2009.02.17

その飲み方に問題あり!(AUDIT)

飲酒後の行動(記者会見)に問題あり!と追求される大臣。

同じ日の夕刊に飲酒後の問題行動についてちょうど記事が
載っていた。
国立病院機構琉球病院のアルコール問題研究班による
連載「沖縄で飲酒運転を考える」(この企画は上等です)

WHOが開発したAUDITという簡易テストが紹介されている
以下は琉球病院のホームページより


  1. あなたはアルコール含有飲料をどのくらいの頻度でのみますか?
    • 0.飲まない
    • 1.1ヵ月に1度以下
    • 2.1ヵ月に2~4度
    • 3.1週に2~3度
    • 4.1週に4度以上

  2. 飲酒するときには通常どのくらいの量を飲みますか?(1単位=純アルコール9~12g)
    ただし,日本酒1合=2単位,        ビール大瓶1本=2.5単位
    泡盛(25度) 1合=3.6単位,  泡盛(30度) 1合=4.3単位,  泡盛(35度) 1合=5単位
    ウイスキー水割りダブル1杯=2単位, 焼酎お湯割り1杯=1単位
    ワイングラス1杯=1.5単位,     梅酒小コップ1杯=1単位

    • 0.1~2単位
    • 1.3~4単位
    • 2.5~6単位
    • 3.7~9単位
    • 4.10単位以上

  3. 1度に6単位以上飲酒することがどのくらいの頻度でありますか?
    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  4. 過去1年間に,飲み始めると止められなかったことが,どのくらいの頻度でありましたか?
    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  5. 過去1年間に,普通だと行えることを飲酒をしていたためにできなかったことが,どのくらいの
    頻度でありましたか?

    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  6. 過去1年間に,深酒の後体調を整えるために,朝迎え酒をせねばならなかったことが,どのくら
    いの頻度でありましたか?
    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  7. 過去1年間に,飲酒後罪悪感や自責の念にかられたことが,どのくらいの頻度でありましたか?
    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  8. 過去1年間に,飲酒のため前夜の出来事を思い出せなかったことが,どのくらいの頻度でありま
    したか?       
    • 0.ない
    • 1.1カ月に1度未満
    • 2.1ヵ月に1度
    • 3.1週に1度
    • 4.毎日あるいはほとんど毎日

  9. あなたの飲酒のために,あなた自身か他の誰かがけがをしたことがありますか?
    • 0.ない
    • 2.あるが,過去1年にはなし
    • 4.過去1年間にあり

  10. 肉親や親戚,友人,医師,あるいは他の健康管理にたずさわる人が,あなたの飲酒について心配
    したり,飲酒量を減らすように勧めたりしたことがありますか?
    • 0.ない
    • 2.あるが,過去1年にはなし
    • 4.過去1年間にあり


項目の前についている数字がポイントです。これを加えて
  • 10点未満は問題なし
  • 10~19点は現在の飲み方を続けていると今後、健康や社会生活に影響が出る恐れ
  • 15点以上はアルコール依存症が疑われ
  • 20点以上で強くアルコール依存症が疑われます

というもの。依存症だけでなくその前の問題飲酒を見つけることが目的のテスト。

ooyakeの酒特集で指摘しているように
アルコールの依存に関する問題は本人が自覚せずに
身近な人が心配したり火消しに奔走したりという構図
(飲酒ギドラの真ん中の首...わかるかなぁ?)

本人に気づかせて受診行動に結びつけるかが最初のヤマです。
そういう意味では自分が酩酊している姿を映像で見せるのも
いい方法かと感じた夜でした。

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2008.03.25

職場の飲み会のあった翌朝は、這ってでも出勤しなさい!

