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2014.07.19

ワーファリンvsリファンピシン

81万アクセスを超えて初の投稿
(いつもありがとうございます)

いわゆる薬局DOTS導入に向けた調剤薬局向けの研修会で
聞かれた質問

  • 心疾患があってもともとワーファリンを服用していた患者さん
  • 結核の治療のためにリファンピシンを開始した
  • その後脳梗塞を発症してexpired
  • 両者には関連があるのではないか

研修会の途中で調べ学習(耳は講義をききつつ^^)

ワーファリンについてはeisaiが発行している
ワーファリン適正使用情報第3版がある(なんと750ページ超)

リファンピシンとの相互作用については

本剤の作用を減弱する(リファンピシンの添付文書に併用注意の記載がある)

併用時の注意は
明らかに強い相互作用があることが認められている。
併用開始 1 週間以内には、ほとんどの患者で相互作用が
発生すると思われる。
ゆえに、この間の血液凝固能の変化に注意し、その値により
本剤を 2~3 倍に増量する必要がある。
また、リファンピシン併用中止後、本剤の作用は 1 週間以内で
回復すると思われるので、本剤を減量すること。
ただし、必ず血液凝固能検査を実施して本剤の投与量を決定すること。

作用機序については
リファンピシンが肝で本剤の薬物代謝酵素(CYP3A4、CYP2C9 等)を誘導する。

とのこと。インタビューフォーム
にも
併用注意のリストに掲載されています(併用禁忌ではない)

症例の詳細についての情報がないため、他に影響した要因の
可能性もあるが、上記の2剤については以上のような相互作用
があるということ。

と回答。

他にも調剤薬局日記のようにワーファリンの相互作用について
記載している薬剤師さんは結構いますね。

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2014.07.05

インクフェクション(Tattoo induced skin infection)

1ヶ月間に5人の兵士が沖縄県内のタトゥーパーラー後に
病院を受診したというStarsandstripes(星条旗新聞)のニュース

Five U.S. servicemembers on Okinawa ended up in the hospital emergency room this month seeking treatment for infections related to getting tattoos in unsanitary conditions at tattoo shops off base, according to Navy officials.

今回は皮膚感染症(cellulitisとか)ですが、一人はICUケアもいた
とか。外国人はやたらタトゥーが目立つけど、結構日本人でも最近
見かけることが多い。

皮膚を彫って(傷つけて)水で溶かしたインクを流し込む行為は
日本では医療行為にあたるため、医師免許を持たない人が行えば
違法。巷にショップはいっぱいあるじゃんと思うかもしれないけど
違法らしい。違法なだけに届け出や登録も必要なく、よって把握も
難しいというのが現状らしい。

アメリカでは州の保健衛生部局に登録して、衛生状態についての
講習や指導を受けて許可されるとのこと。

タトゥーが原因の感染症としてCDCのサイトでは非結核性抗酸菌
(NTM)の報告がなされていました。これはインクを溶かす水が
汚染されて感染がおこったと書いてあった。

可能性から考えれば

unsanitary needles could pass along more severe infections,
such as hepatitis B, C, or even HIV

若い人のC型肝炎の原因とかになってないか心配ね。

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