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2013.02.26

おは葉酸^^

長寿沖縄超ピンチ

このことは10年前の都道府県別生命表(H12)が発表された頃から
言われ続けています。その原因として、沖縄県民は肥満の割合が
全国より高く(ひまんちゅの島)、その原因として食事中の脂質の
摂り過ぎが指摘され続けて来ました。
(参照:食の見直しで取り戻す「沖縄の健康」=沖縄県保健医療福祉事業団

ところが、先週土曜日の琉球新報に掲載されていた新報食育フォーラム
では、違った視点で沖縄県の肥満問題を斬っていました。

時間栄養学による肥満・糖尿病の予防(香川靖雄女子栄養大学副学長)
というタイトルの基調講演記事より抜粋すると

  • 時間栄養学とは同じ食事でも食べる時刻や速度、順序によって健康に与える影響が全く違ってくるという考え方
  • 沖縄県は男女ともに肥満の割合が全国1位で糖尿病患者も激増しています(中略)が、これは食べ過ぎが原因ではありません
  • エネルギー摂取量は減ったのに肥満が増えている
  • 肥満増加の背景には、運動不足や朝食の欠食、栄養バランスの乱れがあります
  • このことは、心身のリズムを作る「時計遺伝子」の発見によってわかってきました
  • 毎朝光を浴びることで体内時計がリセットされ(中略)朝食を食べることで内臓が目覚め、エネルギー代謝が活発になります
  • 朝食で摂取したエネルギーは心と体の活動を活発にさせるために多く消費されますが、夜食はエネルギーの大半が脂肪となります
  • 朝食を欠食すると(中略)摂取した場合に比べ、肥満のリスクが5倍高まります
  • 食事の速度も重要です。(中略)空腹時にご飯やお菓子を急いで食べると血糖値が急上昇するため、肥満につながりやすくなるのです。
  • 血糖値をゆっくり上昇させるように一口20〜30回噛んで食べましょう。また野菜をご飯より先に食べることも大変有効です
  • 運転シミュレーターを用いて実験したところ、同じ人間でも朝食をとった場合ととらなかった場合で、事故率に差が出ました
  • 人間の細胞内にある染色体の両端には「テロメア」とよばれる部分があります(中略)テロメアの長さが乱れた生活習慣などにより短縮していくと、心筋梗塞や循環器障害のリスクが高まります。
  • テロメアを長く保つために、世界的に注目されているのが「葉酸」という栄養素です

とここまで読んで、埼玉県坂戸市が健康づくりで進めている
さかど葉酸プロジェクト
の話を思い出しました。なるほど、女子栄養大学。関連食品も開発してるようです。

それはともかく栄養調査では摂取カロリーが多くないのに肥満は圧倒的に
多いことの説明として、この時間栄養学の考え方は了解できる部分もある
と思います。

最後に

葉酸を上手に摂取し、規則正しい生活習慣を保ち、バランスのとれた
栄養をとり、適度の運動を行い、健康的な生活を送っていきましょう

とまとめていますが、キーワードでまとめるとすれば

おは葉酸^^

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2013.02.18

COPD見学ツアー

健康日本21(虹)の柱の一つとして新設されたCOPD

日本語では慢性閉塞生肺疾患
chronic obstructive pulmonary disease

昔習った当時は

  • 肺気腫
  • 慢性気管支炎
  • びまん性汎細気管支炎(DPB)
  • 気管支喘息

の4つだった覚えがあるけど、今は上の2つになってるらしい。

日本呼吸器学会のサイトには

  • タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患
  • 喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病
  • 従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称

とあります。

GOLD(The Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)と
いう団体が行ったインターネット調査が指標のベースラインになっていて

COPDについてどんな病気かよく知っている、または、名前は聞いたことがある

を現状の25%から10年後には80%に上げようとなっている。

桂歌丸師匠がナビゲートするサイト(COPD.jp)や
前出のGOLD日本委員会が運営するCOPD情報サイト
などネット上では啓発が行われるようになってきたり、
あるいは和田アキ子がテレビCMに出たりして少しづつ浸透してきてるというところか。

さらに市民に訴える方法としては、症状として

  • 咳や痰が続く
  • 息切れ
があるとさらっと書いているのを詳しく記述。

徐々に呼吸不全が進行して、最後は酸素が手放せなくなり
意識(頭)はしっかりしてるけれども、常に息苦しいとか
痰の量がハンパなく多く、「ベッドで溺れる」と表現される
こともあることなどを伝える。

とか

ターゲットは完全に喫煙者に絞って、タバコ容器の箱に
警告表示としてCOPDの病名を書き込む

とか

これは実際に研修病院で行っていたことですが、
未成年喫煙で補導された少年たちを病棟見学させて、

気管切開してレスピレータにつながっているCOPDの患者が
口から食事を摂っている姿を見せてタバコの健康への影響を教える

などが考えられるのかなぁ(でも今は難しいのか)と思ったり。

この部分の啓発でも知恵を絞りましょう。

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2013.02.14

禁煙旅行♪

本日(2/14)からFMいしがきサンサンラジオで放送されているCM

午前9時と午後1時に聴くことができます。
(私はiphoneアプリのTuneIn Radio
http://118.21.140.45/Push1 を入力して聴いています)


