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2010.05.10

クジラ 水銀 健康影響

以前に「妊婦とマグロ」というタイトルで記事を書いた。
(もう5年も前になるんだね)

平成15年に国が出した
水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項
があり、その後、国際的な許容基準が引き下げられたため
平成17年11月には改訂版(Q&Aがわかりやすい)を出す。
マグロが基準魚の仲間入り(妊婦さんは1週間で80g以下)。

今回、マグロが対象となった理由としては、2つの要因があります。
1つは、食品安全委員会の食品健康影響評価において、
従来の耐容量3.4μg/kg体重/週が、2.0μg/kg体重/週に
引き下げられたことです。
 もう1つは、国民栄養調査の詳しい解析から、
マグロを使った料理としては、寿司、鉄火丼等があり、
一般の魚に比べ、一回に食べる量が平均値と比較して
たくさん食べている人が多いことが明らかになったことや、
マグロの刺身、寿司の1人前や鉄火丼の摂食量を見ると、
60gから100g程度であることから、この2つを合わせ、
今回注意事項の対象となったものです。

これについては、内容が不十分でわかりにくいとして
生協Coopに解説Q&Aが掲載
(確かにこっちがわかりやすい)
その中で以下のように指摘。
妊婦(胎児)に次いで感受性が高いと考えられる幼児や一般の人に対する注意喚起がない

ここまでが前置きで、さっき見つけたニュースにつながります

捕鯨の町、太地町住民、毛髪水銀が全国平均の4倍(朝日)

水銀中毒症状など健康被害は認められなかったが、(中略)
「高濃度の人もいるので調査は続ける」として、研究班の設置を検討している。

国立水俣病総合研究センター水銀研究レビューでは
成人の低濃度曝露について(H20)

高濃度のメチル水銀曝露が運動失調、視野狭窄、構音障害などの神経障害を起こすことは知ら れている。一方、1995 年以降、低濃度のメチル水銀曝露が心血管系影響を起こすかどうかについ て大いなる議論がなされてきた 55,64)。最初の証拠は魚摂取と毛髪水銀レベルの増加がフィンラン ド東部住民において冠動脈性心疾患のリスクを高めるというものであった 65)。その後、あるグル ープが冠動脈性心疾患のリスクと総水銀曝露との関連を認め 66)、別のグループはその結果を支持 しなかった 67)。近年、冠動脈性心疾患や小児神経発達に対する長鎖不飽和脂肪酸のリスク軽減作 用に関する論文が多数報告され 68-72)、メチル水銀の低濃度曝露による健康影響に関する議論が全 く行われていないのが現状である。このような折、Strain らは長鎖不飽和脂肪酸の影響がメチル水 銀曝露の影響を考慮すると、その有益影響が消失し、逆にメチル水銀の有害影響が認められたと 報告した 63)。さらに、増加するメチル水銀曝露が冠動脈性心疾患の発生を促すことを示す証拠が フェロー諸島の捕鯨者で示されている 73)。

よくわからないことが多いことはわかった。

なおさら、今後の研究結果が貴重なものになるね。

ところで、このリリースに対するQ&Aは?

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