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2015.03.28

祝!麻しん排除認定

昨日飛び込んで来た嬉しいニュース。
はしか;日本で「撲滅」WHOが認定(毎日新聞)

厚生労働省は27日、世界保健機関(WHO)が同日、
日本をはしか(麻疹)の「排除状態」にあると認定した
と発表した。「排除」は、日本に土着するウイルスによる
感染が3年間確認されない場合に認定される。日本の認定は初めて。

00年前後は年20万〜30万人と推計された患者数は、
近年は年数百人程度と減少。

遺伝子解析の結果、原因は日本土着ウイルスではなく、
海外から持ち込まれたウイルスと判断されたという。

麻しんが排除されたという基準については、感染研IASRによれば

  • 報告率
  • 検査診断による確定
  • ウイルスの検出
  • 適切な検査

などがあるが、これを満たす状態と判断されたんだはずね^^

平たく言えば、疑い段階から全例報告するシステムがあり
診断も臨床診断ではなく検査まできちんと出す。そして、
遺伝子検査で土着のウイルスなのか、持ち込まれたかを
チェックし、さらに発生した患者の接触者を調査する
ことで、感染拡大を防ぐことができるという状態。

日本が麻しん輸出国と言われてクローズアップ現代で
とり上げられたのは2007年5月のことでした。
はしか猛威!感染拡大を防げ
その後の国と地方がタッグを組んでの対策が、激減→排除
につながったんですね。

岡部先生がNHKのニュースでコメントしているように

「排除に向けて取り組んできた成果で喜ばしいことだが、
海外から持ち込まれる事例はあとを絶たないので、
対策を怠ると、また広がるおそれがある。引き続き
ワクチンの接種を徹底するなど排除状態を続ける努力が必要だ」

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2015.03.13

ガッデム症候群

久々に救急医療の講義を聞いたら、やはりわからない
言葉に出会った。講義のテーマはPEECと自殺未遂者ケア。
(PEECは日本臨床救急医学会が開発した研修プログラム)

Goddamn Syndrome ガッデム症候群

これは自殺未遂者・自傷行為を行う者に対し, 救命救急センターで医療従事者が抱く陰性感情のこと
患者に暴言(例:「死ぬ気なんか初めからないくせに!」 「生きたくないなら仕方ないね」 「自分でやったんだから我慢しろ!」)を吐いてしまうことをいう。
ますます自殺のリスクを高めてしまうとのこと。

救急室に運ばれてくるsuicide attemptのケースに対する
精神科的なリスク評価をどう行うかという研修でした。

救急室つながりではないけれど、同じ講義で話が出ていた

過喚起症候群の患者にはペーパーバックはもうやらない

んですね(汗)

ネットで探しても、週刊医学界新聞
ペーパーバックは勧められない
その理由として

  • 診断がつかない状態でペーパーバッグ法を行ってしまうと診断の遅れをもたらすだけでなく,病態の悪化にもつながる。
  • 過換気症候群の原因は,CO2の減少よりも不安な心情など精神的な側面が主ではないか
  • 発作中の患者は,ペーパーバッグに向かって息を吹き込むという作業をすること自体苦しいことが多い。
  • ペーパーバッグ法を行うことによる低酸素症の発症や死亡症例が報告されている
  • 高炭酸ガス血症自体が過換気症候群の発作を引き起こす患者もいる。

知識の上書き不足を反省。

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