おは葉酸^^
長寿沖縄超ピンチ
このことは10年前の都道府県別生命表(H12)が発表された頃から
言われ続けています。その原因として、沖縄県民は肥満の割合が
全国より高く(ひまんちゅの島)、その原因として食事中の脂質の
摂り過ぎが指摘され続けて来ました。
(参照:食の見直しで取り戻す「沖縄の健康」=沖縄県保健医療福祉事業団)
ところが、先週土曜日の琉球新報に掲載されていた新報食育フォーラム
では、違った視点で沖縄県の肥満問題を斬っていました。
時間栄養学による肥満・糖尿病の予防(香川靖雄女子栄養大学副学長)
というタイトルの基調講演記事より抜粋すると
- 時間栄養学とは同じ食事でも食べる時刻や速度、順序によって健康に与える影響が全く違ってくるという考え方
- 沖縄県は男女ともに肥満の割合が全国1位で糖尿病患者も激増しています(中略)が、これは食べ過ぎが原因ではありません
- エネルギー摂取量は減ったのに肥満が増えている
- 肥満増加の背景には、運動不足や朝食の欠食、栄養バランスの乱れがあります
- このことは、心身のリズムを作る「時計遺伝子」の発見によってわかってきました
- 毎朝光を浴びることで体内時計がリセットされ(中略)朝食を食べることで内臓が目覚め、エネルギー代謝が活発になります
- 朝食で摂取したエネルギーは心と体の活動を活発にさせるために多く消費されますが、夜食はエネルギーの大半が脂肪となります
- 朝食を欠食すると(中略)摂取した場合に比べ、肥満のリスクが5倍高まります
- 食事の速度も重要です。(中略)空腹時にご飯やお菓子を急いで食べると血糖値が急上昇するため、肥満につながりやすくなるのです。
- 血糖値をゆっくり上昇させるように一口20〜30回噛んで食べましょう。また野菜をご飯より先に食べることも大変有効です
- 運転シミュレーターを用いて実験したところ、同じ人間でも朝食をとった場合ととらなかった場合で、事故率に差が出ました
- 人間の細胞内にある染色体の両端には「テロメア」とよばれる部分があります(中略)テロメアの長さが乱れた生活習慣などにより短縮していくと、心筋梗塞や循環器障害のリスクが高まります。
- テロメアを長く保つために、世界的に注目されているのが「葉酸」という栄養素です
とここまで読んで、埼玉県坂戸市が健康づくりで進めている
さかど葉酸プロジェクト
の話を思い出しました。なるほど、女子栄養大学。関連食品も開発してるようです。
それはともかく栄養調査では摂取カロリーが多くないのに肥満は圧倒的に
多いことの説明として、この時間栄養学の考え方は了解できる部分もある
と思います。
最後に
葉酸を上手に摂取し、規則正しい生活習慣を保ち、バランスのとれた
栄養をとり、適度の運動を行い、健康的な生活を送っていきましょう
とまとめていますが、キーワードでまとめるとすれば
おは葉酸^^
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