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2007.04.12

発熱外来(fever clinic)

新型インフルエンザに関する国のガイドラインが発表された。
今回はフェーズ4以降への対応が書かれてあり、全部で13個
その中から「発熱外来」に関する記述を探してみた。

目的は
発熱外来は、新型インフルエンザの患者とそれ以外の患者とを振り分けることで両者の接触を最小限にし、感染拡大の防止を図るとともに、新型インフルエンザの診療を効率化し混乱を最小限にすることを目的とする。
設置のタイミング
第二段階:当該都道府県内に新型インフルエンザ患者が発生し、入院勧告措置に基づいて感染症指定医療機関等で医療が行なわれる段階
注)今回の医療体制に関するガイドラインではフェーズ4以降、患者数の増加を指標として以下の5段階に分けて記述している。なお、この分け方は必ずしもWHOのパンデミックフェーズとは一致していない
  1. 第一段階 国外もしくは国内において新型インフルエンザ患者が発生したが、県内にはまだ患者が発生していない段階
  2. 第二段階 県内に新型インフルエンザ患者が発生し、入院勧告措置に基づいて感染症指定医療機関等で医療が行われる段階
  3. 第三段階 新型インフルエンザ患者が増加し、入院勧告措置が解除され、県内の全ての入院医療機関において新型インフルエンザに使用可能な病床を動員して対応する段階
  4. 第四段階 入院が必要な新型インフルエンザ患者数が膨大となり、医療機関内の既存の病床以外にも、新たに病床を増設することが必要となる段階
  5. 第五段階 新型インフルエンザの流行が終息傾向に入った段階
運営は?
  • 患者が30分以内で受診できるようにするなど、数多く設置
  • 発熱外来においては、受診した患者に対し問診や診察、投薬等を行う
  • 発熱外来の医療従事者等は、PPE装着等十分な感染対策を行う(「医療施設における感染対策ガイドライン」参照)
  • 都道府県等は、地域医師会等と連携し、数名の医療従事者がチーム体制を組む等して、発熱外来の診療を交代で担当するよう努める。
スタッフの感染対策
  • 外来トリアージ(建物外にテントなど設置。風通しをよくする)
  • マスクと眼の防護具(フェースシールドまたはゴーグル)
  • 疑わしい患者にはサージカルマスクを装着
  • 手袋・ガウンの着用
  • 手指衛生(流水石鹸手洗い、アルコール消毒)
具体的な設置方法
  • 感染症指定医療機関において専用外来を設置する(通常の患者と接触しないよう、入り口等を分ける)
  • 既存の診療所、地域健診センター等を転用する。
  • 医療機関の敷地内におけるプレハブ等を利用して運営する。
  • 公民館や体育館などの公共施設に医師等を派遣して運営する。
患者がどんどん増えたらどうする?
第3段階に突入すると法に基づく入院勧告の措置は中止されるため、発熱外来は新型インフルエンザの患者のうち、入院が必要か自宅療養が可能かの判断を行う
というわけで、ヒトモノカネの調整が必要になります。

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