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2005.09.03

医療改革に関する政権公約

今日(9月3日)の朝日新聞より

医療改革論戦低調


今回の衆議院選挙での医療制度改革に関するマニフェストを挙
げ、「医療費抑制の具体策に踏み込んだところはない」とバッサリ

高齢化で膨張する医療費は抑制できるのか。

患者の負担増は避けられないのか。論戦は一向に深まらない。
と書いている。

以下がマニフェスト。( )内は記事中コメント。
自民党
医療制度改革を断行。新たな高齢者医療
制度の創設などについて、年内に改革案をまとめ、次期通常国会に
法案を提出

(03年3月に閣議決定した医療制度改革の基本方針をなぞった
もので新しい内容ではない。既定路線)

公明党

「治療中心」から「予防重視」に転換。新たな高齢者の医療制
度創設、保険者の再編統合、診療報酬体系の見直し

民主党

透明で、独立性の高い、新たな高齢者医療制度の創設を含む医
療制度改革、カルテ開示を義務付ける法案を次期通常国会に提出。

(抑制策や負担増については触れていない)

共産党

高齢者の保険料や窓口負担の引き上げなど医療負担増に反対。
医療の安全が確保できるよう診療報酬を確保する

(直接の財源に触れていない)

社民党

サラリーマンの自己負担を3割から2割に戻す。新たな負担増
を求めるような高齢者医療制度の改悪に反対。

(直接の財源に触れていない)

国民新党

年金・福祉政策と確立し、すべての国民を幸せにする真の改革
を行う

新党日本

小児医療の完全窓口無料化の実現を進める

これに対する厚生省幹部の一言が

「本当は医療も、国民が選択する問題だ。」
「でもそれが出てこない。そこまで政党が成熟していないというこ
とでしょうか」

医療費をどのように抑制するのかが経済界からの宿題をつきつ
けられているのに、具体案を議論できないというのは残念賞。

何もしないと総額を最初から決めて、その範囲で医療サービス
を行うというイギリス式になったりして。

そうすると治療のためのwaiting listもできてしまう(保育園
への待機じゃなく、治療の順番待ちだそうだ)

そのイギリスへ保健医療制度のための研修へ行ってきます。

帰国するのは選挙の結果が出た次の日。

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