出勤準備をしながらいつも聞いてるラジオ
おはよう一直線
で生島さんが今日の一言と言って紹介していた。
多忙な人ほどマメで、仕事ができる人ほど義理堅いとも。

お酒を飲んだ翌日きつい思いをした人はたくさん
いらっしゃると思います(私も毎週のように...)
その中でいくつか質問されることがよくあります。

  1. 飲んだ翌朝は酒臭い
  2. 飲んだ翌朝は鼻が詰まる
  3. おなかもゆるくなるんだけど
  4. 午前中はどうにか仕事してもお昼頃からきつくなってしまう
  5. 味噌汁が飲みたくなる(それも濃いやつ)
  6. 午後からトイレ(小)が近くなる
  7. 翌日は手がしびれた感じがとれない
etc

どうしてでしょう(続きは帰ってきてから書きます)

3月29日追記
(※今まで帰ってきてなかったわけではなく、いろいろ事情があって...)
解説編(間違ってるかもしれないけど)

  1. 飲んだ翌朝は酒臭い
    →それはまだアルコールが残っていて、呼気から出てる
  2. 飲んだ翌朝は鼻が詰まる
    →血管の外に水分が漏れ出していわゆる「むくみ」の状態
  3. おなかもゆるくなるんだけど
    →アルコール関連物質が腸での消化吸収を妨げる
  4. 午前中はどうにか仕事してもお昼頃からきつくなってしまう
    →午前中はまだ酔いが残った状態で、いよいよアルコールの分解が活発になるお昼頃にアセトアルデヒドの毒性による症状がピークに
  5. 味噌汁が飲みたくなる(それも濃いやつ)
    →細胞内は脱水状態であり、水を引き戻すために塩分を体が欲する??
  6. 午後からトイレ(小)が近くなる
    →アルコールが最終産物(二酸化炭素と水)に分解され、むくみが解消されて細胞内に戻ってきた水により利尿ステージに入る
  7. 翌日は手がしびれた感じがとれない
    →アルコールによる末梢神経症状

以上、生理学の先生が聞いたらあきれそうな内容かもしれませんが
アルコールが体の中で分解されていくステージを長年「体感」した
経験談です。

上記のつらい症状に対して、再び飲酒する(いわゆる迎え酒)で
解消を図ろうというのは、最も危険な行為です。

24時間酒なしではいられなくなるから

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2007.12.22

飲んだ翌朝、運転するなら...

これはずっと覚えておきたい公式
以下は18日火曜日夕刊健康面で見かけた記事。


飲んだら乗るな 時間に「目安」

年末年始には酒を飲む機会が増える。飲酒後、何時間運転できないか。 その目安となる式を飲酒運転撲滅に長年取り組む浅井清朗名古屋経済 大学名誉教授が提案している。

ヒトの視力回復データを基に、飲酒後に運転を控える時間の算出式を
作った。その時間は、日本酒換算の飲酒量(単位は合)に3をかけ、2を加えると出る。
飲んだら運転を控える時間の目安は

3時間×(日本酒換算の合数)+2時間

日本酒1合はほぼビール大瓶1本、焼酎コップ半杯に換算。
例えば、ビール2本と日本酒3合を午後10時に飲み終えたら
3×5+2=17時間となり、翌日午後3時まで運転しない方が
よいということになる。


こういう式がピタリ正しいとは思わないが、こういう風潮 (早く飲み終わろうというムード)は県民の健康状態を改善する ことにつながることと思います。「うちなわん夜型社会」を切り崩す きっかけになるか(大げさ?)

それはともかく飲酒運転で懲戒された報道の9割超が公務員
というのは驚いた。そのわけはask(アルコール薬物問題全国市民協会)
のサイトで開設しています。
飲んだら乗るなを徹底するしかないようです。
(ちなみに今日は空港に代行さんを呼びつけて帰ってきました)

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2007.10.24

集団飲酒が止まらない

「alcohol_1024.ppt」をダウンロード

中高生の集団飲酒が止まりません。背景には何があるの?

  • ノリや空気
  • 単なる好奇心
  • 満たされない生活(愛情不足)
  • そこに酒があるから

などなどさまざま。

学校では(さすがトップダウン)11月X日までに全小中高校で
飲酒に関する特別講義をノルマ開催しなければならない。

ダウンロード用ファイルは昨年小さな小中学校(併置校)で
話したときのスライドです。小中学校向け。
よろしかったらお使いください。

高校向けもあります(後日ね)

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2006.11.15

飲酒ギドラ登場!

