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2012.03.29

あずきばっとうの流通経路

岩手県で製造された商品を食べた鳥取県に住む夫婦が
ボツリヌス菌の食中毒で重体になったというニュース

「あずきばっとう」はぜんざいの餅の代わりに平打ちの うどんが入った郷土料理。商品は700グラムと250 グラムの2種類が本県と青森県の一部で流通。
夫婦が食べた商品の入手経路や賞味期限、保存状態などは 不明で、県によると26日現在、同様の被害報告はない。
「あずきばっとう」はほとんどが岩手県内で流通していますが、 夫婦が食べた「あずきばっとう」については、製造年月日や 保存状態、流通経路はわかっておらず、岩手県内を中心とした ほかの購入者から、被害の報告は寄せられていないということで、 県では引き続き調査を進めています。

鳥取県が発表した内容PDF(出典は大分県

東北の親戚が買って鳥取に送ったんでしょうか?

あるいは何らかの形で鳥取まで流れて来たのか?

あるいは通販?など流通経路の解明が待たれます。


ボツリヌス症については、横浜市衛生研究所の解説が詳しい

  • 毒素型の食中毒であること
  • 食品摂取後、8時間から4日(主に12-36時間後)してから発症
  • 症状は、モノが二重に見え、まぶたが下がり、発音がうまくできなくなり、モノが飲み込みにくくなり、のどが乾き、力が入らなくなります。
  • 運動を行う筋肉が動かなくなってしまう運動神経の麻痺が目立ちます
  • これらの症状の前に、嘔吐・嘔気・腹痛・下痢などの胃腸症状がある
  • 四肢で力が入らなくなるのは、右も左も同様に対称に出現します。
    肩から始まり、肩からひじの間、ひじから手まで、腰から膝の間、膝から足までと、体を下降するように進行し、増強します。
  • 呼吸に使われるのは、肋骨の間を張っている肋間筋や横隔膜や腹筋など
  • これらの筋肉が麻痺して動かなくと、呼吸が止まることになり、
    人工呼吸器による呼吸の補助がなければ、死が避けがたいです。
  • アメリカ合衆国では、致死率は5%です。人工呼吸器による呼吸の補助をすることにより、多くの患者は、数週間から数ヶ月で回復します。
  • 吸入して発症する型は生物兵器として開発されたこと(オウム真理教も)
  • 乳児は蜂蜜摂取後にで発症する可能性があること(乳児ボツリヌス症
  • 瓶詰や缶詰食品等での発症が多いこと

などなど(勉強になります)

食品をとらないための呼びかけを全国的に展開すべきでしょう。
(ツイッターを活用している自治体もありました)

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2012.03.20

チャンプルー今昔物語

かつて沖縄が長寿でいられた要因の一つに揚げられていた

チャンプルーで野菜をたくさん食べている

というのがあった(はず)

調理が簡単なせいか(切って炒める)家庭にも浸透しているし

我が家は毎日チャンプルーだからフライパンしか使わんさー

というおじさんもいた(これホント)

居酒屋に言っても、人気メニューはこのチャンプルーだ

  • フーチャンプルー(お麩)
  • マーミナーチャンプルー(もやし大好き)
  • ソーミンチャンプルー(プットゥルー)
  • ゴーヤーチャンプルー(定番)
  • タマナーチャンプルー(またなー)

そういえば最近、パパヤーチャンプルー弁当が
スーパーマーケット総菜大賞を授賞したんだっけ。

で、チャンプルー神話よろしく、県民はポークや豚肉と
いっしょにこの料理を食べ続けている。

ところが、その内容が昔とは違うんだというニュース
朝日新聞:予想外に変化している伝統食

この部分注目!

昔のチャンプルーは、季節の野菜に豆腐、それにお湯で
脂肪分を抜いた豚肉を使い、だしで味を付けていた。
だが、市場などの食堂で現在出されるチャンプルーを調べたら、
野菜の重さに対して油の量が平均9%(大さじ1杯)もあった。

友利さんらは、これを2%(小さじ1杯)に減らし、
味付けはだし汁でと呼びかけている。

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2012.03.13

女性がタバコやめると婚活の対象者が4倍に増える

昨日、八重山病院で行われた講演会

「いかにして全職員で敷地内全面禁煙を進めたか〜南山病院の取り組み」
八重山毎日新聞で紹介)
同病院では、

「医療従事者はたばこを吸うべきでない」との信念から
10年前に院長と患者5、6人で勉強会を開始。

喫煙しているかどうかを調べる呼気中の一酸化炭素の
濃度測定や禁煙講演会の定期開催、就業時間中の
喫煙禁止の職務規定を設けるなどして、全医師、職員、
患者へと禁煙を拡大、09年には全職員、患者の禁煙を達成した。

