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2010.08.01

ホメオパシーと養護教諭(@沖縄)

助産師が、本来行われるべき投薬(ビタミンK)を行わずに、
自らが傾倒する代替療法(レメディ投与)を行ったために、
結果として患者が死亡したという事件の裁判が始まるようです。

最初の報道記事はこちら
「ビタミンK与えず乳児死亡」母親が助産師提訴

母親によると、助産師は最初の2回、ビタミンKを投与せずに
錠剤を与え、母親にこれを伝えていなかった。
3回目の時に「ビタミンKの代わりに(錠剤を)飲ませる」
と説明したという。

昨日の読売新聞に解説記事が出ているようです。
よみドクター
[解説]「ビタミンK与えず乳児死亡」提訴

助産師の一部が代替医療、命への責任再認識を

  • 来月始まる裁判は、助産師の行った代替医療が注目点
  • 死亡乳児への療法は、効果が疑問視されている
  • 助産師は、医療従事者の基本に立ち返る必要がある

ホメオパシーという団体名も出ているので、気になったのが
この記事

沖縄県では養護教諭研究会員がホメオパシー的アプローチを
勉強して、

予防接種に含まれる水銀、アルミニウム、歯科治療で使用されるフッ素が人間に沈積し、体を毒するだけでなく性格まで変えてしまうことを知り、本当に驚きました。社会は、予防接種や水道水にフッ素を入れることを推奨していますが、この動きを阻止しなくてはいけないと思いました。

などの感想を持って、学校現場に戻っている人もいます。

個人的にどういう代替療法に興味を持つかは自由なので
それを妨げる事はできませんが、それはあくまでも個人の
関心の範囲。

今回の助産師事件のように、資格を利用して
本来の専門職として行うべきことをせずに
(あるいは意図的に医療から遠ざけて)、
代替療法の錠剤を処方したり啓発したりするのは
反則だと思います。

なぜなら専門職という資格は、学校の教科書を勉強して、
先生たちからも習って、試験にパスして得たもので、
それによって就職したり人の信用を得たりしているんだから。
その資格に代替療法は含まれてないでしょ。

どうしても代替療法をやりたいんだったら、資格によって
得られた仕事とは関係ないところで、個人として、堂々と
看板を掲げてそれだけやればいいと思う。

まさか、保健だよりに「予防接種は毒」とか「そのせいで
発達障害が増えている」とか書いたり、保健室で子どもに
レメディ出したりする先生はいないと信じてるけど。

生徒や親御さんに近い位置で仕事する立場なので
ちょっとシワしてます。

逆に考えれば、

代替療法を広めようと思えば資格を持った人たちを取り込んで
いくのが早道。そういう意味では、沖縄の養護教諭研究会の
多くの会員たちも巻き込まれそうになってるのかもしれません。

追記9/3

まさかと思っていた事が実際に行われていたというニュース

保健室でホメオパシー 沖縄の養護教諭、生徒に砂糖玉(朝日)

「教育現場で利用して10年になる。改善したことは多々あるが、トラブルは一度もない」

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Comments

どもです

天漢日乗さん
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/
によると以下の過程での資格制度を名乗っているようなので、二重資格の場合もありそうですね
医師&弁護士という凄い人もいらっしゃいますしね
-------------------------
【入学時期】 毎年4月(2010年5月開講)
【修学期間】 年間
【年間授業日数】 ・月2回、土日の週末(年間約45日程度)の通学授業
・通学授業に加え、eラーニングによる自宅学習(年間延べ約10日程度)
【授業時間】 9:30~17:10(予定)
【受講場所】 札幌校・東京校・名古屋校・京都校・大阪校・福岡校・沖縄校(同時中継)

学費。

【入学金】 初年度のみ 150,000円(税込)
【年間授業料】 一括払い 900,000円(税込)
2回払い  前期:500,000円(税込)/後期:450,000円(税込)
※授業料にはCHhom主催海外講師講義の必修授業の授業料、JPHMAコングレスの参加費用、英国スクーリング時の授業料が含まれます。
【教材費】 別途テキスト代が必要となります。


というわけで
 入学金+授業料(一括/2回払い)×4=375万円/395万円
ですな。

------------------------------------

Posted by: tune | 2010.08.14 at 04:40 PM

コメントありがとうございます。

日本学術会議からも勧告が出たというニュースが
ありました。

http://mainichi.jp/select/science/news/20100825k0000m040076000c.html

Posted by: titokazu | 2010.08.25 at 02:09 AM

沖縄県の養護教員研究会は予防接種反対の動きが続いているようです。12月にも「インフルエンザワクチンには水銀が含まれているから受けないように」との講演会が行われたようです。水銀とは保存剤のチメロサールですが、1930年代から保存剤として使用されていますが、ワクチンの水銀はエチル水銀で毒性はなくWHOでも安全性が確認されています。ただし、子どもたちの環境から出来るだけ水銀を減らそうということで
最近のワクチンにはチメロサールはなくなってきています。毒性のあるメチル水銀は大型の魚類に多く含まれ、ワクチンよりも大型魚の肉を食べる方が危険性が大きいのですが、一方的な
見方でワクチンを悪者にしていますね。そして洗脳して行くのですね。

Posted by: pedbata | 2010.12.18 at 11:59 PM

コメント&情報ありがとうございます。
今年9月の県議会代表質問に対する教育庁答弁です(砂糖玉の件)。
質問者は平良昭一議員(改革の会)

(ここから引用)
次に、教育行政についての御質問で、代替医療「ホメオパシー」についてお答えいたします。
 今回、養護教諭が児童生徒に対し代替医療「ホメオパシー」を用いたことは、現代医療を受ける機会を逸する可能性があると考えられることから、不適切な行為であると考えております。
 県教育委員会としましては、実態把握のための調査や養護教諭等の参加する研修会において職務の確認、適切な保健管理について注意喚起するなど指導の徹底を図ったところであります。
(引用終わり)

この後に同じことが行われているんだったら、相当
問題が根深いと思います。

Posted by: titokazu | 2010.12.19 at 07:24 AM

早々の返信ありがとうございます。調べてみましたら沖縄県の養護教員研究会は全国の同研究会に入っていない唯一の組織です。沖縄県の会では「学校に医療を持ち込ませない」との発言も聞いたことがあります。根は相当に深いようです。医療の代わりにホメオパシーを取り入れているのです。怖いですね。
ホメオパシーは、ホメオパシー・ビジネスとして信者を洗脳し、営業させているにすぎません。儲けているのは教団本部だけです。信者もある意味被害者ですが、沖縄県養護教員研究会へのチェックや働きかけは継続して行う必要があると思います。養護教員は学校現場では特殊な立場ですので、学校以外から(特に議会など)の働きかけが重要ではないかと思います。

Posted by: pedbata | 2010.12.19 at 09:46 AM

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