Gidra1115
沖縄県医師会編「命ぐすい耳ぐすい」に
飲酒ギドラ登場(本文は下にあります)。
いつもお願いしているイラストレータに注文。
3つの首を持つ怪獣だけど

  1. 左の怪獣(肝障害ギドラ)は顔色悪く
  2. 真ん中の怪獣(依存症ギドラ)はニコニコ幸せそうに
  3. 右の怪獣(事故ギドラ)は恐い顔で

とそれぞれキャラを違わしている。

飲酒/酒造関連業界といっしょにやっつけられるのは事故ギドラ。
現に、管内の某ビール工場の入り口には飲酒運転撲滅のノボリ多数。
でもよくみてみると
飲んだら乗るな!飲むなら乗るな!なくそう飲酒運転

と書いてあり「飲むな」とは言えない事情が伺えます。
沖縄だったら
飲んでも寝るな!路上寝きけん
も必要かも。

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沖縄は酒に寛容な社会であると言われる。
これから年末を迎え忘年会などで楽しい酒を飲む機会も増えるが、
その一方で飲酒が健康に悪い影響を及ぼすことも忘れないようにしよう。

酒に含まれるアルコールは、脳、胃、肝臓、すい臓、大腸などの
臓器に作用しさまざまな病気をもたらす。また依存性があるため
アルコール依存症という病気にもつながるほか、最近社会問題化
している飲酒運転など、関連する事件や事故も多い。

それぞれの問題にそれぞれの専門家が対応しているが、
アルコール関連問題の全体像をイメージするために
「飲酒ギドラ」という怪獣を使って説明したい(図)。
この怪獣のモデルはゴジラシリーズに登場していた
キングギドラで、3つの頭と大きな羽を持つという特徴がある。

飲酒に伴う第1の問題は、飲みすぎによりおこる身体面での健康
障害で、いろいろな臓器に障害が生じる。大量のアルコールが
胃粘膜を傷つけたり、アルコールの大部分を処理する肝臓に
障害を来たす。また毎日飲んでいる人は血圧が上昇し、血液を
固まりにくくする作用が働いているため、飲酒量が増えるにつれて
出血性の脳卒中の発症率が段階的に高くなることがわかっている
(厚生労働省研究班「多目的コホート研究」より)。適正飲酒を守り、
定期的に健康診断を受けて臓器の状態を把握することが肝要だ。

2番目の問題はアルコール依存症で、飲んでいる本人だけではなく
その家族に影響を及ぼす。寝酒のように、「寝るために酒を飲む」
というつもりが、いつのまにか「酒がないと眠れない」状態に陥り
酒量も増加していく。アルコール依存症は、家族や職場に迷惑を
かけることがわかっていても、飲酒をやめることができなくなる病気である。
習慣飲酒から依存飲酒に進行させないためにも週に2日は
意識的に休肝日を設けることが大切だ。

そして3番目の問題は、飲酒に関連する事故や傷害事件、
アルコールハラスメント(飲酒にまつわる人権侵害)などが挙げられる。
社会や一般市民に影響を及ぼし、必ずしも飲酒期間が長くなくとも発生する。
未成年の飲酒、一気飲みなども原因となることが多い。これに対しては
ギドラの羽の部分に相当する飲酒関連業界も含めて、社会全体で
取り組む必要がある。

酒を飲むのなら飲酒ギドラが潜んでいることも忘れないで飲みましょう。
はじめに酒には寛容な社会と書いたが、酒で失敗した人に対しては
結構シビアな社会だから。
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2006.10.20

飲酒ギドラ

Zaurus
ひ孫が産まれそうな夜(冷や汗)
こないだの長い会議の間中、考えていた絵ができた。
名付けて

「飲酒ギドラ」

もちろんキングギドラのパクリ。

飲酒に関する健康被害は単純にピラミッド型(1次予防、2次予防、3次...)
とあらわせるものではないということはわかっていた。
こないだ精神班の人たちと話をしていて、まずは
アルコール関連問題とは何か?ということを考え
図のように、3つ火を噴く問題があることに気づく
すなわち左から
  1. 肝機能障害
  2. アルコール依存症
  3. アルコール関連事故