於茂登家の健康劇場 禁煙外来編

けんぞう:かめばあちゃん。野菜そばおいしかったね。
か  め:でもね、けんぞう。そばは上等だったけど、ばぁちゃんは隣の人の
タバコの煙が臭くて、気になってたさぁ。
けんぞう:うん。せっかくのそばが台無しだね。次からは禁煙食堂にしよう。
か  め:タバコ吸う人はいつまで吸うつもりかねぇ。値段も上がって、吸え
 ない場所も増えて、寿命も縮まるのがわかるのにねぇ(しみじみと)
けんぞう:僕の学校の先生も、生徒に隠れて駐車場まで行って吸ってるよ。
     ほんとうはやめたいんだって。かわいそうな気がする。
か  め:仲井眞さんも知事になってからやめたって新聞に書いてあったよ。
     あと、今は病院で薬もらってもやめられるみたいよ。
     こないだ舘ヒロシが、テレビでばぁちゃんに教えよった。
けんぞう:ふぅん。でもばぁちゃんだけに教えてるわけじゃないと思うよ。
か  め:いいさぁ。ばぁちゃんにはそう聞こえたんだから!
     それから、お金もかかるんだよ。1箱420円するタバコを、毎日
     1箱吸うと、1年でいくらかかると思う?
けんぞう:うーん。わかんない。でも420円だったら弁当並みだね。
か  め:ばあちゃんもサンミンできないけど、家族で旅行に行けるくらいは
     あるはずよ。
けんぞう:禁煙旅行だね。
     そうだ。先生にもタバコやめて禁煙旅行に行けばって言ってみるよ。
か  め:やめたい人がみんなやめられたら上等だけどねぇ。

ナレーション
 八重山管内では現在11の医療施設で、健康保険による禁煙治療をおこなってい
ます。平成23年度は八重山全体で363名が禁煙外来を受診し、約200名の方が
禁煙に成功しています。次はあなたの番です。少しでもタバコをやめたいと思っ
ている方は、お医者さんと禁煙してみてはいかがですか?
 禁煙外来をおこなっている医療機関については八重山保健所健康推進班、お電
話82-4891タバコ対策担当までお問い合わせください。


CMと呼ぶには長過ぎですね。

健康日本21の資料の中にもタバコがNCD(非感染性疾患)の中の
死亡要因としてワースト1であることが紹介されてます。
Ncd21


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2013.02.06

大酒のみは早死にするよ

八重山の新聞に掲載されていた印象深い投稿記事。

(以下転載です)


主人が亡くなって、はや半年が過ぎてしまった。残された私には、まだ心の何処かに生前の存在感が残っているらしい。頼母子などで遅くまで談笑している時など、ふと時計を見て、「はっ」となることがある。「急いで帰らないと怒られる」と気が急ぐ。主人との暮らしで染み付いた習慣は、マインドコントロールとなっていまだに私を支配してるらしい。

 主人が死に至った病は、アルコールが原因の肝細胞がんであった。脂肪肝、肝硬変を経て、がんへと移行してしまった。若いころから、酒は生活の一部で、酒がないと眠れないというので、毎晩の寝酒、風邪をひくと卵酒、痛風にはビールはだめだが酒はいいんだぞと、いっぱしのにわか医者になる。一年中「日本全国酒のみ音頭」や「やっとん節」の歌詞同様の酒人生だった。

「大酒のみは早死にするよ」との周りの忠告など全く聞く耳もたず、「古希まで生きれば上等さあ」が口癖の結果ではあるが、満66歳で「お先に!」と逝ってしまった。「僕が死んだら、必ず酒だけは仏壇に供えろよ。それも一升瓶だぞ」と冗談めかして言っていたが、本当のことになってしまった。

 亡くなる1年前にがんを告知され、あと半年ほどの寿命ですよと告げられても、酒をやめることはなかった。。だんだんと体は衰弱していき、肝臓の機能は不全となり、肌は黄疸で黄みを帯びても、酒を手放すことはなかった。確かに短い人生ではあったが、本人は自分の人生は超幸せな人生であったと、あの世で両親や先祖に吹聴しているのではないかと私は思う。いや、そう思うことにしている。

 結婚して40年余、残された者は、切なさや辛さで、言葉では表せない悲しみが襲ってくるのです。同じ年ごろの夫婦がウォーキングをしたり、楽しそうに語り合ったりしている姿を見かけると、うらやましさやほほ笑ましさで、何かしら涙が流れてくる。主人の在命中は、さほど気にならなかったが、神経質なるほど、気になったりもする。

 女性は男性に比べ、悲しみが大きいと心が壊れやすいといわれている。悲しみでつぶれそうになっても、忙しい仕事で気を紛らわせてきた私だけど、心のすき間を埋めるのは簡単なことではない。このごろ、一人になるとちょっとしたことで涙を流すことが多くなってきたように思う。「私一人が悲しいのではない。周りを見れば、悲しみに耐えて頑張っている人が大勢いるのではないか」と自分を励ます日々が続いている。私のこの悲しみは、いつか癒える日が来ると思うのだが、長い道のりになるのではないかと思う。
 世の男性の皆さん、残された人のことを考えて、酒はほどほどにしてね。
(2012年6月30日八重山毎日新聞)

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