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2007.08.28

深刻だよマジで。HIV/AIDS in 沖縄

News






写真はAC(公共広告機構)のエイズ検査啓発キャンペーン
GlayのTERUさんが登場しています。

ちゃんと検査しておいた方がいいですよね。
自分のためにも、大切な人のためにも。

(もしHIVに感染していても、あきらめることはありません。
早期治療が、エイズの発症を遅らせます。
あなたの生活を続けることも可能です。)
大切な人を守り続けるためにボクはここに来ました。

沖縄県内のHIV感染者/AIDS患者数は深刻な状況です。
過去最悪のペースで増加をつづけています。
琉球新報ホームページに掲載されたグラフ
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沖縄タイムスの新聞記事より
HIV届け出 上半期17人 過去最高 人口比全国2位 急拡大
沖縄タイムス8月23日

県内で病院や保健所に新規に届け出のあった
エイズ患者とHIV感染者数は二〇〇七年六月末現在、
過去最高の十七件となった。
半年間で前年一年間の十四件を上回る急激な伸び。

特に今年四―六月の三カ月間の届け出数は九人で
全国五位と多く、人口比では東京都に次いで全国二位だった。
県内でエイズ治療にあたる琉球大学医学部の健山正男准教授は
「届け出数は県内で検査・診断を受けた数のみ。
他府県で診断を受け県内で治療している患者も多く、
実際の患者数は三割以上増える。感染が急速に広がっている
可能性がある」とみて危機感を募らせている。

  • 予防のターゲットは、青少年+中年、そしてMSM
    • するなら着けようコンドーム
    • パートナーと受けようエイズ検査
  • 医療の課題は受け皿機関の整備
  • 社会の課題は「他人事意識」の解消

注目はエイズが慢性感染症として医師が届け出すべき疾患に
指定されるかどうか。この件についてはまだ議論中のようです。
参考→全国保健所長会ホームページ記事

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2007.08.25

午前3時症候群(うつ・自殺対策)

桜島

鹿児島に行ってきました。日帰りで。

テーマは「地域におけるうつ・自殺対策について」
でした(詳細後日レポート→下へ)

午前3時症候群も含めて参考になるのは
自殺予防総合対策センターの都道府県ごとの取り組み
(特に鹿児島県)の講演資料などです。

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2007.08.20

なかま・なかま・なぁかぁまぁ

先日大学の後輩に向けてこの歌を紹介したら、やはり
「?」という反応でした。「みんなのうた」と思っている同僚も
いました。歌が下手だったかもしれませんが...

小学校のときの道徳の時間に
テレビの扉を開けて(沖縄だけでしょうか)
みんなでこの歌を聴いて番組を視聴したのを思い出します。

こじつけっぽいですが、アクセス18万突破ありがとうございます。
ここに来る人はみんな何かの縁でつながっていることと思います。


歌詞(1番2番)

あいつをはじめて知ったとき 
じろりと睨んだだけだった
いやな感じとおもったけれど
話のわかる奴だった
けんかもしたさ仲間だもんな
なかま・なかま・なぁかぁまぁ

あいつがその朝来なかった
ぽつんと机があいていた
何だかやっぱり気になるんだよ
昨日のうちにごめんなと
言えばよかった仲間だもんな
なかま・なかま・なぁかぁまぁ

ナマカとか言わないように

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2007.08.14

糖尿病 通院する人しない人

神戸新聞ニュースより
糖尿病の受診に地域差3倍 兵庫は9位
糖尿病の受診や死亡に関する調査結果が公表された(らしい)

都道府県別の人口十万人当たりの糖尿病患者による一日の外来受診者が、二〇〇五年は最多の徳島が二百六十二人で、最少の沖縄の八十八人の三倍に上ることが十一日、厚生労働省の調査で分かった。