1は2に合併するかもしれないが、1のみも場合もある
3は不適正飲酒のなれの果てではなく、突発的な飲酒
(一気のみや飲酒運転のような「問題飲酒」)が原因。
で、火を噴く先は
  1. 本人(血を吐いてるのもしれない)
  2. 家族
  3. そして社会

となるかも。不適正飲酒行動、その前の未成年の飲酒を
防げば予防できる可能性もあるが、もっとリスクの高い
(長い首の部分)への介入の方が効果的だろう(と思う)

飲酒ギドラを羽ばたかせている翼には

  1. 酒に寛容な社会、文化
  2. 酒造業、飲食業、スナックなど酒を生活の糧とする人

と書いているのが確認できるのでは。

この怪物をどうやって退治するか。みんなで知恵を絞らないといけない。


地球が危ない。

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2006.08.27

酒は何者?

月曜日は保健所のアルコール家族教室の最終回。そこで
講師をします。テーマは「アルコールは何者?」

全面排除が最終目標のたばこと違って、酒はJカーブを示す
ようにまったく飲まないよりは少量飲む人のほうが死亡率が低い
というデータがあるため、「適正飲酒」が目標になりがち。
外国では「適正」ではなく「low risk drinking」というそうです。
やはりリスクを伴うもの。

よくある質問

適正飲酒を守れるならば、休肝日設けなくてもいいですよね?
と暗に相槌を求めてくるパターン(こういう時の専門家のひと言は重大)。
休肝日.comという非常に親近感を覚える日記のように
毎日の晩酌を楽しみに決まった量だけ飲む人も多いだろう。
内臓にはそれはあまり負担にならない可能性が高いと思われます
(もちろん定期的な血液チェックが必要です)が、
心配なのは
毎日酒がないと落ち着かない
という気持ちの問題。

飲酒行動を自分でコントロールできるかがカギ。

今日は飲まないと決めていても、つい(理由を探して)飲んでしまう
ようでは危ない。それだけ気持ちが酒に傾注している。
寝酒のように「○○するために飲む」という習慣は、
酒がないとその場を過ごせない状態になるためいつしか
酒がないと眠れない状態に陥る。
アル中人生に一歩足を踏み入れたと思った方がいい。注意しましょうね。

長く付き合うためには、日ごろから距離を置いてつきあうがいい
と考えてます。

厚生労働省多目的コホート研究班が発表した日本人の酒リスク。
お酒の飲み方によって

  • 3合以上/毎日
  • ~3合/毎日
  • ~2合/毎日
  • ~1合/毎日
  • 時々飲む
  • 飲まない

と分類し、10年後の死亡や発症を調べました。あなたはどっち?
(1合=エタノール23グラム、焼酎0.6合、泡盛0.5合、ビール大瓶1本、ワイングラス2杯、ウィスキーダブル1杯に相当すると定義しています)。
お酒と死亡
やはりお酒を少し飲むグループで最も死亡率リスクが低いJカーブ型を示した。
喫煙者では酒が増えるほど死亡リスクが高くなった。

飲酒関連がん
飲酒関連で増えるがんは、口腔、喉頭、咽頭、食道、肝臓、乳房のがん。
男性では1日3合(泡盛なら1.5合)以上飲む人のがんのリスクは、時々飲むグループの1.6倍。
がん全体の13%は、お酒を1日2合以上飲む人がいないと予防できたと考えれる

お酒と胃がん
お酒で胃がんリスクが高まるという関連はみられませんでした

お酒と大腸がん
お酒を1日1合以上飲むと大腸がんのリスクが高まり、2合以上のグループでは飲まないグループの2.1倍です(男性)

お酒と脳卒中
お酒をたくさん飲むグループでは脳卒中リスクが高まります。
脳卒中、特に出血性の脳卒中は1日3合以上飲むと、時々飲むグループの2.5倍。
脳梗塞は1日1合未満グループでリスクが40%ほど抑えられた。

お酒と2型糖尿病
肥満指数が22以下の男性では、1日2合以上飲むグループでは飲まないグループの2.9倍になりました。
肥満指数が大きいグループではお酒の量で糖尿病発症のリスクは高まらず。

で、酒は何者か?
う~ん。

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2006.08.05

金のタフマン 銀のタフマン

あなたが求めているのは金のタフマン?それとも銀のタフマン?

