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2010.11.09

どの時点で病院内感染を疑うか(インフルエンザ編)

秋田の病院でインフルエンザが集団発生した
ニュースが報道されています。

報告の遅れ、初期対応、医療機関名の公表、A/H3N2の抗原性等
論点がいくつかあるようですが、医療機関が

これは病院内感染がはじまっている!

と疑う時点に関する資料を見つけました。

→日本環境感染学会のホームページ内

医療関連
感染地域支援ネットワークの活用について


「中小病院における主な病院感染症アウトブレークの迅速特定 Quick identification of outbreak」(2010年3月26日案)

病棟ラウンドward liaisonにより、通常より多い新規感染症例の存在に気づいた
際は、病院感染アウトブレークを疑う。アウトブレーク頻度の高い菌種に関して
は、以下の判定基準に従って原因菌種を特定する。


という前文に続いてMRSAをはじめとしていくつかの基準が示されている。

その中のインフルエンザウイルスの項目より抜粋。

  1. 医療従事者を含む複数のインフルエンザ様症状(咳そう、発熱の持続) の確認
  2. 迅速診断キットにてinfluenza A/B virus の診断
    ここでインフルエンザのアウトブレークを疑う
  3. 患者の個室アイソレーション、もしくは、コホート・アイソレーション
  4. 患者移動時には患者自身にサージカルマスク着用
  5. 抗インフルエンザ薬の投与(註:二次感染拡大防止のため)
  6. 感染拡大防止策の総合的遵守
  7. 必要に応じて、PCR検査の実施

厚労省からの通知で、クラスターサーベイランスは現在中止中
平成22年3月26日発出文書PDFとなっていますが

なお、社会福祉施設等の施設長等は、発症者の人数を問わず公衆衛
生対策上必要な相談は、適宜、保健所に行うことができます。

ともあります。

医療監視(うちはこれからがシーズン)等でも
情報提供していきましょう。

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