« 透析医療施設における新型インフルエンザ対策ガイドライン | Main | 小児保健の城 »

2008.12.20

プレパン接種後に脳血栓等で8名入院

プロパンではなくプレパン(=プレパンデミックワクチンのこと)関連のニュース。

新型インフルエンザワクチンに追加調査(読売新聞

新型インフルエンザに備えて厚生労働省が備蓄する
大流行前(プレパンデミック)ワクチンについて、
同省研究班(代表研究者=庵原(いはら)俊昭・国立病院機構三重病院
院長)は18日、年度末までに安全性確認の追加調査を行う方針を決めた。

 臨床研究で接種した約6000人中8人が脳血栓などで入院したため

現在パブコメ(=パブリックコメントのこと)募集中のPIガイドライン
この中でひとり取り残されて未だ「検討中」のワクチンガイドライン。
(「※同ガイドラインの意見募集は既に終了しています」だっけ?)
前回ガイドラインよりも一歩踏み込んで、プレパンワクチン事前接種を
フェーズ3の現在から開始することが盛り込まれるはずであったはず。

その前提として、今年度6400人の予定が結局6000人に実施した
臨床研究で安全性や有効性などが確認されることが条件だったはず。
その中から8人が入院したという報道。今後コントロール群を設定して
因果関係の追加調査を行うとのことで、しばらくは「検討中」が続きそう。

ちなみに改訂作業中の行動計画には、国内未発生期において

【プレパンデミックワクチンの事前接種】

プレパンデミックワクチンの有効性・安全性に関する
臨床研究等を実施し、得られた結果の評価等に基づき、
医療従事者及び社会機能の維持に関わる者に対し、
プレパンデミックワクチンを新型インフルエンザの発生前に
接種することについて検討を行う。
さらに、安全性等の評価を踏まえ、プレパンデミックワクチンの
接種を段階的に拡大していくことついても検討を行う。(厚生労働省)

プレパンワクチンの安全性についてはnikkei mecical onlineで記事が
あったのを思い出した。


後段のインタビューでは、ワクチンの副作用(全粒子ワクチンのため)
や、抗原原罪説についても言及されていて興味深い記事です。

同じ記事の中で新型インフルエンザに変異する候補として
H5N1だけに注視すべきではなく

過去のパンデミックの疫学的な解析から、
H1、H2、H3の3型だけがヒトの間で大流行を起こしていることが
分かってきました。
今、季節性インフルエンザで流行しているのがH1とH3です。
このことから、新型インフルエンザに次になりうるのは、
H2ではないかとする説も出ています。

これが基で12月16日の毎日新聞の記事新型インフルQ&A:原因ウイルスはどう発生?
につながっているのかも。

「H5N1は香港での発生から10年、人への感染から5年以上が経過した。 まだ新型にならないのは変異しないタイプかもしれない」
「H1~3型が流行を繰り返すとすれば、次の脅威は 人類が免疫を失いつつあるH2N2ではないか。 ただ、H5を想定した対策は危機管理を強化する意味で必要」

プレパンはもう少しじっくり検討した方がいいのかもしれない。

そして対象者が絞り込まれていくというニュース
新型インフル、大流行前ワクチン30万人分に絞る…厚労省(読売)

厚労省は新年度予算の概算要求で、ワクチン約150万人分の
準備費と接種費計55億円を計上していた。しかし、流行する前に
約150万人もの人に接種するのは拙速すぎるという意見もあって、
当初予算では30万人分の準備費1億5000万円に減額され、
接種費は盛り込まれなかった。

1000万→150万→30万...

|

« 透析医療施設における新型インフルエンザ対策ガイドライン | Main | 小児保健の城 »

Comments

覚え書き投稿。

FNNがスイスまで行って取材したニュース記事
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00149200.html
スイスではプレパン全国民分備蓄し、発生前接種も
すでに始まっているという報道。

これに関する厚生労働省のコメントとして
現時点では「効くかどうかわからないワクチンを国民全員分準備する計画はない」としている。

Posted by: titokazu | 2009.02.15 10:29 PM

迅速な対応とキチンとした梱包をありがとうございました。
また、商品も綺麗で素敵な物でした。
信頼と信用出来るショップ様です。

Posted by: スーパーコピー 時計 柵 100均 | 2021.10.16 10:58 PM

The comments to this entry are closed.

« 透析医療施設における新型インフルエンザ対策ガイドライン | Main | 小児保健の城 »