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2007.11.27

12月と言えば

12月と言えば
肝炎の会議で東京に日帰り出張してます。
会議の様子は朝日新聞の
肝炎支援策に自治体反発 「薬害は国の責任」参照

行程の一部(海の道?空の道?)
Route1127




帰るとまた仕事が待ってるんでしょうか?
那覇とは10度くらい気温が違うので、肌は
ピリっとしたけど、空気はカラカラですね。
はな呼吸で行きましょう。

さて空港にいくつか飾られているツリー
を見て思った。12月と言えばクリスマス。
でもその前に世界エイズデーがある。

今年は感染拡大が止まらず、9月末までに
23名が感染者あるいは患者として報告
された沖縄県。人口で割った値は10万人
あたり1.68で全国2番目に多い。
琉球新報記事1115
ということです。正しい知識の普及と予防
行動を身につけ感染の拡大を防ぎましょう。

ブログはじめて約4年近くで、アクセス数が
20万を超えました。県庁にうつってからは
更新も滞りがち(偏りがち)ですが、今後
ともよろしくお願いします。いつもありがとう。

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2007.11.24

ミシュラン東京2008vs受動喫煙

東京都の公衆衛生医師に教えてもらった記事
慎太郎都知事一喝でミシュラン落選?(スポーツ報知)
石原知事がミシュランで選ばれなかった店とたばこの関係についてこう述べている。

 石原氏は実際に下克上の憂き目に遭った某飲食店について「(以前)本店の方に注意した」と明かした。「タバコを吸わせるんだよ、カウンターで。隣のタバコのにおいをかぎながら食う気はしない。今はどうなったか知らないけど、もう行かなくなっちゃった。やっぱり外国人が行って(喫煙には)『えっ』て思うでしょう」と述べ「それだけで(星)失格だね。大変結構な結果だと思います」と評価した。

あくまでも食事の味だけで評価して喫煙か禁煙かそんなの関係ねぇという
事務局コメントも掲載されていますが、いまやレストランでの禁煙は世界の常識ということか。

さすがミシュラン。こういう点はミスランね(寒)

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2007.11.23

街角エイズ検査@沖縄那覇てんぶす館

街角エイズ検査@沖縄那覇てんぶす館
12月1日の世界エイズデーに関連して実施中

11月23〜25日と12月1、2日の
昼2時から夜8時過ぎまで開催します。


結果は2週間後にこの場所(街角会場)で
お返しします。

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C型肝炎は国内最大の○○○!

旧内閣の最大の功績かもしれないC型肝炎問題の進展。
大臣の発言を官僚がフォローするという構図が露骨に
みられています。そんななか

C型肝炎は国内最大の感染症
と位置づけられたというニュース報道
違和感をもたれた人も多いのでは。肝炎対策基本法案関連ニュース

しかし公衆衛生業界では
国内最大の感染症は結核
というのが永年常識とされてきました(もちろん今もそうだと思います)。

C型肝炎は「ヒト-ヒト感染」がどのくらい拡がったのかが
なかなかわかりづらい。薬屋さんのwebsiteをみると
C型肝炎ウイルスの感染の可能性が一般より高いと考えられる方として
  1. 1992(平成4)年以前に輸血を受けた方
  2. 長期に血液透析を受けている方
  3. 輸入非加熱血液凝固因子製剤を投与された方
  4. 3と同等のリスクを有する非加熱血液凝固因子製剤を投与された方
  5. フィブリノゲン製剤(フィブリン糊としての使用を含む。)を投与された方
  6. 大きな手術を受けた方
  7. 臓器移植を受けた方
  8. 薬物乱用者、入れ墨をしている方
  9. ボディピアスを施している方
  10. その他(過去に健康診断等で肝機能の異常を指摘されているにもかかわらず、その後肝炎の検査を実施していない方等)
とあり、
現在わが国の感染者の多くは、C型肝炎ウイルスが発見される前の輸血や血液製剤、あるいは注射針が使い捨てになる前の注射針の使い回しなどで感染したものと考えられています。
と説明しています。

すなわち過去の医療行為に起因する病気とも言えるでしょう。
だから
C型肝炎は国内最大の医原病
とした方が適切と考える次第です。

これからは国や関係機関がどこまで責任を認めるかという議論になるでしょう。

All About 肝炎なども参照下さい。

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2007.11.21

はしか緊急アピール

中1週間明けての投稿となりました。この1週間でだいぶ冷え込み
ようやく衣替えが進んできています。

先週の火曜日に行われた沖縄県はしか"0″プロジェクト委員会の
会議で県内流行状況が話し合われ、プロジェクト委員長の名前で
緊急アピールが出されました。

「はしか予防接種勧奨」緊急アピール

県内では10月以降、中部地区を中心にはしかの患者が多発しています。
現在は3段階のうちのレベル2(1保健所管内で1週間以内に複数患者の発生)
ですが、今後、県内全域に感染が拡大してレベル3になることが危惧されています。
沖縄県では平成11年から13年の大流行によって、幼い9名の生命が
犠牲になった経験をしています。流行を防ぐためにも、県民の皆様がワクチンを
接種することによって、はしかを予防して頂きたいと切に願います。
 沖縄県はしか“0”プロジェクト委員会は、
ここに「はしか予防接種勧奨」緊急アピールを宣言し、
県民一体となってはしかの流行阻止に取り組んで下さるようお願いいたします。

