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2009.02.26

で、結局何人が感染したんですか?

今冬のインフルエンザ、ピーク越す(読売)

今冬のインフルエンザは1月19~25日の週で流行のピークを
迎えていたことが、国立感染症研究所の調査でわかった。
 全国約4700医療機関からの報告数をまとめたもので、同週の
報告数は1医療機関あたり37・45人と平年並みだった。
最新情報(2月9~15日)は16・75人と収束しつつあるが、
感染研は「まだ広い地域で流行しており、注意が必要」としている。

じゃあ、今冬のインフルエンザの感染者はどのくらい?

もともと季節性インフルエンザは、毎年人口の10%程度が
感染しているという。(この10%という値は諸説あるようだが
ここでは10%という数を用いることにする)

沖縄県の人口は大体1,361,594人であるので、毎年その1割
136,159人が感染しています。ところが、感染症発生動向調査の
定点報告数をみると、年平均(H15-H20)で、21,085例の報告が
ある。単純にその「検出率(=実際の患者÷報告者)」を見ると、
136,159÷21,085=6.46倍。
すなわち例年報告数の6.46倍の感染者が存在することになる。
検出率は県によって違う可能性。

では今冬はどうか。
沖縄県におけるインフルエンザ患者報告数(=58定点)を
ピーク(1週から8週)までで見ると、19,217例であった。
推定される患者数はその6.46倍で19,217×6.46=124,142名

これが人口の何%にあたるかというと
124,412÷1,361,594=0.091≒人口の9%
ということになります。すなわち、

沖縄における最近8週間の季節性インフルエンザ感染者数は
人口の9%にあたる124,142人と推定され、そのうち*?*%が
受診して、サーベイランス定点では19,217例が報告された。
*?*%というのは約8割でいいのかしら。

仮定だらけの強引な試算(仮定の医学)ですが、今年は特に
多かったみたいですが、同じ考え方で新型の場合を想定する
というわけには行かないんだろうね(重症率とか受診行動が
同じとは限らないため)

とにかく鎮まりつつあるようで、よかった。

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2009.02.21

感染が局在的に広がるHIV/エイズ

明日の報告会の準備資料

2008hivaids







エイズ報告08年も過去最多 6年連続、1545人(47news)

エイズ発生動向委員会から昨年10月~12月までの報告状況と
08年全体の動向が発表されたことに関するニュース。

厚生労働省のエイズ動向委員会は18日、 国内で2008年に新たに報告されたエイズウイルス(HIV) 感染者は1113人、エイズ患者は432人で、計1545人に上る との速報値を発表した。 感染者・患者の合計報告数は03年以降、6年連続で過去最多を更新した。 大半は男性で、感染者と患者を合わせて1442人。 女性や外国人男性の報告数は前年からほぼ横ばいだったのに対し、 日本人男性の増加が目立った。

前回(3ヶ月前の発表)のときの動向委員長のコメントが

男性の同性間性的接触で感染が局在的に広がっていることが
影響しているのでは

報道されていた

上の地図はいつもお世話になっている群大青木教室のMap of Japan
による塗りわけ地図。
人口10万人(平成19年10月=e-STATより)あたりの新規報告数です。

赤色の基準は「全国平均1.209よりも多いかどうか」
残りの3段階は0.3 0.6 0.9に設定。
グラフで赤いところは4都府県だけです。

  1. 東京 4.240
  2. 大阪 2.633
  3. 沖縄 1.675
  4. 愛知 1.481

今年は献血から全国最多の26例が発見されたことが大阪が232例と
増えているのが目立つが、これは検査体制強化(chot CAST なんば開設)も影響しているのだろうと考えます。

全国的に見ても感染が広がっている場所は局在化。
(残念ながら沖縄もその地域に入っている)

局在→まん延しないような感染症対策を考えよう。


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2009.02.20

違いがわかったよ(国内発生早期vs感染拡大期)

