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2010.09.10

ヘルスケア感染症

多剤耐性菌による院内感染のニュースがかまびすしい

ずっと前から整理ができないでいるテーマが

院内感染と市中感染の違い

日本医師会のホームページ(セラチア関連の記事)には

院内感染は、病院感染とも呼ばれ、英語では、nosocomial infections、あるいは、hospital-acquired infectionsという。米国疾病管理センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)は、統計上、入院後(または、特定の病棟に転科後)48時間以降に起こった感染症と定義している。
この院内感染に対し、病院の外でおこった感染症を、市中感染、community-acquired infectionsと呼ぶ。

確かにそう習ったし、概念的には理解できる。

現在日本では、

  • 根拠法は、市中感染は感染症法、院内感染は医療法
  • 厚労省では、市中感染は健康局、院内感染は医政局
  • サーベイランスは、市中感染が感染症発生動向調査、院内感染はJANIS

とスパッと区別されている。
ちなみに、JANIS(よく知らなかった...)で扱う全入院患者部門の菌は
  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
  • バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)
  • 多剤耐性緑膿菌(MDRP)
  • ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)
  • バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)

では、インフルエンザやノロウイルス、結核等のように、
市中感染も起こす感染症が、病院内や施設内で広がった
場合は、市中感染?それとも院内感染?
では、待合室での感染はどっち???

などなど、1人で混乱することが結構ありました。
区別しようとするのは、役所勤めならではの悲しいサガかも
しれませんが、目の前の仕事をこなしているうちに、
忘れてしまうことを繰り返してきました(これも悲しい習性)。

CDCでは、healthcare infection controlという分類もあるみたいなので
これからは

ヘルスケア感染症

と勝手に名付けることにします。

役所は縦割りでも、専門学会はひとつ(日本感染症学会

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