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2013.05.30

いつ受けるか?今でしょ!(HIV検査普及週間)

後で振り返った時に、

あぁ。そう言えば、あのときはこんなフレーズが流行ってたね

と思うに違いない。
今年のユーキャン流行語大賞間違いなし?の
この言葉が今年のHIV検査普及週間キャッチフレーズに
採用されました(沖縄だけ?)

ちなみに厚労省は「検査の輪を羽田から全国へ」をテーマに
6月2日に羽田で普及イベントを行うようです。

2009年のインフルエンザA/H1N1騒動で落ち込んで以来
なかなか回復しないHIV検査

沖縄県でも2008年の3504件から4年連続で減少を続けていて
2012年は2233件。それでも、人口10万人あたりの検査数は
全国では最も多い。ただ、感染者数(HIVとAIDS)も4番目に
多いので、引き続き検査数を増やす働きかけは必要です。
(詳しくは記者発表資料を参照)

地元マスコミ紙が取り上げるのも沖縄の特徴だよねと言われた
ことがあります。これって結構重要なツール。八重山でも新聞に
掲載されていました(八重山毎日新聞

記事を見ると6月と12月に検査のピークが来てるね

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2013.05.21

不健康おきなわ21

なかなか県内に住んでいると実感できない不健康な習慣やデータをまとめてみた

平均寿命

戦後に生まれた世代は軒並み全国よりも死亡率が高く、このまま20年経過すると男女とも全国平均よりも1.8〜2.5歳差がついてしまう
死亡広告的な表現をすれば、親の世代を残して早世する青壮年が多い

目立つ死因

  • 自殺(20代〜60代)
  • 事故(20代)
  • 脳血管疾患、脳内出血(30代〜60代)
  • 心臓病(40代〜60代)
  • 肝臓病(40代〜60代)

栄養のアンバランス

  • 沖縄そばにジューシーの組み合わせに代表されるマラソンランナーメニュー
  • コンビニ弁当でおかずがご飯を覆っているのも「沖縄限定」
  • 野菜不足全国ワースト

運動不活発

車社会でdoor to door

飲むことに寛容な社会(飲み会多すぎ)

  • 仕事が終わって夜中まで飲んで店で寝るor道で寝ることがある。
  • 昼間仕事をする時間より、飲んでる時間が長くなることも珍しくない

子育ても夜型社会

居酒屋に子ども連れで行く。しかも今何時?夜でしょ!

受動喫煙わらばー

一般家庭よりも子育て中の家庭の方が喫煙率が高い(これは全国共通)

などなど。

ローカルネタはもっとあるかもしれないね。

こうやって復帰後に肥満帝国が完成してしまったと思われます。

沖縄の人は肥満が多いから、腹を隠すためにかりゆしウェアを着ている

と揶揄されないように(された)、肥満帝国崩壊を目指しましょう。

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2013.05.14

330(サンサンマル)ショック

長寿沖縄超ピンチ

「健康長寿を取り戻せ!」という座談会に県の担当者として参加。
関係者から様々な提案や指導(激励)を受けました。

その中で「那覇市のハイサイ、ハイタイ運動のように、最初は違和感があったのに、いつの間にか市民に定着するキャッチフレーズで長寿復活を訴えてはどうか?」という提言。

確かにこういう耳に残るキーワードで広く県民や関係者に
プロモーションをかけていく活動が第一歩だと思った次第

平成12年都道府県生命表の際は「26ショック」(男性が
26位に転落した)という言葉が生まれたが、今回は何?と
いうと

330(サンサンマル)ショック

とおっしゃる先生がいた。

県民(特に中部方面)に馴染んでいる国道330号線の愛称。
女性3位、男性30位なので、数字の並びも合ってるね。

広くこういうコピーを募るのも一つの方法かも。

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2013.05.02

中国語しか喋れない患者への対応(Novel influenza)

そういえば、去年の沖縄そばの日(10月17日)に八重山で
こんな訓練したよなぁと思い出すことが多い今日この頃。

連休明けに指定感染症デビューする鳥インフルAH7N9

なお、指定感染症になっても

国内の医療機関に対して、中国から帰国後10日以内に
肺炎症状等が疑われる患者を診察した場合は、
保健所へ連絡するようお願いしています。

という通知は生きているようです。

今のところ、鳥人感染もしくは効率悪い人人感染の結果
検疫をすりぬけて国内で発症する可能性が指摘されてます。
その患者が中国語しか話せない場合の対応が課題(全国共通?)

というわけで、去年の八重山福祉保健所の報告書を見ながら
研究しております。
想定内容

  • 台湾在住「Aさん」は、10月10日に仕事で「B国」の家禽市場を訪れる。
  • 10月15日、娘家族とともに観光目的で石垣島へ来島。ホテルに宿泊した。
    →台湾からの直行便を利用したが、石垣空港から入国した際は無症状であった。
  • 10月16日の朝、離島ターミナルから定期船で西表島を訪れる。
    →朝から咳、痰、発熱(38°C)。市販薬を内服し観光。島内の民宿に宿泊。
  • 10月17日朝、西表島東部の大原診療所を受診。
    →発熱(39°C超)、咳も良くならない。簡易検査にてインフルエンザA(+)。
    →中国語以外のコミュニケーションが難しい。

詳細は報告書をご覧下さい

課題として、参加機関(10機関)から挙げられたものは

  • 連絡体制・方法に関すること
  • 搬送時の留意点
  • 関わる人たちの感染予防
  • 語学対応について

特に通訳については、
  • 国際交流員による電話通訳
  • 華僑総会会員による直接対面通訳(PPE付き)

の両者を実施し、メリットデメリットを比較

ここら辺は外国人労働者が多い東海地区とかがノウハウを持ってるかもしれませんね。

で、訓練とは別に感染研の先生を招いてDVDを見てもらい
頂いたコメント

スカイプなどのテレビ電話による通訳は有用だろう
今回の訓練では、通訳の方が聞き取りづらかった(特に電話通訳)
ということだが、 インターフォンやスカイプを用いることも
良いアイディアであるが、
聞き取りに 要する時間をなるべく短縮するということ
を念頭に検討を進めると良い。

そうそう。大事なことはいかに効率的に積極的疫学調査を進める準備をしておくか
(5)疫学調査の質問はもっと短く効率的に(事前に準備しておくべき)
疫学調査について、あいまいな聞き方をしている点が多い印象があり、
感染源を確認することが重要。観光客ということであれば、
既に周囲へ感染を引き起こし ている可能性が高く、
インフルエンザであれば発症するまで約1日と想定し、
そこから感染隔離に至るまでの状況をしっかり
聞き取らなければならない。

患者の 家族を中心に聞き取りし、次に濃厚接触があった人、
会話があった人など、段階を決めて、
スムーズに聞いていくことが重要。

また、PPE(感染防護服)を着ながら患者と密室に閉じこもって
長時間聞き取りをするのは大変辛い。必要に応じて
地図を用意するなど、聞く項目のポイントを絞って
あらかじめ準備を行い、なるべく早めに終わらせる必要がある。

以上を心得ておく必要がありますね。

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