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2007.12.26

暗い所で本を読んで目が悪くなったと思ってたのに...(medical myths)

残業中は部屋を薄暗くしていることが多いのですが、
そんな中でたまたま目にした新聞記事(朝日)

暗いところで本 目が悪くならないの?

暗いところで本を読むと目が悪くなるという言い伝え(medical myth)
については

焦点が合わせにくく、一時的な目の疲れなどにつながる可能性はあるが、
長期的な影響はないということで大多数の眼科医の意見は一致

という見解らしいです。

いつもこどもにガミガミ注意している身としてはちょっとびっくり。
出典のBritish medical journal から習ってみることにすると
medical myths (医学的な神話)と題された論文の中に、今回報じられた言い伝え

  • People should drink at least eight glasses of water a day
    (1日にコップ8杯以上の水を飲むのがよい)
  • We use only 10% of our brains
    (私たちは脳の10%しか使っていない)
  • Hair and fingernails continue to grow after death
    (毛やつめは、私たちが死んでからも伸びる)
  • Shaving hair causes it to grow back faster, darker, or coarser
    (毛をかみそりでそると濃くなる)
  • Reading in dim light ruins your eyesight
    (暗いところで本を読むと目が悪くなる)
  • Eating turkey makes people especially drowsy
    (七面鳥を食べると眠くなる)
  • Mobile phones create considerable electromagnetic interference in hospitals.
    (携帯電話は病院の医療機器に影響する)

についてはいずれも医学的な妥当性がないとされています。
記事では
これらの言い伝えを信じるだけなら実害はないが、
根拠のない治療法を勧めることは実害をもたらす可能性がある

とまとめています。さすがエビデンス重視の国。No エビデンス , No 治療

で、これまで30年信じていた迷信が打ち破られ、結局自分の目は
どうして近眼になったかという疑問が湧き上がりましたが、本文に

One review article on myopia concludes that increased use of one’s eyes, such as reading in dim light or holding books too close to the face, could result in impaired ocular growth and refractive error.
暗かったり、本に目を近づけたりすることで、
眼の周りの筋肉の発達や反射の障害をきたし近視が多くなる
ということらしいです。
近眼になるのは、暗いところで本を読むからではなく、本に眼を近づけて読むのが原因
というのが今日の結論(同じような気もするんですが...)

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