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2006.03.28

セーフティ(安全の)プロモーション(推進)

アイススケート場でケガをして病院に運び込まれてくる人に対して
整形外科のドクターは「はやりやまい」と表現していた。

確かに荒川五輪以後、ここ南国沖縄でもアイススケート場は賑わっている。
(沖縄タイムスの1ヶ月前の記事ですが...)

今季の週末は平年より約五割増。多い日で約千二百人以上が利用し、
小学生の家族連れが多いという

ただ街で見かける外国人親子のローラーブレード姿と違って、日本では
(いや、もしかして沖縄だけ?)ほぼ無防備で滑ることが多いため、
転倒した際には直接硬い氷に叩きつけられることになってしまう(アガガガガ)

保健所の仕事はヘルス(健康の)プロモーション(推進)
主力となる武器は、個人への健康教育と環境整備
今日のテーマはセーフティ(安全の)プロモーション(推進)
主力武器は、やはり個人への健康教育(啓発)と環境整備(規制を含む)

例えばアイススケート場では

プロテクターをしないと転んだときに大ケガするよ!

という啓発の貼り紙でもして、かつ施設としても一定の防具着用を義務付ける
という規制をすれば、こういう類の事故は防げるだろう。

例えばこれから歓送迎会で賑わう居酒屋では

毎年必ず一気飲みで病院送りになる若者がいる!

という啓発の貼り紙を行い、「当店では一気飲み禁止です」ということを
店主が決める(するじなぁみたいに)とかすれば、急性アル中も予防できる(はず)。
酔って冷静な判断ができなくなっている人を説得するほど困難なものはないが、
黙して座視するよりは意見を言うべきだろう。

もちろん、バイクのヘルメットとか、自動車のシートベルトとか、安全が脅かされる
ことが明らかな場合は「違法行為」として法的が規制が必要。
でも、世の中には法律で決まっていないけれども、結構危険な行為は多い。

安全の基本として

  • ニアミスデータを蓄積するしくみを作る
  • その際には個人のエラーをシステムのエラーに転換して対策を講ずる
  • だからしくみを考える人たちがそのデータから改善策を検討する
  • なぜなら最も注意深い人のためのシステムは、そうでない多くの人には無意味
  • フールプルーフ(人間は過ちを犯しやすい存在という認識でシステムを設計する)
  • フェイルセーフ(誰かが過ちを犯したとしてもそれを二重、三重にカバーするしくみ)

医療安全も同じ理屈ですよね。だからスケート場でもやりましょう。

ヘルスの概念とセーフティは重なるが、いずれにしても専門家だけではなく
いろんな分野の人といっしょに議論して進めるものです。

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2006.03.24

【速報】驚きの方針転換「麻疹風疹の単独ワクチン接種も公費負担で」

朝、作業をしながら横目で見ていたNHKニュースに驚かされた。

厚労省、思い切った方針転換ですね。
単独でのワクチン接種 公認へ
記事もそのまま引用させていただきます(速報ということで)

はしかと風しんの予防接種は、現在、7歳半までの間にそれぞれ1回ずつ接種することになっています。これについて厚生労働省は、1回の接種だけでは効果が十分でなく、別々に行う現在の方法では、片方のワクチンしか接種しない子どもが減らないとして、来月から制度を見直すことにしています。新しい制度では、はしかと風しんの2種類のワクチンを混ぜて同時に接種する「混合ワクチン」を使い、1歳のときと小学校に入る前の2回、接種するとしています。しかし、いずれかの病気にかかったことがある子どもなどについては、混合ワクチンを接種することの安全性が確認されていないとして、制度の対象から外されています。その結果、こうした子どもはみずから費用を負担して単独のワクチンを接種しなければならず、医療関係者などから批判が出ていました。こうした批判に応えて厚生労働省は、混合ワクチンを接種できない子どもについては単独でのワクチン接種を認め、費用も公費で負担する方針を固めたもので、来月からの新しい制度のスタート後、できるだけ早い時期に実施できるよう準備を急ぐことにしています。


「できるだけ早い時期」がいつになるんだろう
勇気ある決断ではありますが、朝礼暮改で現場は混乱します...
とにかく続報を待ちましょう
(6時現在、他のニュースサイトには記事なし→NHKのスクープ?)
3/25追記:産経新聞に関連記事発見
制度改正直前の見直しについて、厚労省の塚原太郎・結核感染症課長は
「制度改正によって対象外となる子供を救済する措置として、
なるべく早い時期に結論を出したい」と話している。
拍手

