« サンシンドクターへの道(その1) | Main | 糖尿病の A B C D E »

2012.09.24

タバコのせいで発見が遅れた結核集団感染

今日から30日までは結核予防週間

先週末にネットで見た東京での結核集団感染事例(都発表資料

派遣社員が

平成23年11月頃から咳症状があったが、
平成24年2月以降、発熱、体重減少が生じ、
医療機関を受診。平成24年3月に結核と
診断された。現在は入院治療を終え、通院治療中。

診断まで4ヶ月のpatient's delay
遺伝子型も一致した集団感染を引き起こしたようです

受診が遅れた理由が

初発患者は咳症状が長期間続いたものの、喫煙によるものと考え(以下略)

タバコを売ってるコンビニで、結核を啓発する意義は大きいかも。

結核と言えば昨年度の患者発生統計で目についたのが
働き盛りの潜在性結核感染症患者の倍増!(MSN産経ニュース
昨年までの水準に比べて2倍の約1万人が潜在性結核感染症として
治療を受けたという。

厚労省の資料によれば
前年と比べて増加した職種は

  • その他の医療職 3.2倍
  • 医師 3.1倍
  • 看護師 2.5倍
となっており、これは
入職時に結核病学会の推奨するQFT検査を導入し、
それが陽性になった職員に対して潜在性結核感染症
として治療を開始した病院が増えたことが示唆されます。

結核病学会は、
QFT検査推奨はしているけれども、陽性になったからと言って
すべて潜在性結核感染症として登録しろとは言ってない立場

(参考:学会誌での反論

のようですが、現場がその方向に動いているのは明らかですね。

この状態が「不適切」というのであれば、別のガイドラインが必要かも。

もう一つのモヤモヤした問題は、

潜在性結核感染症は「患者登録」なので、治療終了後も
他の患者と同じように2年間管理検診を行うべき

というのもあります。皆様いかが対応してるのでしょうか。

|

« サンシンドクターへの道(その1) | Main | 糖尿病の A B C D E »