内では県立中部病院に次いで2番目の」とされている)
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