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結核の早期診断法

琉球新報に掲載されたこの記事
結核の早期発見に新技術 産学連携で実現
大学側の積極的アプローチとラボの協力により、沖縄県内で実現した。

従来のツベルクリン反応に比べて短期間でより正確な判定ができるのが
特徴で、感染の疑いのある人への無駄な治療薬の投与が防げるという


従来は結核の診断はツベルクリン反応を参考にしてきた。
しかし、乳幼児期に行われるBCG(二の腕のスタンプ注射)の影響を受けるため
多くの人はツ反が陽性に出ることが多い。
例えば結核患者との接触状況を調査するときに、ツ反が陽性になると
  • 患者さんからの感染を受けたのか
  • 以前のBCGの影響で陽性が出ているのか

判断に迷う(悩ましい結果)になることも多かったのも事実だ。

その点このQFT(クォンティフェロン)は
  1. ツベルクリン反応に比べBCG接種の影響を受けない
  2. 反応を数値で測定できる
  3. 病院で再診することなく一度の採血で判断できる
  4. 翌日に結果がわかる

などの利点がある(確かにあると思う)。

今後はデータを蓄積して、もっと適応範囲が広がることを期待したい
そのためにも積極的に利用していくべきでしょう(せっかく沖縄にあるんだからね)

関連サイト

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2006.03.20

「医者の衆」in 小浜島

明日多分日本一年早い海開きが行われる小浜島(安栄○号からの写真)
水や風はまだ冷たいけど、子どもたちが海に走りこむ姿は春を待つ沖縄のお約束シーンになっている。
総合司会はつちだきくおさんが努めるとのこと。
060320_1714001.jpg
参考(琉球新報3月22日の記事)

離島の診療所医師は

  • 孤独(誰にも相談できない)
  • 経験上の不安(一人しかいないことが多く全科対応を要求される、経験できる患者数が少ない)
  • 緊張(いつ患者が出るかわからない、ずっと拘束)

などマイナスイメージがあることは確かだ。
しかし逆に、そこで住民のひとりとして生活することで得るものは大きい

離島で経験できること
  • 家族や日常生活を考慮した診療
  • ファミリードクターとしての関わり
  • 診療記録も丁寧に蓄積すれば立派なデータベースに
  • その土地ならではの受診者の特徴が見えてくる

何よりも人と濃厚に関わる社会の中に身をおいて生活できるのは
(良きにつけ悪しきにつけ)その後の人生にとって貴重な経験となる。

小浜では医師を「医者の衆」(イシャノシュー)と呼んでいた
久しぶりにそう呼ばれてとても懐かしくなった。

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2006.03.17

報告書の季節2006年版

やはり去年も同じ時期は報告書で苦しんでいた。

報告書の季節(2005年3月11日の記事)

今年もまだ苦しんでいます(おかげで更新遅延)。
原点に返るわけではないが、出す目的から考えてみた。

災害弱者を守る事業に関する報告書のまとめ方(案)

報告書の活用方法を考えよう

作成する目的

  • 「地域のネットワークで災害弱者を守る」を現実に近づける
  • 地域で災害弱者への認識が高まる
  • 災害弱者の「備え」に資する

誰が使うか

  • 自治体防災担当者
  • 自治体保健及び福祉部局
  • 地域自治会のリーダーたち

どのように使うか

  • 災害弱者の掘り起こし
  • 災害(弱者)対策を話し合う際に(職場で、地域で)
  • 実際に災害が起きた時に活用できる

いつ使うか

  • 主には災害前(つまり平時)
  • 研修とか会議のときに
  • 災害時にも取り出して使えるようになれば上等
  • もちろん災害後のテキストとしても活用されると良い

どこで使う(どこに配るべき?)

  • 名護市と屋部公民館(モデルということで)
  • 名護市は防災担当と保健福祉担当(保健師?)
  • 市町村役場(防災担当and/or保健福祉担当)
  • 保健所、本庁、新潟県、厚生労働省も?