両者の違いの一つにアルコールを含むか含まないかという点がある
ヤクルトのホームページを見てみると

Q.タフマンに含まれるアルコールはどのくらいなんですか?
A.タフマンには、味を良くする目的でワインを加えているので、
ワイン由来のアルコールが含まれています。
その量は0.9%(容器に表示)とごくわずかで、
奈良漬け1~2切れ(10~20g)程度に含まれる
アルコール量とほぼ同じです。
と解説している

Health clickではこの微量アルコールについて

アルコール入りのものは、飲んですぐ元気になりたいという
短期的効果を狙うときに効く。一種の興奮剤のようなものだろう。
ただし、効き目がきれるとドッと疲れが押し寄せる。
と効能を説明している

そこで今日の本題。
「低アルコール」運転に影響!?栄養ドリンクも調査(中日新聞8月2日)

酒気帯び運転の罰則基準を下回る少量の飲酒でも事故を起こすケースが後を絶たないことから、警察庁は、アルコール含有のドリンク剤やノンアルコールビールなども含めた少量飲酒の運転への影響について調査を始めた。本年度中に結果をまとめる方針で、ドライバーへの注意喚起なども検討している。
少量のアルコールを含む一部の栄養ドリンク剤や、実際には1・0%未満のアルコールが入っている通称ノンアルコールビールなどを飲んだ場合の影響も研究対象。
短期的なアルコール効果を狙って「金のタフマン」を飲む確信犯
(誰だ!)は別としても、アルコールが含まれていることを意識せずに服用し、
飲酒運転チェックで検知されるトラブルもあるそうだ。注意しましょう。

市販の栄養ドリンク剤やお薬には意外にアルコールが含まれています。
薬辞苑というサイトアルコール含有一覧表が掲載されています。
出典は不明ですが1瓶中のアルコール量について

  • 大正胃腸薬内服液 0.70g
  • ソルマック 0.68g
  • ローヤルゼリーゴールド内服液 0.77g
  • 新グロモント 0.80g
  • リポビタンDスーパー 0.59g
  • リポビタンD 0.34g
  • リポビタンD小児用 0.04g