おぉー、沖縄県は全国最小ではないか。徳島の3分の1。
徳島は、糖尿病による死亡率も一九九三年から〇五年まで十三年連続で全国一位。県の担当者は「成人の肥満者の割合が全国平均より高いことや、一日当たりの歩行数も全国平均より千歩以上少ないことが関係している」と推測する。

ん?肥満が多いとか歩かないとか、どこかで聞いたことがあるなぁ。

年齢調整死亡率(平成17年)を見てみると


04023




04024





沖縄県は徳島県を抜いて男女とも死亡率第1位となっている。

この調査の担当者は

「受診者が少ない理由の分析はしていないが、決して糖尿病の患者自体が少ないとは認識していない」

沖縄県の結果について、かなり遠慮したコメントをしているが、
結局糖尿病患者は多いけど通院しない人も多いということだろう(徳島と対照的)。
きっと
いきない人工透析
となる患者も多いのではないでしょうか。


患者が受診に結びつかない要因の分析は必要だが、話の方向としては

  1. 病院のせい?(このくらいなら大丈夫だよという医師の一言)
  2. 保健指導のせい?(対象多すぎて追跡できていない→特定健診になれば解決?)
  3. 住民のせい?(健診受けっ放しで指導に従わない)
  4. 結局、ナンクルナイサのせい?(どうにかなるさ)

という議論をしても解決しない予感。
特に4を言っちゃぁ話が途端に止まってしまう。
誰かがみんなをつなげて議論をはじめ、それぞれができることを考えましょう。

ヒト(他人)のせいにしない公衆衛生
基本姿勢だと思います。

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2007.08.10

メタボキッズ

母子保健を担当する班からの回覧雑誌「月刊母子保健」(PDFで閲覧可能
今月号の特集は

子どもたちをメタボリックシンドロームから救え!

小児期のメタボが問題になる理由として
  1. 成人のメタボのかなりの部分が小児期の肥満ないしメタボから生じそれらは増加している
  2. メタボと考えられる例がすでに小児期においても認められる
  3. 若年者に置いてもすでに血管に病変が存在し徐々に進行することについてのエビデンスも確認された
  4. 生活習慣の確立は小児期にスタートする

沖縄県でも男性は20代からメタボが急増するという調査結果が
あったが、さらにさかのぼり学童期からマークするということね。
わが国における小児肥満(標準体重+20%以上)の頻度は
8~10%程度で昭和40年代と比べ3~4倍程度の大きな増加が見られる

やはり小児肥満は確実に増えているようだ。

肝心の診断基準について、厚労省の研究班がまとめている。
小児期メタボに診断基準

  1. 腹囲の増加(80センチ以上)
  2. 中性脂肪120mg/dl 以上ないしHDLコレステロール40mg/dl未満
  3. 収縮期血圧125mmHg以上ないし拡張期血圧70mmHg以上
  4. 空腹時血糖100mg/dl

以上の項目のうち1(腹囲)を必須とし2~4のうちの2つを含む場合に診断される
これに加え、腹囲/身長が0.5以上である場合は同様に内臓脂肪の蓄積と判断される
この基準によれば成人前の肥満の5~20%がメタボリックシンドロームと診断されるとの結果も得られている。

大人のメタボのキッズ版みたいな感じだけど、健診や採血が
ルーチンで行われているわけではないので、スクリーニングが
難しそう。さらに成長過程にもあるため、腹囲もビミョウかも。
ここはシンプルに

へそまわりが身長の半分を超えたら黄信号

くらいにしてキャンペーンした方がいいかもしれませんね。
これなら若い女性でもあてはまるから。
「いつから、小学生児童(7~12歳)のときに肥満になる子供が増えたのだろう」

という疑問から調査をした医師に関する産経の記事を見つけました。
男子では昭和60年から平成3年までの6年間に肥満が急増し、
肥満の子供は全体の8~9%を占めるまでに至った。
この時期はちょうどバブル経済の最盛期と重なる。
吉永医長は「バブル期には成人の肥満も増えており、
子供にも当然影響はあったと思う。食事だけでなく、
自動車の増加、ゲーム機の普及、子供が外で遊ばなくなった
など運動不足の環境に変わったことが関係しているのではないか」と分析する。