何書く?(構成も含めて)

  • マニュアルの構成と概要より
    • はじめに
    • ねらい
    • 災害弱者の定義とは
    • 地域のネットワークづくりについて
    • 普段からすべきこと
    • 災害直後にすべきこと
    • 避難後にすべきこと

  • (追加するとすれば)公民館で行うときの手順と資料
    • 今回使った資料の並べ替え
    • 関係者(役人とか専門職)の役割
    • 取り組みの過程(もろもろの特対資料など)
    • 研修会の模様も
    • ここで地区健康危機管理対策連絡会議も紹介
    • 連絡先一覧表も

  • 編集後記

こうやって議論しているうちに、報告書の目的に

災害に強く、弱者にやさしい地域づくり

というキャッチフレーズと
災害弱者を守る地域ネットワークづくりのための10のステップ

(近日リンク貼ります)が産み出されました。

考え方(太字)は他の報告書検討するときにも参考になるかなぁって。
去年よりはましになってるかなぁって書き残します。

来年もやんばるで頑張ります!(残留決定

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2006.03.14

本日のケーキ(ブラウニー)

ホワイトデーは小学校時代にはレモンタインデーと呼ばれていた。
2月16日にレモンケーキを配るというように記憶しているが、
それはローカルルールだったかもしれない。

今日のケーキのレシピ
ネタ本は別冊きょうの料理お菓子大成功!



チョコレートブラウニー


材料

  • 18×18cmの角型1台分=3020Kcal
  • 薄力粉50g
  • ベーキングパウダー小さじ1
  • 板チョコ(ビタータイプ)200g
  • 無塩バター100g
  • 卵2コ
  • グラニュー糖8g(本では70g)
  • 塩一つまみ
  • ラム酒大さじ1
  • くるみ80g
  • バター(型用)
  • 強力粉(型用)

行程

  1. 作る前には、くるみは約100度のオーブンで約15分間
    から焼きして粗く刻む(省略しました)、バターと卵は室温に戻す、
    型にバターをぬり、強力粉をふる、薄力粉とベーキングパウダーは
    合わせてふるう、オーブンは180度に温める。
  2. チョコレートは刻んでボウルに入れ、50〜60度の湯せんにかけ、
    ゴムべらで底から時々混ぜながら溶かす。バターを加え混ぜながら
    溶かしてチョコレートになじませる
  3. 別のボウルに卵を入れてときほぐし、グラニュー糖を加えて泡
    だて器で混ぜる。塩も入れて溶きサッと混ぜる。2を加え、泡だて
    器でなじませるように混ぜ、なめらかにする
  4. ラム酒を加えてひと混ぜし、薄力粉とベーキングパウダーを再
    びふるいながら加える。表面全体にふるようにするとむらなく混ざ

  5. すぐに泡だて器で粉っぽさがなくなるまで大きく混ぜる
  6. 泡だて器をゴムべらに変え、刻んだクルミを加えて混ぜる。準
    備した型に流し入れて表面をならし、残ったクルミとチョコ片をト
    ッピングし、180度のオーブンで約30分間焼く。型から外して網に
    のせ、冷ましてから四角形に切り分ける


早朝のケーキづくり、記念になりました...

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2006.03.13

「タバコのわな」

管内のN中学校からは、毎年この時期に1年生向けの喫煙防止教育の
依頼がある。今年も事前学習や意識調査、そして質問疑問集も印刷して
持ってきた。いつものように講演を行い、予定を大幅に超える質問を
浴びせられて帰ってきた(取り囲まれた)。

感想の中に

私は世界にはたくさんタバコのわなにかかってしまった人がいるんだなと思いました
というのがあった。親は吸うらしい。
私はタバコのせいで死にたくない。だから大人になっても吸わない。
私は絶対に「タバコのわな」にはかかりません。

みんな、タバコのわなにかからないように学習し続けてくれ
という願いをこめて、教材CDとカラー印刷資料を綴り進呈してきた。
その中の一部です。


N中学校1年生のみなさまへ



3月8日の講義の時にはたくさん質問してくれてありがとうございました。

その時の資料を差し上げます(質疑応答集つき)。

紙に印刷したものとCD-Rの両方があります。

勉強したい人はどんどん勉強して下さい。

勉強しない人もたばこだけは吸わない人になって下さい。

たばこをやめられなくて困っている人は相談して下さい。

皆さんの成長を見守っている大人のひとりとして、力になれればうれしいです。

〒905-0017 名護市大中2-13-1 北部福祉保健所健康推進課長 糸数公

電話52-5219 FAX53-2505 E-mail : itokazu@nifty.com

たばこに関する質疑応答集(の一部)
Q1.たばこはなぜ売られているのですか

A.たばこが売れると国や県や市町村に税金が入るため売られています。しかしたばこを吸って病気になる人への医療費を計算すると、収入よりも損失の方がはるかに多いこともわかっています。

