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2006.01.15

奇策?!電車を止めて感染予防

「奇策?!」というタイトルをつけられた読売新聞のニュース

奇策!?新型インフルエンザ、電車止めれば感染減

でも奇策ではない。
東京都が策定した新型インフルエンザ行動計画(概要版PDF版)によれば
新型インフルエンザが国内で大規模に発生した場合

(7) 社会活動等の制限

ア 公共交通機関の運行縮小

人の移動や集合に伴う感染の機会を減少させるため、区間と期間を限定して、
公共交通機関の運行縮小を事業者に要請する。
運行縮小が実施されている間、ライフラインや医療機関等の事業者は、
要員の輸送手段を確保することに努めるよう要請する。

という記載がある。
こういう事態になったときのために通信手段の確保も記載。
また、公共交通機関の運行縮小等により、自宅待機者が増加すると同時に、
保健医療に従事する職員の予防活動も制限されることから、保健所等は
電話等の通信手段を利用した相談、指導の徹底を図る。

ファックス、携帯、メール、インターネットなどももちろん有用な手段になるだろう。

ちなみに東京都の計画はインフルエンザ流行ステージを
  • 発生前期
  • 海外発生期
  • 国内発生期
  • 都内発生前期
  • 都内発生後期
  • 大規模流行期
  • 流行終息期

と分けていて、わかりやすい。

多くの都道府県が国のマニュアル(厚生労働省新型インフルエンザ対策行動計画
のフェーズ(3A,3B,4A,4B...)を焼き直ししているのに比べるなか、ユニークな計画。

もちろん国もWHOの計画(global influenza preparedness plan)を踏襲しているが、それは
感染症対策、特にアウトブレイク対策では
国によって、県によって方針が違って足並みが揃わない
ということが命取りになりかねないから

だと思われます。だから「ユニーク」と言っても
揃えるべきポイントは揃っているかのチェック
が必要ね。沖縄県も。

当たり前ですが、この分野に地方分権の考え方はなじまない。

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