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2007.08.25

午前3時症候群(うつ・自殺対策)

桜島

鹿児島に行ってきました。日帰りで。

テーマは「地域におけるうつ・自殺対策について」
でした(詳細後日レポート→下へ)

午前3時症候群も含めて参考になるのは
自殺予防総合対策センターの都道府県ごとの取り組み
(特に鹿児島県)の講演資料などです。

レポートの一部より。

自殺までにいたる心理的なプロセス

  • 孤立の病気+喪失体験が重なり、死を「選ばざるを得ない」状況
  • 背景として不況→バス便がなくなり外に出なくなる
  • 仕事を喪失する、身体機能を喪失する
  • 元々の価値観も影響する「働くこと」の価値が大きい
      
    • 働かないものは不要であるという考え方
        
    • 楢山節考の最初のシーンではお年寄りが石で歯を砕こうとしている
        
    • 働かないのに歯が丈夫というわけにはいかないという考えが根強かった

  • 経済的に成功して命を落とした人もいる
      
    • 立派なおうちを建てた後「もう働かなくてもいいよ」という一言で喪失感

  • 新潟のひょうたん病
    • 自殺して気にぶらさがっている姿がひょうたんの形に見えるため
       
       「またあそこの人もひょうたん病で死んだよ」

    • 自殺はしょうがないと思われていた

  • 死ぬしかないという状況は周囲から気づきにくい
      
    • 過労自殺は職場で気づかれていた例はほとんどない
        
    • 同僚も上司も忙しい、家族も気づかない
        
    • 死ぬ直前まで気持ちを表面に出さない
        
    • 小川宏さんも線路に2回たったという
        
    • 「午前3時症候群」:うつの人は目が覚める
        
    • 死なないといけないという思いがなぜか頭に浮かんだ
        
    • 朝になって線路脇に立っていたが周囲の通勤客は気づかなかった

      
  • 周りが気づくこと、まわりに教えること
      
  • 死にたいと思ったお年寄りの3分の1しかまわりに相談していない
      
  • そういうしくみ(気づく、相談する)を地域で作っていかないといけない

講師は慶応の大野裕先生でした。

保健所時代に中途覚醒派だった自分としては
午前3時症候群に引っかかった...

午前3時症候群

①いったん中途覚醒の場合、寝入りばなは良いのですが、
②2~3時間でパッと目が覚め、その後は努力しても眠れず、
③気になっていた資料やメールをチェックし始めます。
④明け方に2度寝し、ボーとした状態で出勤。
⑤そして遅刻を繰り返します

自己チェックしてみると
①○:入眠は良好
②×:睡眠時間は4から5時間
③○:そうそう
④△:2度寝はするがそんなにボーっとしていない
⑤×:遅刻は繰り返さない
夜の10時前には寝るので、3時に起きたとしても中途覚醒と呼ばない
のかもしれません。これはこれで規則正しかったかもしれない。

職場が変わって帰りがぐっと遅くなり、午前3時にはピクリとも
目覚めなくなったのが残念なところ。

地域の専門家の視点で住民個々の自殺リスクをチェックするには
不眠などの身体症状の有無に加えて

  • 生活の中の快感の頻度が減少していないか
  • その人にとっての喪失体験
  • 年代による(自殺)リスク
    • 高齢世代はうつ
    • 中年世代はアルコール関連問題
    • 若年世代は統合失調症

    などを問診や傾聴を通じて確認することでしょう。

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