Q2.日本ではどれくらいの人がたばこを吸っていますか

A.現在の喫煙率は男女合わせて29.2%です。吸う人は少数派で、吸わない人に対して遠慮する社会になってきています。

Q3.たばこはいつ頃どこからやってきたのですか

A.タバカムという植物が10万年前南アメリカで見つかったという説があります。その後アメリカ新大陸に渡り、コロンブスが大陸を発見した1492年にはすでに喫煙という形態ができあがっていたようです。

Q4.たばこを吸って何かいいことがありますか

A.ひとつもありません。たばこによって気分がリラックスしたり、集中したりするという人がいますが、リラックスや集中するための手段は他にもいっぱいあります。病気にもなりやすく、お金もかかり、ゴミも出す。いいこと一つもありませんね。

Q5.たばこをやめれば汚れた肺はきれいになるのですか

A.肺はフィルターの働きをしますので、長く吸っていればいるほど汚れもひどく病気にもなりやすくなります。早くやめてきれいな空気を肺に送れば、もとの肺にもどりますが、時間がかかりますので、早くやめることが大切です。

Q6.ニコチンが一回体内に入ると、どのくらいしたら全部消えるのですか

A.たばこを吸うとニコチンは約7秒で脳まで到達すると言われています。ニコチン依存の状態だと、体内から消えていこうとするときに心と身体の依存症状が出るため、次のたばこを吸うことになります。個人差はありますが、禁煙してニコチン依存から脱却するのに少なくとも2~3週間と思われます。

Q7.コチニンって何ですか

A.コチニンはニコチンが代謝され尿中に排泄される代謝産物の名称です。

Q8.たばこを食べるとどうなるんですか

A.たばこ1本食べると致死的になると言われていますが、まずくて食えません。赤ちゃんが誤って口に入れる例は後を絶ちませんが、すぐに吐き出してしまうのが普通です。でもどれだけ食べたかわからないので、病院に連れて行き鼻からチューブを入れて胃の中を洗浄する必要があります。もっとも危ないのは、空き缶を灰皿代わりに使ってその液体に溶けたニコチンを直接飲むことです(これは入院になることが多い)。



たばこのワナに気をつけよう。
次は親子で聞いてくれと伝えたい。

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2006.03.11

菌が10万!膀胱炎

膀胱炎というポピュラーな病気について

女性なら一度は経験する

と解説しているヘルスクリックの記事
主要症状については
  1. トイレに行く回数が増える
  2. 排尿後しみる
  3. 何度も何度もトイレへ
  4. トイレから出られない(残尿感のため)

治療は抗生物質。
日常生活では、飲水とおしっこをがまんしないことが基本です。
それと性行為などで尿道付近がマッサージされた後は
必ず水をコップ1杯飲んで排尿することが大切です。これも予防的行動。
膀胱炎=新婚病と呼ばれているとのこと。

さて、大腸菌がどのくらい増えると膀胱炎を発症するかについて
試験前にみんなで覚え方を考えた(答えは100,000個)。
菌が充満!膀胱炎

親父ギャグの道はこの頃から歩み始めていたかもしれない。

駄文や意味不明の資料なども含めて、約3年2ヶ月余公衆衛生系ブログを
書き続けてきましたが、ついにカウンター10万台に突入です。
いつも読んでくれてありがとう。

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2006.03.08

住民説明会の持ち方(案)

(養鶏場で)鶏のインフルエンザが発生したときの対応マニュアル(作業中)



7.周辺住民に対する説明会の開催(メンタルヘルスケアを含む)


想定される状況

  1. 病鶏が発生すると感染拡大を防ぐために、制限区域内からの移動禁止や消毒のための道路通行規制などの措置が行われる。これらは養鶏場の周辺住民や関係施設の日常生活に少なからず影響を及ぼす。
  2. 周辺住民に情報が正しく伝わらないと、不安が増大し混乱を来したり、風評被害が生じる恐れがある。また養鶏場関係者は大きな悩みを抱えたまま、危機的状況に対応しなければならない事態に陥る。

