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2014.01.26

肝臓あるあるin沖縄

金曜土曜と肝臓関連の勉強会が続いたので、そのランダムメモ。

肝疾患や関連データについて、沖縄県に特徴あるものを書き出してみた。

  • 沖縄県では他県に比べてC型肝炎に感染している人は少ない
  • 一方、HBs 抗原陽性者(いわゆる持続感染者;キャリア)の割合は全国が約 1 %に対して沖縄県が約4 %と最も高率
  • HBVについては、沖縄は遺伝子型Bjが優位である(沖縄県医師会報
  • 肝硬変の成因別分析では、男性ではアルコール性が最も多い(全国はHCV)。女性ではHCVに匹敵するくらいにNASHが多い(特に60歳を超えてから増加)
  • 肝硬変の成因については、ウイルス、肥満、大量飲酒等が複数併存する例も結構多い
  • 肝疾患による死亡率は、以前は全国46位だったが、今はワースト1に転落
  • 20-64歳の肝疾患の年齢調整死亡率は男女ともに年々増加(全国では減少傾向)
  • アルコール性肝疾患による死亡者は全国の2倍多い
  • アルコールの県内消費量は国税庁のデータから除かれている...(酒のしおりpdf
  • (アルコール消費量と自殺率が相関するというデータはあるんだけど)
  • 肝疾患死亡率は無職者で高く、沖縄県は15-59歳、60-74歳の無職率が全国一高い

などなど。

このほか、自殺と飲酒の関係について

ロシアでは、国民一人あたりの飲酒量が減ると、自殺率が男女とも減少した

というような知見も習いました。

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2014.01.17

からだが元気になる10か条

昨日の特別講演で幼児期運動指針について学びました。

子どもの体力の現状については「走る」「跳ぶ」「投げる」
といった、基本的な運動能力の低下が指摘されています。

幼少年期の動作の発達については
  • 2-3歳の未熟な初期段階から、11-12歳の成熟した段階までに
  • 動作の多様化(動きのレパートリーの増大)
  • 動作の洗練化(ぎこちなさ、りきみすぎ→滑らかな運動へ)

という過程をたどるんだけど、外遊びを経験しないまま
大きくなる子どもが増えているために発達段階が
現代の年長児は25年前の3歳児レベル
現代の3-4年生は25年前の年長児レベル

にとどまっているとのこと。

詳細は講師がNHKの視点・論点で解説しています。

私は、日本の子どもたちのライフスタイルが崩壊し、
子ども達の体にさまざまな問題が生じた原因は
「子ども」にあるのではなく、私たち「おとな」
にあると考えています。

全体的な活動量が低下している一方で、競技スポーツの
開始年齢が低下していることもよくないということを
ベネッセのサイトで提言しています
ベネッセ教育研究所

オーストラリアやアメリカ、ヨーロッパ諸国でも、
幼少期からひとつの競技スポーツをさせる流れがありました。
しかし、これではいろいろな動作が身につかないこと、
ケガが増えること、そして子どもの心身の健全育成が
果たせないことに気づいたのです。

こういった国の子ども向けのスポーツ組織では、
おもしろい・のめりこめる・楽しいなどがキーワード
になっており、日本のように勝つ・うまくなるという
言葉は重視されない傾向があります。

小学生のスポーツで全国大会のある国は、
私の知っている限りでは日本ぐらいのものです。

同じサイトで紹介しているからだが元気になる10か条は
親子が家庭で取り組むという視点で提唱されている

  1. 昼間に一度は外で遊ぼう
  2. 親子でからだを動かそう
  3. 休みの日には、外で一緒に遊ぼう
  4. 朝ごはんを食べよう
  5. 楽しい食卓を演出しよう
  6. 加工食品類は控えめに
  7. テレビを見る時間を決めよう
  8. メディア類はルールを決めて使おう
  9. 夜型社会から抜け出そう
  10. 1日1回家族との対話を

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2014.01.08

前年比30%増の理由は?(沖縄の交通死亡事故)

受動喫煙による死亡数より少ないと言われている
交通事故による死亡数

警察庁は6日、昨年の全国の交通事故件死者は4373人で
前年を38人(0.9%)下回ったと発表した。
死者数の減少は13年連続。

ピーク時の1/3に減少しているという交通死亡事故。
公衆衛生的にも重要な施策(効果も出ているし!)
その原因について「現代ビジネス」というサイトの考察を
借りれば
  • 飲酒運転の(厳罰化による)減少
  • シートベルト着用率の向上
  • 最高速度超過違反の減少
  • 運転マナーの全体的な向上
  • 対歩行者衝突安全の向上
  • 救急医療技術の進化
  • 車両の安全性の向上(アクティブセーフティ/パッシブセーフティの両面)

ところが、残念なことにわが沖縄県は昨年52名の方が
交通事故の犠牲となりました(合掌)。
その前の年が40名なので、30%増ということになります。
(H22:47 H23:45 H24:40 H25:52)

昨年12月18日には交通死亡事故緊急多発アピール
が発表されました。(県民生活課ホームページ)

県民に交通事故防止を強く呼び掛けるため、本年12月18日(水)に「沖縄県警察本部交通部長」、「沖縄県環境生活部長」、「沖縄県教育庁保健体育課長」との合同により、報道機関に対する「交通死亡事故多発緊急アピール」が行われました。

特徴としては
  • 夜間(日の入り後)(視認が遅れる)
  • 歩行者が関連する(横断中にはねられる)
  • 二輪車が関連(右折時に対向の直進車と衝突)

と分析されていますが、相変わらずの飲酒運転絡みもあります。

緊急アピール後も、新聞を見る限りでは、年末年始も
この傾向は続いている模様。次の一手は?

15-19歳男子の不慮の事故の死亡率が高い沖縄(全国ワースト
交通事故の影響も大きいと想定されます。

健康長寿復活を目指すなかで、交通死亡事故対策は重要な施策
と位置づけて行きましょう

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