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2010.11.20

ノロウイルス2010

感染症定点報告でも「感染性胃腸炎」の報告が増加し
その主犯格と想定されているノロウイルスの報道が増加。
検索ワードでも急上昇トップ20に入ったりしている。

国立感染症研究所関係者の話として

  • ノロウイルスの免疫は1、2年ほどなので、免疫を失った人を中心に、 この冬、大量にノロ中毒が発生する恐れがあるのです (出典;週刊プレイボーイ
  • 去年は、ほとんど流行しなかったため、免疫がついていない子どもが多く、 今後、急激に流行が広がるおそれがある (出典;NHKニュース

流行、特に集団感染に対して注意を払う必要がありそうです。

起こりうるパターンとしてはやはり人→人感染がもっとも多く
感染経路別集団発生の推移図参照)
保育施設や高齢者福祉施設等が好発場所ですが、他にも


など、いろんなところに潜んでいる可能性も指摘されています。

ではどうしたらいいの?という疑問に対しては
東京都健康安全センターのノロウイルスタスクフォース
報告をまとめています。

最終報告書(pdf)の中の「手洗いの効果と嘔吐物の消毒方法」の実験結果を一部抜粋させて頂きます。

  1. トイレットペーパーによる拭き取りの際、中指、小指では10枚重ねた場合でもウイルスが 検出されました。また、ウイルスが付着した手指がドアノブを汚染し、ドアノブを操作した他者の 手指を介して食品が汚染されました。
  2. 速乾性消毒剤による擦式消毒とウェットティッシュを用いた清拭よりも、石けん類による泡立 てと流水すすぎを組み合わせた手洗いのほうが、ウイルス除去効果が高いことが確認できました。
  3. もみ洗い時間を長くし、あるいは手洗いを2回くり返すなど、丁寧な手洗いにより、ウイルス 除去効果が高まりました。
  4. 熱湯による加熱によるカーペットの消毒では、消毒に必要な効果(表面温度 85°C、1分以上維 持)を得ることは困難でした。
  5. スチームアイロンでは、カーペットの表面一箇所あたりを2分程度加熱すれば、狭い範囲であ れば消毒に必要な効果が得られました。
  6. 調査した家庭用布団乾燥機では十分な消毒効果を得られませんでした。
  7. 模擬おう吐物を散布したカーペットに 0.1%の次亜塩素酸ナトリウム溶液をかけた場合、10 分後 でも消毒に十分な量の塩素濃度がありました。また、次亜塩素酸ナトリウム溶液は遮光して保管す れば、半年間は濃度が低下しませんでした。
  8. 市販の二酸化塩素剤(0.06%)を模擬おう吐物を散布したカーペットにかけた場合、次亜塩素酸 ナトリウムと同様に 10 分後でも消毒に十分な量の二酸化塩素がありました。ただし不快臭があり、 カーペットなどを変色させることがあるので、使用の際には特段の注意が必要です。
  9. 市販のオゾン水は低濃度(0.003%程度)であり、模擬おう吐物を散布したカーペットにかけた 場合、1分以内にすべて消費されてしまいました。

まとめの「感染拡大を防止するためのポイント」として

  1. 嘔吐物の消毒処理
    • 速やかで確実な消毒処理
    • 広範囲な消毒処理
    • 消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)について

  2. 接触による感染防止
    • 手袋・マスク・ガウン(エプロン)の着用
    • 立入りの制限
    • 十分な手洗い

  3. 十分な換気
    • 速やかなウイルスの排除
    • 換気量を増やす

こういうホテルの取り組みも大切ですね。

八重山毎日新聞より
ノロ情報学ぶ 従業員が対処の実技訓練

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