1.市町村における定期接種の対象者(1歳児、5~7歳で小学校入学前1年間の児)は、早めにMRワクチン接種を受けて下さい
地域におけるはしかの流行を防ぐためには、接種率を95%まで引き上げる必要があります。平成18年の沖縄県のはしか予防接種率は、Ⅰ期(1歳児)が82.6%、Ⅱ期(5~7歳で小学校入学前1年間の児)が77.1%です。県内で流行が拡大した場合、接種をしていないお子さんははしかにかかる可能性がありますので、早めにMRワクチンの接種を受けましょう。詳しくは市町村の予防接種担当までお問い合わせ下さい。
2.小・中・高校・大学等、各学校においては、児童・生徒・学生の予防接種歴を早急に確認し、未接種者に対してはワクチン接種を勧奨して下さい
小・中・高校・大学等、児童生徒学生が集団で生活している場では、患者が発生した場合に感染が拡がりやすく、今春の関東地方の流行でも、多くの学校において学級閉鎖や休講措置などがとられました。学校内で集団感染を防ぐためには、早急に児童・生徒の予防接種歴を確認し、未接種者ではしかにかかったことがない場合はワクチン接種を勧奨することが必要です。なお、接種に当たっては任意接種となりますので、主治医と相談して下さい。
3. 40歳未満の成人の方で、これまではしかにかかったことがなく、予防接種したことがない方については、ワクチン接種をお勧めします
今年の県内の流行では、20~30代の成人がはしかを発症しているという特徴があります。40歳未満の成人の方でもワクチン接種歴がなく、はしかにかかったことがない方はワクチンの接種が必要と考えます。特に医療従事者や病院に頻繁に出入りする方、子どもと接する職業の方にはワクチン接種をお勧めします。なお、接種に当たっては任意接種となりますので、主治医と相談して下さい。
4. はしかの流行を阻止するためには、沖縄県だけではなく、国全体の取り組み強化が必要です
平成18年以降、沖縄県で発生したはしかは、ほとんど全てが本土からの移入例を起点に拡がっています。沖縄県はしか“0”プロジェクト委員会では、これからも県内のはしか流行阻止のために活動していきますが、1県だけの取り組みでは限界があり、次年度からの麻疹排除計画が円滑に推進されるためにも、国としてはしかを排除するという強いメッセージと取り組みの強化が必要と考えます。

長々と全文載せてしまいました。

その後1週間経過しましたが、新たな感染者の報告は今のところ出ていません。
最終接触から2週間は保健所による追跡調査が行われています。
このまま終息することを願うばかりです。が、
やはり気になるのは県外から持ち込み麻疹です。

これから沖縄は観光の目玉「修学旅行のシーズン」をむかえます。
現在はやっていることが認識されているのは、東京青森

免疫つけてメンソーレ


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2007.11.13

MR2回打ちの謎

2shotmr

何回電話で説明してもわかってもらえなかった(貴社の記者に)
というわけで急ぎ図示化トライ
わかるかなぁ。説明文はのちほどね。

ファイルはこちらから「2shotsMR.ppt」をダウンロード

平成20年度から中1生と高3生にワクチンを定期接種(3期・4期?)することで
5年後には、平成2年生れ以降のすべての世代が2回打ちの機会を得ることに
なります。現在の高校3年生(平成元年)以前に生れた方については
ご自分で任意で受けていただきます。

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2007.11.10

エイズ感染に歯止めがかからない

エイズ発生動向委員会から、7~9月の全国の発生状況が
報告されました。それによると...

新規HIV感染者報告数は274 件で、過去最高である。
新規AIDS患者報告数は114 件過去2 位である。

一方沖縄県の状況は、HIV感染者4、AIDS患者2の計6例が
報告され、これで平成19年に入っての報告数は8+9+6=23例
となり、過去最多となりました。

委員長コメントによると、全国では

感染者・患者とも89%以上を男性が占め、その中でも同性間性的接触に
よる感染が約58%を占めている。

HIV検査数は昨年同時期よりも、昨年の第4半期よりも上回る31295件
「利用者の利便性に配慮した検査・相談事業による検査体制の整備
について一定の成果」があったとコメントしています。国も相当気合
入れて検査キャンペーン張っていますから、その成果でしょう。

沖縄県の検査数は9月までで2634件となって、昨年1年間を上回りました。
ただやはり、検査数が増えるほど患者・感染者が多く見つかり
診療や療養支援体制が追いつかないという状況に近い。