注目すべきは、南山病院が精神科の病院であるということ。
 当時は院内の愛煙家からは反対の声が上がり、外部からは
「先入観で精神科病棟の患者にできるはずがないという差別意識に
似た反応が返ってきた」
(譜久原院長)という。
琉球新報2007年6月15日

南山病院の取り組みについては


に詳しく載っています。

精神科病院でも見事に敷地内禁煙を達成しています。

平成24年度診療報酬改定で、

受動喫煙による健康への影響を踏まえ、生活習慣病患者、
小児、呼吸器疾患患者等に対する指導管理にあたっては、
緩和ケア病棟等の現状にも配慮しつつ、屋内全面禁煙を
原則とするよう要件の見直しを行う。

という動きもあるなか、参考になると思います。


その講義の中で、禁煙を勧める際の動機づけの例として
紹介されていたのが、
「現在男性の75%は、タバコを吸わない女性との
結婚を希望している。」すなわち


女性がタバコをやめると婚活の対象者が4倍増える!

なるほど!と思った次第です。
(メモについては後述)

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2012.03.09

20代では男より女の方が飲酒率が高いらしい

3月1日から8日までは女性の健康週間(だった)。

このルーツは産婦人科学会のようだ(日本産婦人科学会HP

産婦人科医が女性の健康を生涯にわたって総合的に
支援することを目指し、3月3日ひな祭りを中心に、
3月8日国際女性の日までの8日間を「女性の健康
週間」と定め、2005年にその活動を開始しました。

ということで、関連して女性の健康づくりの資料を作ってて
タイトルのデータを見つけた。

2009年のニュース記事によると(よんななニュース

厚生労働省研究班の全国調査によると、
過去1年間に1回以上飲酒した人の割合(飲酒率)は、
2003年の調査ではどの年齢層でも男性が高かったのに、
08年は20代前半で、男性の83・5%に対し
女性が90・4%と男女逆転した。

社団法人アルコール健康医学協会のホームページには

女性の身体は男性よりも酒に弱くできています

とはっきり書いています。

その理由は

  • 男性に比べて肝臓の大きさが小さい
  • 女性ホルモン(エストロゲン)がアルコールの分解を抑える
などがあるようです。

女性と健康に関する記述(e-healthnetより抜粋)

  • 飲酒による肝障害、肝硬変は、男性の半分量で来たす
  • アルコール1日2ドリンク以上の摂取で乳癌の危険が高まります。
  • 性周期の乱れ、自然流産(1日2ドリンク)、不妊(1日6ドリンク)のリスクも高まります。
  • 母親の妊娠中の飲酒は、子の出生時低体重、顔面奇形、神経発達異常(軽度精神発達遅滞など)がみられる胎児性アルコール症候群(Fetal Alcohol Syndrome, FAS)のリスクとなります。
  • 女性飲酒者は自動車事故をはじめとした致死的な事故を起こしやすい
  • 他者からの暴力被害も受けやすく、特に夫からの暴力が多いとされています。
  • 女性のアルコール依存症も増加しています。
  • 飲酒が習慣化してからアルコール依存症発症までの期間が男性では一般に10~20年以上とされていますが、女性は6~9年と短く、そのため女性は平均発症年齢も低くなります。
  • 女性アルコール依存症は、気分障害、パニック障害、摂食障害、他剤乱用など、精神障害の合併が多く、特に29歳以下の女性アルコール依存症者は、約7割が摂食障害を合併するという報告があります。

いつでも酒が手に入る環境、飲みやすいお酒、女子会プランなどなど
若い女性が飲酒しやすいインフラが整っていると言えるでしょう><
心配なのは
アルコール依存症予備群とも言われる多量飲酒者も増えていること。

1日にビールで中瓶3本(純アルコール60グラム)以上飲む
多量飲酒者も、20代女性で増加傾向だと分かった。

ちなみに多量飲酒女子の割合は、
国全体では0.3%に対して、沖縄は2.0%と6倍以上!

というような話も明日の武道場での前座講演でする予定。

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