2月17日に内閣官房から発表された国の新型インフルエンザ対策行動計画
主な改定の1つである

「わが国における対策の転換点の時期を示す5段階」

について、第2段階の国内発生早期と第3段階の感染拡大期の違いが
正直クリアではなかったが、昨日の講演会での説明を聞いて
ちょっと黄砂が晴れた気分。

例を挙げて解説すると、国内で発生後、沖縄県でも数例が発生。
しかし各地の疫学的リンクはつながっているので、まだ第2段階
(国内発生早期)。

一方、たとえば関東地方では流行が一気に拡大し、市中にウイルスが
まん延状態となった場合、この時点で、国は第3段階に突入したと宣言。
関東地方ではまん延期となり勧告入院も中止(対策の転換)。

国としては第3段階に入ったが、依然、沖縄県では疫学的リンクが
切れていないので引き続き、勧告入院は行われている。
でも、第3段階なので、フェーズ的には感染拡大期という
呼び方となる。はず。
(対策はまだ転換していない)

そういう意味で

第3段階は地域独自の対応が必要となる
場合を考慮し、3つの時期に小分類し、
その以降については国と協議の上で、都道府県が判断する

としたんだろう。


カテゴリーはアクセス数が3本前から31万台突入したので
キリ番特別です。いつも読んでくださってありがとうございます。

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2009.02.18

新型インフルエンザ患者の数え方

なかなか表に出てこないサーベイランスガイドライン

新型インフルエンザが発生した場合の患者の数え方は
おそらく、最初(入院勧告をしている間)は全例数える。
1例、2例、さぁーん例としっかり検査で診断された患者をカウント。

その後あっという間に?感染が拡大するとまん延期に突入。
簡易キットやあるいは臨床症状だけで診断となることが予想
される。その場合は現在の定点観測に切り替わる
と思われますが、観測ポイントはもう決まっているんでしょうか?

切り替えのタイミングは、全国一斉ですか地域別ですかという
質問もよく受けるが、対策は地域別で違っても集計は一斉?と
自分で混乱してきます。

その他、死亡者やワクチンの副反応に関するサーベイランスも
あるけど、まずは発生状況の数え方を教わりたい。スペイン風邪は

1918年8月から1919年7月までの第1回目の流行では,
患者数21,168,398名、死亡者数257,363名

(データは内務省衛生局「流行性感冒」、出典は東京都健康安全センター年報
こういう数がリアルタイム(いや1週遅れか)でわからないと対策の
強弱にも影響してきます。

公衆衛生情報という雑誌に、ICS(incident command system)の
講義をしていたクラーク博士の記事には

ウインドーシールドサーベイランス

が紹介されていた。

誰がコミュニティのなかで罹患をしているかという情報収集にあたり
(中略)
住民には事前に罹患しておらず大丈夫だという緑のプラカード(OK)と
家族に罹患者がいて助けを求めているという赤のプラカード(HELP)を
あらかじめ配り、それを窓に掲示してもらうよう指示する。
それをボランティアが車の窓越しに調査しながら電子機器に入力し
市に送信するという方法。

赤いプラカードのおうちのドアノブには必要な医薬品をビニールに入れて
かけておくそうです。

こんな数え方もあるんだね。

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2009.02.17

その飲み方に問題あり!(AUDIT)

飲酒後の行動(記者会見)に問題あり!と追求される大臣。

同じ日の夕刊に飲酒後の問題行動についてちょうど記事が
載っていた。
国立病院機構琉球病院のアルコール問題研究班による
連載「沖縄で飲酒運転を考える」(この企画は上等です)

WHOが開発したAUDITという簡易テストが紹介されている
以下は琉球病院のホームページより


  1. あなたはアルコール含有飲料をどのくらいの頻度でのみますか?
    • 0.飲まない
    • 1.1ヵ月に1度以下
    • 2.1ヵ月に2~4度
    • 3.1週に2~3度
    • 4.1週に4度以上

  2. 飲酒するときには通常どのくらいの量を飲みますか?(1単位=純アルコール9~12g)
    ただし,日本酒1合=2単位,        ビール大瓶1本=2.5単位
    泡盛(25度) 1合=3.6単位,  泡盛(30度) 1合=4.3単位,  泡盛(35度) 1合=5単位
    ウイスキー水割りダブル1杯=2単位, 焼酎お湯割り1杯=1単位
    ワイングラス1杯=1.5単位,     梅酒小コップ1杯=1単位

    • 0.1~2単位
    • 1.3~4単位
    • 2.5~6単位
    • 3.7~9単位
    • 4.10単位以上

  3. 1度に6単位以上飲酒することがどのくらいの頻度でありますか?
    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  4. 過去1年間に,飲み始めると止められなかったことが,どのくらいの頻度でありましたか?
    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  5. 過去1年間に,普通だと行えることを飲酒をしていたためにできなかったことが,どのくらいの
    頻度でありましたか?