ただバブルが過ぎ去っても子どもの肥満は続き、特に
昭和60~63年生まれの男子はそれ以前の世代に比べて
年齢を経るにつれ肥満の傾向が強まっていくとのことです。

処方箋は簡単ではありませんが、おうちでの生活リズムが
基本となることは間違いないでしょう。あとは縦割りの弊害が
出そうなテーマでもあります。

あきらめずに知恵を絞って、取り組みましょう。


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2007.08.07

早寝早起き甲子園(興南高校)

第89回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選の結果が
決まりました(ABCのホームページにトーナメント表
普段は野球ファンでなくても、甲子園だけは応援するという
県民も多いはず。ビギンのオジー自慢のオリオンビールでも

今日は那覇市のビアガーデンへ 野球応援甲子園 明日は準々決勝どぉ 夜から応援しておくさ~
などあり、盛り上がります。

今年の沖縄県代表校は那覇市の興南高校。24年ぶりなので
昭和58年にマイク仲田や平田望らを擁して出場して以来となるようです。

野球部員は、学校近くで寮生活をしながら練習に励んでいたが
4月に北海道から赴任した我喜屋優新監督がいっしょに寮生活を
するようになってから、生活リズムが一変したとのことです。

生まれ変わった興南(朝日新聞)によると

かつて旋風を巻き起こした興南が、甲子園に帰ってくる。前回出場の83年の第65回大会はエース仲田幸司(元阪神)が活躍。その15年前には4強入りを果たした。その時の主将、我喜屋優(がきや・まさる)監督が今春就任し、大舞台から遠ざかるチームを大きく生まれ変わらせた。
 実戦を意識させようとウオーミングアップ時から野球の動きを交え、雨でも長靴を履かせて練習。沖縄でよくいわれる時間の緩やかさも許さず、寮の起床時間なども厳しく指導した。細かな部分に気がつかないようでは野球はできないという思いからだ。

もちろん野球の技術的な指導も大切ですが、監督が生活リズムや
時間の使い方にも着目して、好素材集団の力を引き出した例だと
思います。まさに
早寝早起き甲子園

チバリヨー高校生





Photo_43

早寝早起き朝ごはん全国協議会のサイトで
こういうポスターも発見
!こちらはもう大学生ね。
毎日早起きしたら「サアー!」って言うのかしら
(気張りすぎ?)

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2007.08.02

MR.キャッチアップ.2008

8月1日の厚生労働省予防接種に関する検討会(第15回)の
様子が続々とネット上に伝えられています(Google news "はしか")

今回の案がおそらく最終案の原案になると思われますが、

  1. 免疫不足の若者に2回目の予防接種
  2. 患者の全数調査
  3. 計画の進行を評価する委員会の設置
という柱が示されています。

なかでも目玉は来年度2008から5年間、中1と高3を対象にした
定期予防接種が行われる予定です。

MRキャッチアップキャンペーン2008

日経では
新たに接種対象に入るのは1年間で約240万人。はしかと風しんの混合ワクチンを受けさせるよう市町村などに求める。接種費用は基本的には公費負担となる見通し。

というわけで定期接種なので公費負担になります。
予算の確保は?
接種場所は学校?公民館?
という疑問もありますが、予防接種検討会には総務省と文科省も
オブザーバー参加していたので、そのへんの調整もできている
はずです。詳細の通知を待ちましょう。

いよいよ麻疹排除計画が動き出します。
スイスに輸出したのも日本人と考えられているようだし、
本腰で取り組まないと。

沖縄県はしか0プロジェクトの発生時対応ガイドラインもこれと
連動して見直し作業開始です。

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