« スポーツニュースでノロ! | Main | 餅とマラソン »

2012.01.16

キャリアからの感染にも注意(髄膜炎菌性髄膜炎)

5類感染症全数報告の髄膜炎菌性髄膜炎について調べ中

他の細菌性髄膜炎と違って

くしゃみ等の飛沫で感染するため、大流行の起因菌となるという特徴

を持つ

昨春には宮崎県内の高校の学生寮で流行して沖縄県出身の
新入野球部員が亡くなるという悲しい事例もありました(沖縄タイムス記事

そのアウトブレイクに関するネット記事がいくつかありました

対応としては、

感染拡大防止と事例終息に向けた公衆衛生対応として、
保健所による濃厚接触者に対する予防内服の勧奨
症例および予防内服者とその周辺から新規発症者がないことの
確認を目的とした健康調査が行われた。
また、追加症例報告がないことの確認を目的とした強化サーベイランスが実施された。

検体については

各医療機関の検査部または外注検査機関が細菌培養検査と薬剤感受性試験を行い、
宮崎県衛生環境研究所が血清群別試験およびパルスフィールド・ゲル電気泳動(PFGE)法、
国立感染症研究所細菌第一部がmultilocus sequence typing(MLST)法を実施した。

届け出が遅かったことが課題として挙げられています。

一番早い4月29日に発症したのは男子寮の厨房の調理担当者でした。
4月30日に救急搬送入院し5月14日に退院しました。
発熱・強い頭痛・嘔吐・下肢冷感が見られ、髄膜炎菌性髄膜炎でした。
5月6日に髄膜炎菌が検出されましたが、保健所に髄膜炎菌性髄膜炎
患者発生の届け出がされたのは、5月18日と遅かったです。

保健所の調査は医療機関からの届け出があってはじめて動くので
早めの連絡は大事。

同じ寮の中の集団発生ではありましたが

感染伝播に関しては、初発例のマスク着用、少ない寮生との接触、
最大潜伏期間以上離れた潜伏期から、直接曝露により初発例から
伝播した可能性は極めて低いと考えられた。
一連の伝播には一時的な保菌状態にあった者の介在が想定されたが、
保菌者把握は困難であり、詳細な検討は不可能であった。

とあり、保菌者が介在して感染が広がることも留意しないといけないということです。

|

« スポーツニュースでノロ! | Main | 餅とマラソン »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« スポーツニュースでノロ! | Main | 餅とマラソン »