    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  6. 過去1年間に,深酒の後体調を整えるために,朝迎え酒をせねばならなかったことが,どのくら
    いの頻度でありましたか?
    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  7. 過去1年間に,飲酒後罪悪感や自責の念にかられたことが,どのくらいの頻度でありましたか?
    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  8. 過去1年間に,飲酒のため前夜の出来事を思い出せなかったことが,どのくらいの頻度でありま
    したか?       
    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  9. あなたの飲酒のために,あなた自身か他の誰かがけがをしたことがありますか?
    • 0.ない
    • 2.あるが,過去1年にはなし
    • 4.過去1年間にあり

  10. 肉親や親戚,友人,医師,あるいは他の健康管理にたずさわる人が,あなたの飲酒について心配
    したり,飲酒量を減らすように勧めたりしたことがありますか?
    • 0.ない
    • 2.あるが,過去1年にはなし
    • 4.過去1年間にあり


項目の前についている数字がポイントです。これを加えて
  • 10点未満は問題なし
  • 10~19点は現在の飲み方を続けていると今後、健康や社会生活に影響が出る恐れ
  • 15点以上はアルコール依存症が疑われ
  • 20点以上で強くアルコール依存症が疑われます

というもの。依存症だけでなくその前の問題飲酒を見つけることが目的のテスト。

ooyakeの酒特集で指摘しているように
アルコールの依存に関する問題は本人が自覚せずに
身近な人が心配したり火消しに奔走したりという構図
(飲酒ギドラの真ん中の首...わかるかなぁ?)

本人に気づかせて受診行動に結びつけるかが最初のヤマです。
そういう意味では自分が酩酊している姿を映像で見せるのも
いい方法かと感じた夜でした。

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2009.02.15

はしかの集団(的な場を利用した)接種@うるま市

昨日のNHK沖縄ニュースより。
ニュース中の「集団接種」=「集団的な場を利用した接種」のこと(同じ?)

はしかの感染や流行を防ごうと、予防接種率が低迷している
うるま市で14日中学1年生と高校3年生を対象に集団での
無料予防接種が行われました。

うるま市では、去年12月末現在で、
はしかの予防接種を受けたのが中学1年生で64%、
高校3年生で49点2%と低迷しています。

このためうるま市は、予防接種の受ける人を増やそうと14日、
健康福祉センターで集団での無料予防接種を行い、市内の
中学1年生と高校3年生あわせて、およそ190人が
予防接種を受けました。

去年、県内で41人がはしかに感染したほか、
ことしも今月に入り、宮古島市で初めての
はしかの患者が確認されています。

このため、沖縄県は各市町村での集団接種をすすめています。

予防接種を行った知念正雄医師は、(ちねん・まさお)
「はしかの感染を予防するため友達どうし誘い合って集団接種に
くるなどして対象者みんなが予防接種を受けて欲しい」
と話していました。

県内では宮古島市、石垣市、に次いで3市目か。
定期接種は個別で診療所で行うということが原則だが
麻しんに関する特定感染症予防指針
また、定期の予防接種は、原則、診療所等で個別に行うもの
とするが、国が、応急治療措置、救急搬送措置等について
安全面で遵守すべき事項を別途定め、学校医等と連携をとる
ことにより、中学校及び高等学校等で定期の予防接種を
実施することも可能である

とあるように集団的に学校で行うことも可能。

茨城県内ではこれを最初っから取り入れている(すごいね)

市町村にとってみれば年度途中で急きょ接種方式を変更する
ことは、委託契約や会場運営など「とんでもない」レベルの
話であったかもしれない(だったら最初から集団的な場を
活用して接種しなさいと書いて欲しかったという声もある)

だからうるま市職員や接種に協力した医師会など関係者は
相当骨を折ったはず。でもこれで追加接種せずに、
感受性者として中学高校インターハイ等に参加する生徒が減った
のだから、功績は大きいと思います。

