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2005.11.30

島発ち(しまだち)する君へ(その1)

伊平屋島に行ってきました。
役場職員へ健康づくり講話(伊平屋村の健康が危ない?!)を行った
後、有志が残って

「子どもたちの島発ちを考える」仲間たちの集い


を行いました。

「島発ち」というのは、離島の子どもたちは小中学校を島の学校で
過ごした後、高校へ進学する際に、島にいる親元を離れて暮らさな
いといけません。そのことを伊平屋では「島発ち(しまだち)」と
呼んでいるそうです。

これは伊平屋に限らず、多くの離島で経験すること。15歳前後の子
どもたちが沖縄本島で新たに生活を始める。親も一緒についていく
のはまれで、多くは兄弟や親類を訪ねたりアパートを借りたり寮に
入ったりする。でも親と離れて都会の「荒波」の中で暮らさないと
ならない状況は同じ。

その「島発ち」する子どもたちが身につけていて欲しいことをみん
なで考えて、メッセージとして子どもたちに送ろうというのがこの
会のきっかけでした。もちろんメッセージを送るだけではなく、子
どもたちが身につけるためには誰がどう関わったら良いかもまとめ
るつもりです。昨日はその準備会議のような位置づけでした。

まず、WIFY(What is important for you)の手法を使って、島発ち
する若者にとって身につけておくべき大切なことというテーマで、
参加者全員がカードに書きこみ皆の前で発表しました。

実際に子どもたちを本島に送りだした親も入れば、島発ちして学校
を卒業してまた島に戻ってきた青年もいて、リアリティのある意見
が多く聞かれました。

意見は大きく3つに分類し、それぞれ自分が興味あるグループに座
って意見交換をしてもらいました。グループごとに「メッセージ」
を考えてもらいました。

  1. 夢に向かって進むことができる人になって欲しい
  2. 健康管理ができる人になって欲しい
  3. 人との関わりを持ちながら、自分の気持ちをしっかり伝えるこ とができる人になって欲しい

第1グループでは夢や目標を持って、計画的にそして好奇心を持っ
て積極的に実行していく力を養って欲しいという意見が出ました。
そのためには大人自身も自分の目標を持つことや、子どものよいと
ころを誉めたりする場面を増やすなどが必要であるという対策につ
ながりました。

第2グループでは、食生活や運動習慣などを身につけ、そしてきれ
いな歯を持って島から送りだしたいという意見が印象的でした。そ
のための対策は乳幼児期から始まっているんだよねということも確
認されました。

第3グループは、礼儀正しく、人とのコミュニケーションを持ち、
よい友達を作って欲しいという意見が出ました。そのためにはあい
さつをする(大人ももちろん)、感謝の気持ちを忘れないなどが基
本になるという意見もあったようです。

各グループが目標とそれを達成するために必要な関わりをイメージ
することができました。今後はこの仲間の輪を島民に徐々に広げて、
みんなで島発ちする子どもたちを支える環境を作ろうという方向に
進むようです。地道な取り組みですが大切な視点だと思います。

その2はいずれ報告します。

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