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2007.07.13

夏のインフルエンザ(沖縄・3年連続3回目)

先週の沖縄タイムスで報じられたインフルエンザ流行の兆し

今夏、県の定点調査で注意報発令基準を超えたのは六月十八日―二十四日の週から。県は、七月二日―九日までの状況を見て患者増の傾向が続くようなら流行注意報を発令する考えだ。
Image82



ということで様子を見ていたが、やはり少しずつ報告数は増加し、
昨年、一昨年の流行のこともあるため、注意報発令の情報を
提供した
グラフは沖縄県感染症情報センター提供のもの。
グラフから明らかに15,16年とは流行するシーズンも遅くなり
夏場(といっても6月~7月にあたるが)に再び山がある。

今回の流行は

  • 春先からの流行が完全におさまったのではなく、ダラダラ引きずっている
  • 5-9歳の学童の割合が高い
  • 学級閉鎖も6月、7月と報告が多くなっている
  • ウイルスのタイプではA(H3)、A(H1)、Bそれぞれが検出
  • 南部ではずっと警報レベルを維持しているが、特にここだけ激しく流行しているわけではなさそう(宮古や石垣の学級でも流行)

などの特徴がある。

肝心の原因については、よく聞かれるが「原因不明」としか回答できない
のが事実である。でもいくつかの説はあることはある。
(昨日はテレビ局のディレクターにもしつこく聞かれた)Pf29741




  1. 沖縄は東南アジア(たとえばタイ)の流行パターンに近づいている(IASR沖縄県衛研論文
  2. 沖縄の医師がこれまで「夏風邪」で片づけていたものを迅速キット等できちんと診断するようになった
  3. 学校での流行が起こりやすい環境(集団行動、中体連、プール開始、冷房+乾燥等)が揃う時期。夏休みがはじまると流行は去っている。
  4. 南半球と北半球の移動が盛んになったため...
など諸説飛び交っている。
上の中では
地球温暖化に伴い感染パターンが東南アジア型に変わりつつあるという説に基づく1番がもっともそれらしい
。2は地域によって医師の診断方法がそこまで変わるとは思いにくいし、」3は冷房を備えている学校は全体の半分程度。クーラーない学校でも流行がある。
4は何で沖縄だけ?という疑問が残る。
もちろん上記のコンビネーションもありうると思う。

いずれにしても、流行が収束するように特に有症状者への
咳エチケット励行を呼びかけ、
流行にまぎれて新種ウイルスが含まれていないかなど
目を光らせておくことが必要だ。

Typ_4
そんなことより早くこの台風去らないかしらね。

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