活動の目的

  1. 正しい情報を伝え、周辺住民の不安を解消し、感染拡大防止のための適切な行動がとれるようになることを目的に説明会を開く。
  2. 地域の養鶏関係者が、防疫対応と感染拡大防止のための検査等の必要性を理解し、協力を得ることができるように説明会を開催する。
  3. また、住民から健康に関する相談を受ける立場にある人が的確に対応するための知識を習得することを目的とした研修会を開催する
  4. 保健所等では、健康や生活に不安を抱える住民、養鶏場関係者に対し相談窓口を設置し対応することで、不安を軽減することを目指す。
  5. 特に養鶏場関係者については、こころの健康状態をチェックし、適切なメンタルヘルスケアが行われることが必要である。



各目的に合った対策(研修会とか説明会とか相談窓口)を検討して、
資料も耳を揃えて提出という宿題。

分担して作業を行うと、当然自分のところが世界の中心になるが、
例えばメンタルヘルスケアも、健康調査で訪問する「疫学班」との
連携が必須。だって対象は同じ人だからね。

そういう連携のあり方も議論していきたいですね(金曜日には)

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2006.03.07

リフレッシュできている母親の割合はどうか?

米軍放送を見ていたら、

日本では30歳まで「子どもなし」半数

というニュースをテロップで報じていた。

結婚や出産により「失うもの」「得るもの」を秤にかけて
どっちが多いと考えてるわけではないだろうけれど、
子どもが欲しくても授かれず、悩んでいる人がいるということは
みんなで共有して欲しい物です。

さて、そんな中、子育て中の母親に対する支援は充実しつつ
あるのでしょうか?健やか親子2010の指標整理作業に
追われている。その下書きの下書き。

指標3-5 リフレッシュする時間がある母親の割合

①指標についての評価
次世代育成行動計画策定のために市町村で行われた調査結果によれば「自分のために使える時間がある」と回答した母親の割合は、8.3%~55.1%(調査を行った8市町村の平均は27.3%)という状況で、改善の余地があると言えるだろう。ただしベースラインデータがないため、比較は困難である。
②評価の背景
母親の子育てへのストレスが増大することが虐待の芽となるという認識が広がり、一時保育や預かり時間の延長など保育制度が利用しやすいように整備されている。また託児付きのイベントも以前よりは多く開催されている印象があり、そのような場を通じてのリフレッシュは可能になりつつある。
③ ②の取り組みが改善につながった根拠
託児つきのイベントや店舗、一時保育の拡充などのデータの推移を見る必要がある。 ただし、このような制度が親子の成長にとって必要かどうかの議論も同時になされるべきである。

④中間評価後、5年間推進していきたい取り組み

 リフレッシュが育児を肯定的にとらえることにつながるという意味では、今後も保育制度の充実(利用しやすさをさらに追求する)が必要。

関係機関に協力して欲しい事項

・多くの関係機関は、夜型社会に甘んじて親の都合で子どもを夜遅くまで連れ歩いたり、居酒屋に連れて行くことはしないようにという啓発をしなければならない

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2006.03.05

glucoseから記事を書く


先週金曜日に保健所・家畜保健衛生所連絡会議が行われた。

高病原性鳥インフルエンザが発生したときの対応についての打ち合わせ。

最終的には今年度中のマニュアル作成を目指す。その構成は

  • 待機所、健康管理室運営
  • 洗浄ポイント
  • 作業員待機所の運営
  • 鶏舎での作業手順
  • 養鶏場従事者及び作業員疫学調査、患者発生時の対応
  • 地域住民への説明会の持ち方、相談体制
  • 埋却、焼却処分と住民理解

となっており、洗浄ポイントと鶏舎作業手順以外は保健所分担。

過去に経験されて大分、山口、京都茨城などの資料を参考に作成する。


新型インフルエンザについては、

投稿型インフルエンザ情報サイト、専門家からも高評価

と紹介されていた Flu Wiki というサイトを登録。
この中で RSS Feed もされていることがわかり
前からよくわからなかったRSSについてサル学習し
調子に乗って、glucose なるRSSリーダーを無料取得(感謝!)
 