検査の普及が感染者の報告増につながっているが、
感染そのものの増加にも歯止めが掛かっていない。
感染予防の意識が行き届いていない
という委員長コメントにもあるように
感染増加に歯止めをかけないといけません。
時事通信2007/11/09-18:34

ヤフージャパンのレッドリボンキャンペーンなどの取り組みが
各地で「自主的に」行われるようになることを期待します。

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2007.11.09

発熱外来vs麻しん外来

Nishinihon




Nishinihon2感染症の会議で徳島に行って来ました。
情報交換の場では、
新型インフルエンザの発熱外来の運営方法
で各県悩んでいる状況が報告されました。


はしかの流行が拡大しつつある沖縄県(記事参照
新型インフルエンザ対策に照らし合わせると
今は県内で徐々に患者が増え始めつつあるが
それを封じ込めている時期

公衆衛生対応としては

  • サーベイランス
  • 積極的疫学調査
  • 早期封じ込め
などを行う時期です。
(実際保健所はフル回転で追跡をしています)
これ以上広がると、保健所による患者追跡も困難になる
ぎりぎりの時期。

はしかの場合は封じ込めで時間を稼いでる間に
感受性者を減らすための対策として

予防接種率の向上
を図ります。

追跡が困難と判断したら、エネルギーを感受性者対策に注ぐ
(例えが不適切かもしれないが、山火事で言えば、
火元に近づいての消火活動が無効と判断して消火作業をやめ
周りの森や住宅などに水をかける等の延焼防止対策に切り替える)
という瀬戸際の時期を迎えています。

ただ、今回もそうですが、感染拡大が実際に起こっている
「医療機関内での感染」を防ぐ努力は怠るべきではないと
思います。病院が感染拡大の場となってしまっては鎮火は
難しくなりますから。

はしかを病院で拡げないためには

  • 待合室で待っている間にうつす
  • 医師の診断が遅くなり感染を拡げる
  • 医療従事者を介して感染が拡がる
ことを避けなければなりませぬ。流れ的には
  • 一般の患者を交わらないように麻しんの疑い患者をトリアージする
  • (同じ建物内で診察するとすれば)入り口を分ける
  • そのためには入り口に至る前に誘導する人が必要
  • 診察室も別(空気感染に注意)。スタッフも別。会計も薬局も別。
  • 【注意】調剤門前薬局などで交雑があってはいけません
  • 入院が必要な患者は感染症対応の個室に入院する
  • そうでない人は感染しない時期まで原則自宅療養

などの対策が必要ですね。今の時期に必要な麻しん外来の姿。
駐車場係や入り口での振り分け担当スタッフが必要です!

接触者のリストに挙がっている(今後発症する可能性が高い)
人には趣旨を伝え行動してもらう。受診する病院も上記対応が
可能な医療機関に絞る。だから今の時期は感染症指定
医療機関にあらかじめ連絡を入れてから受診するよう伝える。

新型インフル封じ込め期の発熱外来もこんなイメージで
運営すればいいのかもしれない。

Continue reading "発熱外来vs麻しん外来"

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2007.11.04

歩かぬ県民、肥満に拍車、もっとクンダモーターを!

新型インフルエンザの感染拡大シミュレーションにも
用いられるパーソントリップ調査(とは?

歩かぬ県民、渋滞に拍車 車利用1.35倍 徒歩4割減という琉球新報のニュース。
さすがに県都市計画・モノレール課の調査(沖縄県パーソントリップ調査)だけに、
渋滞に結びつけています。

でも健康部門からこの結果を見ると、やはり

歩かぬ、県民肥満に拍車
の方がより了解可能。
その習慣は子どもの頃から作り上げられていく。
高校生へのアンケート(なくてはならない親の送り迎え
学校へはどのように登校していますか?と聞かれて
  1. 家の人の車(56%)
  2. 徒歩(25%)
  3. スクールバス(7%)
  4. 路線バス(7%)(3位と同率)
  5. 友達の家の車(4%)
  6. タクシー(0)

男性の肥満が20代のうちから作り上げられていくことが判明

  • 10代のうちに「歩かない」習慣が身につき
  • 高校卒業して免許を取って自家用(軽)ゲット
  • 一家に大人が4人いれば車も4台!
  • 高校卒業したら酒の誘いも激増
  • 仲間で飲む、3食食べて9時からはスナックで2時まで飲食(汗)
  • ちょっとした買い物は車
  • スーパーで買い物するときもやっぱり車
  • 車が多すぎて、自転車にも乗れない(道も狭い)
  • 渋滞がいやだから、原付バイクは縦横無尽に走る

というのが普通でした。

ウォーキングに適する公園が最近は増加していますが
毎日の移動手段にもう少しクンダモーター
活用するようにしましょう。

歩くときは肘を直角にして後ろ上方にひきあげてみましょう。

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