« 多数出る遺体の処理に関する考え方(WHO) | Main | 避難所で「赤タミフル」処方可能に »

2011.03.17

心の被ばく

JCO東海村臨界事故の際は、致死線量の被ばくをした重傷被災患者から 心の被ばくをした被災患者まで約3000人にも及んだ。そして、大多数の 被災患者が後者の放射線という五感に感じないものにパニックとなり、 コミュニティセンター、病院等に殺到した。家族全員で来られた方、 農家で栽培している野菜を持ってこられた方、ペットを抱えて来られた方、 今にも失神寸前と思われるほど震え怯えて来られた方、我先にと列を乱し パニック状態の被災患者等、今でも忘れることができない。 (放射線と緊急被ばく医療(平成14年静岡県放射線技師会講演より抜粋 =国立東京災害医療センター放射線科麻生智彦先生)

今のマスコミ報道は、そのつもりはないかもしれないけれど、
見る人を釘付けにして、不安を煽る結果になっていると思う。
心の被ばくという視点も必要。

不安解消のために報道の時間が長くなればなるほど、不安を
増長するというサイクルなのかもしれない。バランス考え
ましょうね。

必要なのは
現場で何が起きているかを知らせること
(新型インフルエンザ、夏の那覇市立病院の教訓から)

同じ資料から、スクリーニング検査部分だけ抜粋

放射線災害緊急時医療の流れ

  • 被災者の受け入れ
    • 受け入れは時間外救急入り口とする
    • 汚染の可能性が高い患者は、放射線量測定室にて身体汚染検査
    • 汚染の可能性の少ない患者は、スクリーニング測定室にて表面汚染のスクリーニング
    • 高度の汚染に伴い重傷の傷病の被災者は、救命処置を優先に治療を行う

  • 身体汚染検査とトリアージ
    • 測定結果によりトリアージタッグをつける(賛否両論ある)
    • 汚染検査を行う服装は、マスク、帽子、手袋、白衣または作業衣、靴下、靴を着用し、測定用具はポケット線量を携帯。GMサーベイメーター、筆記用具、被爆線量記録、ガーゼ、サランラップ、ビニール袋、膿盆、ペーパータオル等を用意する
    • GMサーベイメータの検出部にサランラップまたはビニール袋をかぶせ、身体表面から1〜2㎝離してゆっくり走査させながら測定する
    • 頭髪、顔面、口角、鼻口、両肩、手掌、手、背、足の順に走査測定し、衣服、帽子、靴等も行う
    • 口角、鼻口は十分に行い、規定値を超えていればスミア法を行う
    • 測定は2人1組で行い、1人は記録を正確に行う
    • 規定値以上の被災者は除染処置を行い、再度測定を繰り返し、除染効果を確認する

キリ番54万突破はこういう大変な時期だったと
あとから明るく振り返ることができますように。

|

« 多数出る遺体の処理に関する考え方(WHO) | Main | 避難所で「赤タミフル」処方可能に »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 多数出る遺体の処理に関する考え方(WHO) | Main | 避難所で「赤タミフル」処方可能に »