ここからブログ投稿も可能ということで、早速書いています。
 
これで情報収集&発信が効率的に進むことを期待します。

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2006.03.02

やんばる母と子の命を守る 11

第11回目レポート
2月28日に行われたやんばる母と子の命を守る勉強会のメモ。

テーマは(「ハイリスク妊娠そのものを防ぐ」という柱に関連して)

「望まない妊娠を防ぐには」

レポート
まず中学1年生に対して行われた性教育の様子を養護教諭から報告。
現状1:保健所主催の地域エイズ対策連絡協議会でデータを収集
  • 複数のパートナーとのセックスを容認する傾向
  • 男性は風俗店利用で心配など
現状2:生徒への調査から見えてくる現状
  • 性は恥ずかしい、いやらしいものと考える中学生
  • 性交についても容認派がいる(軽く考えている?)
現状3:生徒たちとの会話でも…
  • 好きだったらセックスしてもよい
  • 高校生の彼氏がセックスしても大丈夫と行っている
  • できたら中絶すればよいなど
  • 一方で、図書館の本で学習する生徒もいる
目標:自分のことを大切にする、性、生命を素晴らしいものととらえる 授業では科学的な理解とともに妊娠出産育児は責任を伴うものことを伝える
構成:
  • 保健所医師による講話
  • 受精卵から胎児人形を使って命のつながりを実感させる
  • 育児休暇を取ったお父さんがゲストティーチャー
  • 夫婦で育児をすることの大切さを伝える
生徒たちの反応はよかった
ディスカッション
命を守る、命を大切にするための健康教育が必要   
誰に、どのように伝えるか
基本的な考え方   
  • PTAや学校職員を含め、地域全体が共通理解を持つ必要がある   
  • あらゆる機会を利用して地道に取り組むという姿勢で
誰に伝えるか   
  1. 学校での教育(集団を対象にした健康教育)   
    • 多くの生徒の心に響くような教育を、体系的に   
    • 実感できる話を   
    • 体験に基づいた話を聞く   
    • 年齢の近いピア(仲間)的アプローチも有効   
    • 地域のネットワークを活用して教育する   
    • 一部の性行動の活発な生徒の影響を受けやすいので、その前に

      

  2. 学校での教育(性やアルコール、たばこなどの問題が重なる一部の生徒への個別支援)
    • お酒を飲んで行動がコントロールできなくなることが多い
        
    • 不登校などのため学校だけでは対象生徒にアプローチできない
        
    • 保健、医療、福祉などでの接点がある可能性が高いので、連携が必要
        
    • 親の愛情を十分受けていない場合などは、心に響くまでに時間がかかる
        
    • 今、急ぎの支援を必要としている子どもたち
      

  3. 学校を卒業してからも必要(親、大人、妊婦などへの教育)
      
    • 命の大切さを妊婦さんたちにも伝えたい(感受性強い時期)
        
    • 避妊やハイリスク妊娠についても正確な情報を伝えなければ
        
    • 集団へのアプローチが難しい世代だが、接点がないわけではない
        
      • 乳幼児健診に来る親
          
      • ジャスコやサンエーのベビーコーナー
          
      • 保育園父母会、PTAなど

どのように伝えるか
  

  • パンフレット?→読まないんじゃないの
      
  • いのちの教育シリーズを20年間実践している方もいる
      
  • 演劇でアピールするのも県民性に合っているのでは
      
  • HIV人権ネットワークも人権教育を演劇で行っている
      
  • 沖縄市母子保健推進会「ひまわり会」の思春期劇も好評
      
  • 演劇に関するNPOも増えている(同好会なども含め)

まとめ

  • ハイリスク妊娠を防ぐための健康教育は、学校現場とも連携して長期的な視点で取り組む必要がある。
  • しかし産院の現場では、短期的に支援が必要な人もたくさん受診しているはずなので、次回は是非そのことについて話し合いたい

その他

  • 県立北部病院に赴任すると言われている防衛医官については情報が少ない
      
  • どのくらいのキャリアの医師が、何人、いつから来るのかなど
      
  • 県の頭越しに話が進んでいる印象
      
  • ただし赴任したら中部病院や地元産院との連携は必須
      
  • もちろん院内の受入れ体制も進めなければならないが...

報告書の執筆

役割分担
  
提出期限は3月14日

次回の勉強会は3月28日(火)となります。

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