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2009.02.11

等遁(とうとん)の術

こんな忍術の名前があるとは知らなかった。
でも実際はよくあること?かも。

今日の琉球新報の記事
「沖合い移動再び要求」普天間 微妙に変化より

一般的に行政文書には「など」を多用する傾向がある。 県関係者は「など」を活用する語法を「等遁(とうとん)の術」と呼ぶといい、 「典型的な官僚の文書だ」と解説。
言い切りの形ではほかの可能性を否定してしまうことになり、 結果的にその内容にならなかった場合にも後々説明できる 逃げ道の意味合いもある。

と解説している。
議会答弁など記録に残る文書の作成にあたっては
役所の総力をあげて(オーバーか)瑕疵のないような
配慮がされてきたのだろう。

公文書管理が大切というこの記事も参考になる。
(ビデオニュースドットコム 永田町コンフィデンシャル第23回

佐賀県庁のホームページにはお役所言葉改善の手引きが掲載されている。
その中にコラムに引用されている「心したいこと」

-心したいこと-
井上ひさし氏が書かれた『日本語観察ノート』に、「官僚文
章の癖」という文章が出てきます。
その中で、氏は「昔からお役人はわけのわからない文章を書
くことで知られています。私たち国民が書くものとはまるで肌
合いの違う文章を書く。」と書かれ、例として次の四つを挙げ
られています。
① 漢語を多く使う。
② カタカナ英語を多く使う。
③ 造語を多く発明する。
④ 独特の言い回しをする。
心したいものです。

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2009.02.08

MR最後の追い込みを

麻しんワクチン接種率が3期4期で伸び悩み。
一部の集団の場を利用した個別接種を取り入れた
自治体をのぞいて、なかなか目標の95%に近づかない。

今年度は残り2ヶ月を切って、まさにラストスパート。
いや、ラストスパートというのは先頭集団が後続を引き離す
というイメージがあるので、競馬的にはミスターシービー
並みの最後の追い込みが必要。

啓発用のファイル作ってみましたので、
ご自由に。(パワーポイントとPDF)
「mrorikou.ppt」をダウンロード
「mrorikou.pdf」をダウンロード

三期(中1)は親に連れられて、四期は自分で必要性を感じて
接種するというパターンが多い。学校での積極的に勧奨して
スタートダッシュを期待した保健関係者も多かったが、やはり
馬場は重かった(不良馬場

MRに関するCBニュース(おー、これぞミスターシービー)
はしかワクチンの接種徹底で文科省に協力要請-厚労省
(いつもタイムリーなニュース提供に感謝)

今年度から5年間に限り、はしかワクチンの2回目定期接種の対象になった
中学1年生と高校3年生の接種率が低迷しているのを受け、
厚生労働省は2月4日付で、文部科学省学校健康教育課などに対し、
年度内接種を勧奨するよう協力を求める通知を出した。

通知では、都道府県教育委員会を通じて未接種者に働き掛けるとともに、
高3生については、大学などが入学手続きの際に接種を勧めるよう要請。
このほか、学校から都道府県麻しん対策会議への接種状況の報告も求めている。

馬場のせいにするのではなく、最後の追い込みを!(自分にムチ)

Mrbrother_2

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2009.02.05

警報や注意報を出す理由

学校や施設の方からの率直な疑問で気づかされました。

何のために国や県や保健所は警報出すんですか?

国立感染症研究所感染症情報センターのwebsiteにあるのは
警報の意味は、大きな流行が発生または継続しつつあることが疑われるということです。
注意報の意味は、流行の発生前であれば、今後4週間以内に大きな流行が発生する
可能性があるということ、流行の発生後であれば流行が継続している(終息していない)
可能性が疑われることです。

ではその発令の理由は?
警報は赤とか、注意報は黄色とか地図に塗り絵するためではないはず。

よく読むとその前に

拡大阻止対策などを講ずるため

と書いてあります。

つまり、流行のレベルを発令するんだったら、そのレベルで各自がすべき
対策を示すこともセットなのです。やるべき対策が違うから発令の種類も
違ってくる。レベルがあがっても対策が変わらないなら、発令する意味なし芳一。

当たり前のようで、準備していませんでした(反省)
というわけで図に示してみました。


Vsinflu_3

















学校や施設では流行初期(きざしステージ)には

  • 手洗い・うがい励行
  • 家庭へ注意喚起
  • ワクチン接種を勧奨(年内まで)

