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2009.01.18

「院内感染パーフェクトマニュアル」

院内感染パーフェクトマニュアル

金曜夜の研修会で紹介してもらったこの本。
出版社(学研)のホームページで紹介されています。

土曜日には東京町田でインフルエンザの集団院内発生のニュース
原因ははっきりしないというが持ち込まれて拡がったことは間違いない。
ちょうど半年ほど前に「持ち込みません。広げません。」を書いたけど、あれは超単純マニュアル。

パーフェクトなマニュアルにおけるインフルエンザ対策はど
うなっているかというと(飛沫感染予防策に記載あり)

患者配置

  • 個室隔離とする
  • 患者本人を個室に移動させるか、同室者を他室に移動させるとするが、その場合移動させる患者が感染していないか確認することが重要
  • 個室隔離ができない場合は、同じ病原体による感染症患者を1つの病室に集めて管理する(コホーティング)

マスク着用

  • 患者の処置、ケアを行う場合はサージカルマスクを着用する

行動制限

  • 感染性を有する時期は、室外に出ることを制限する
  • やむを得ず室外に出るときは、サージカルマスクを着用させる
  • 他の患者との接触を避けるよう指導する
  • 面会制限を行う

室内の換気

  • 環境整備、シーツ交換時など、室内の換気を行う
  • 室内の湿度を保つ

リネン類

  • 通常通りでよい

聴診器・血圧計等

  • 専用にしなくてもよい

器具・物品等

  • 通常通りでよい

清掃

  • 部屋の掃除に特別な消毒を行わなくてもよい

シーツ交換、清掃

  • 委託業者へもワクチン接種を勧奨する
  • 部屋への出入りの際は、サージカルマスクの着用、手洗い、うがいの励行を指導する

ちゃんと湿度のことも書いてある(さすがパーペキ)

その他、院内でのインフルエンザ発生時のフローチャートや
集団発生時の職員への予防内服の取り扱い基準等もある。
この本、巻末には通知分やリンクも充実しております。

ところで院内感染の定義自体はビミョー。
一応CDCでは(週刊医学界新聞の記事によると)、

通常は,入院後あるいは特定の病棟に転科後48時間以降に
起こった感染症と定義されている。厳密な定義は
http://www.cdc.gov/ncidod/hip/SURVEILL/Surveill.htmで
手に入れることができる。

もう少し調べてみましょう(特に日本での定義づけについて)


院内感染の定義については
厚生労働省通知の中に以下のように記載されています。

医療施設における院内感染の防止について
(平成17年2月1日厚生労働省医政局指導課長通知)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/02/tp0202-1.html

院内感染とは、
(1)医療施設において患者が原疾患とは別に新たにり患した感染症
(2)医療従事者等が医療施設内において感染した感染症のことである。

医療法上はこんな感じ。

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