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2006.10.15

はしか接触者調査の実際

週末を迎えるたびに、これで終息か?という淡い期待と
また報告があるのねというdiscourageが交錯する。

マジブルーウィークエンド

昨日アドバイスを頂いたスーパーバイザーKN先生から
チバラギ麻疹のときはほとんど臨床診断ベースだったと
聞かされ、追跡調査ができることの重要性を教わった。


現在行なわれている接触者調査の流れを書き留めておく
  1. 医療機関から麻疹発生報告を受ける
  2. 発生届を本庁に送信し、全県にその情報が伝わる
  3. 咽頭拭い液などの検体をもらうため医療機関へ行く
  4. 患者、家族から情報収集を行なう
    • 家族構成
    • 予防接種歴や罹患歴の確認
    • 麻疹患者との接触歴、医療機関通院歴
    • 大まかな行動調査(潜伏期間内)
    • 症状の経過
    • 感染する可能性のある時期(カタル期のちょい前)からの接触者
    • 学校や保育園の状況

  5. これらの1次情報をもとに対策会議
  6. 接触者のリストを医療機関や学校、保育園、職場へ提出を求める
  7. リストの中から感受性者(罹ってもいない、接種もまだ)を抽出
  8. 曝露後3日以内であればワクチン接種、6日以内であればγグロブリン投与を検討
  9. 健康観察の方法と期間を決定する
  10. 特に感受性者を中心に健康観察、有症状時の受診方法を指導
  11. 観察期間が終了するまでモニターする

大雑把に書くとこういう流れ。
それぞれの項目について留意点や痛い経験などもあるが、
それは報告書にするときに。

接触者調査の目的は、
  1. PEP(曝露後ワクチンやγグロブリン)などで接触者からの発症を防ぐこと
  2. 接触者を発熱(カタル期)の段階で拾い上げ、さらなる感染拡大を防ぐ

があるがPEPについてはどちらかというと診断した医療機関で行なうのが効率的。
保健所に届出が来る頃にはその時期を過ぎていることが多いから。
だから2の早期拾い上げにエネルギーを注ぐべき。
これができないとさらに接触者が増えてしまいます。

言うは易しなんだけどね...

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