さらに感染拡大の兆候があえば注意報(定点あたり10人超)が出されますが、

このときはこれに加えて

  • 健康チェック(熱や咳はないか)
  • 症状あれば早期受診を勧める
  • マスク着用

そしてついに警報(定点あたり30人超)が出たら
さらに加えて

  • マスク着用強化
  • 集会やイベントは最小限に
  • 有症者は自宅待機
  • 出席停止や学級閉鎖で拡大防止
  • 外来や面会者の制限も

という対策が必要になります(感染拡大による被害の防止のため)

そして(ここが最も大事だったりするんだけど)ピークが去って
普段の状況に戻ったら、次の流行に備えて体制を整備。

  • 感染対策について検討する場を持つ
  • 手洗い・うがいを習慣づける

こういうことを安全衛生管理者だけでなく、施設や職場全体で推し進める
という流れです。

だって毎年来るんだのに。

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2009.02.03

ひじに向かって咳き込む cough into elbow

インフルエンザ流行継続中。
沖縄県は今年に入って4週連続全国一の報告数となった。

と言っても、実は夏から秋のインフルエンザ報告も圧倒的に
沖縄が多いのである(理由はまだよくわかっていないが)。

満員の通勤バスやモノレール内でノーガードコフ no guard cough
をする人がいるという苦情も聞こえてくる。「人にうつしたら治る」
という迷信を信じているんだろうか。困った乗客。

で、そういう人がいたら、マスクかけましょうとか言うかハンカチで
口を覆うか、そうでなければ Cough into your elbow !
そう、(長袖の)肘に向かって咳き込むことで病原体拡散防止が
可能になる。らしい。CDCもそういっているらしい。

ここのサイトには写真も。

ティッシュと違っていつも近くにいて
手のひらと違って、どこにも触れない
だから、肘か袖に向かって咳をしよう
というキャンペーン

これを幼少の頃から習慣付けておけば咄嗟のときにも
エルボーブロックが可能。便座じゃないよ。

昔カレーを食べて肩口の袖で口をふいて染色したことはあったが
肘に向かって咳き込むのは知りませんでした。ガビガビになる
可能性はあるが、感染防止には代えられません...

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2009.02.01

インフルエンサー(戦略PR)

本屋でトイレに行きたいのを我慢して、読んだ本。
(どうしてトイレに行きたくなるんだろう?=青木まりこ現象というらしいが)

「戦略PR 空気をつくる。世論で売る」という本で著者は
本田哲也氏(ブルーカレントジャパン代表取締役社長)

広告とPRの違いなど深く考えたことがなかったが
モノを売り込むために必要なPR(=public relations)について
解説されています。いわゆる「仕掛け」の話ね。

帯にあるように

消費者を買いたい気分にさせる「空気」。それをつくり出すのが「戦略PR」

空気を作る3要素として
  • おおやけ(「オトナになった日本人」をひきつける公共性)
    「おおやけ感」を生み出すためにマスコミを活用する
  • ばったり(情報洪水の中で貴重な出会いを演出する偶然性)
    「ばったり感」を生み出すためにクチコミを活用すっる
  • おすみつき(信頼性)

その「おすみつき」を与える専門家、タレントをインフルエンサーと呼ぶらしい。

上記ホームページにあるインフルエンサーマーケティングについて
例をあげて解説しています。

モノを売り込むわけではないけれども、たとえば伸び悩む
高3の麻しん風しん予防接種の必要性を売り込むとしたら

  • 「おおやけ感」を出すために、高校や専門学校、大学で麻しんが流行し
    多くの人に影響した事例をマスコミで紹介してもらい
  • 「ばったり感」を出すために、高校生がよく訪れる
    掲示板やブログで一斉に麻しんをネタしてもらうようにして
  • 影響を与えるインフルエンサーにメッセージを発信してもらうんだけど
    感染症の専門家というよりは若者に人気のバンドなどがいい?

という感じかしら。

本場アメリカにはインフルエンサーハンドブックもあるらしい。

新型のインフルエンサーも、煽り系(最近評判よくない)とか医療系、
リスコミ系など、用途に応じてリスト化しておくべきでしょうね。

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