さらに清涼飲料水
  • スポーツドリンクNCAA 0.22g
  • ゲータレード 0.21g
  • ポカリスエット 0.16g

このようにアルコール入り飲料が結構売られていることに驚く
警察庁もせっかく研究にとりくむのであればこういう
情報開示もして欲しいですね。

身近なところではコウレイグース(泡盛漬け唐辛子液)や泡盛レーズンアイスが気になるところ。奈良漬けは身近じゃない。

微量のアルコール摂取に関する健康影響については
日本医事新報1997年11月1日(3836号)に回答があった。
回答者は久里浜病院の鈴木医長。

  1. まず第一には車の連転への影響が挙げられる。人は酔ったと感じなくとも少量のアルコールが入ると、連転しているときの動態視力(動いている物を見分ける能力)が低下する。飲酒運転の危険はこの動態視力の低下から起きる。
  2. 第ニには妊婦への影響である。大量飲酒している妊婦から胎児性アルコール症候群の子どもが生まれる危険がある。胎児性アルコール症候群とは、成長障害、知的障吉、特有の顔貌および小奇形を伴う症候群である。このような障害児は一般的には妊婦の大量飲酒で発生するとされているが、少量でも発生したとの報告もあり、妊婦はアルコールを摂取しないことが望ましいのである。
  3. 第三には、ドリンク剤で不快な反応が発生することである。日本人の約半数は飲酒すると顔が赤くなり、アルコールには強くない体質を持つフラッシャーであるが、その中でも特に弱い体質(アルコールの中間代謝物であるアセトアルデヒドに対する脱水素酵素の活性が特に低いタイプ)の人は少量のアルコールでも顔面紅潮、心悸亢進、全身倦怠感、嘔気(フラッシング反応)が発生するからである。
  4. 第四には、これと関連するが、ある種の薬を服用中の人は薬剤によってアセトアルデヒドの代謝が阻害され、不快なフラッシング反応が出現する。アルコール依存症の治療に使用される抗酒剤のジスルフィラムやシアナミドなどとともに、セフェム系抗生物質もその作用を持っている。薬剤服用中にドリンク剤を飲んで実際に治療を要したケースも報告されている。
  5. 第五には、精神安定剤とアルコールは相互作用があるため、安定剤を服用中の人がドリンク剤を飲むと、安定剤の作用が増強され、眠気などが強く現れることがある。
  6. 第六には、子どもへの影響である。子どもが飲むドリンク剤にもアルコールが含まれているが、子どもはアルコール代謝酵素が未完成のため、少量のアルコールでも強く酔ったり、フラッシング反応が発生する。乳幼児にドリンク剤を与えると、急性アルコール中毒が発生する恐れもある。

この領域、もうちょっと世間で話題になってもいいと思います

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2006.06.16

さくら寮で酒害の講演をしました

さくら寮とは北部広域事務組合によって平成15年に設立されました。
やんばるの離島村をはじめ、親元を離れて高校生活を送る学生のた
めの寮ということです。現在58名の若者が住んでいるとのこと。

私自身離島で4年間生活したこともあり、島で中学校まで過ごして、
その後高校進学等のために島を離れる子どもたちを見てきました。

島の学校では少人数で先生も地域の人もアットホームな雰囲気の中、
勉強や部活を頑張る子どもたち。もちろん地域の伝統行事にも参加
して「地域みんなで成長を見守る」という環境です。

しかし高校に入るといろんな地域から多くの同輩たちといっしょに
なり、教室でも大勢の中に置かれてしまいます。だから中学までの
教室とは勝手が違ってきます。その中で順応したり、自分をPRし
たりしながら新しいコミュニティを築くことが求められます。

そういう状況のなかで、たとえ短い時間であっても
島の仲間が一緒で、大人によって管理された宿舎が用意されている
というのはとても恵まれていると思います。

座間味や小浜ではそういうのはありませんでした。
那覇や石垣にアパートを借りて兄弟や親と一緒に住む
「二重生活」を強いられています。ずっと前からそうなので
それが当たり前とさえ感じているかもしれません。

昨年伊平屋村の有志と行った「島発ちを考える会」は、島の中から
の視点でこれから島を離れる子どもたち(中学生)に必要な生活習
慣や知識やスキルについてまとめ、これを島の大人からの贈り物と
しようという趣旨で行いました。

今回は島の外に出た子どもたちが生活していく上で身につけていく
べき能力を伝えようという「続編」のような感じだなぁと思って、
この話に乗りました。1回で終わるかもしれないし、また伝えにい
くことになるかもしれない。

時間は点呼を終わった午後9時から。45分1本勝負。

テーマは「酒害について」。
たばこに比べて酒に関する健康教育はあまり頼まれることも少ない
状況ですが、むしろ子どもたちにとってダメージが大きいのは酒。
直接的な健康影響(一気飲み、一気飲ませ、急性アルコール中毒、
ブラックアウト、肝機能障害、アルコール依存など)や
胎児性アルコール症候群や酔ったために派生する事件や事故に
ついても解説。薬物乱用にも警戒が必要なことも伝えた。

酒に寛容な社会ではあるが、同時に、酒で失敗した人にはシビアな社会
でもある。酒害に遭遇して「こんなの聞いてなかった」では子ども達が可哀想だ。

子ども達が酒を飲むに至る背景を考慮しての個別ケアを含めて、
情報提供、環境整備を行うべきかもしれない。そのためには
幅広い関係機関の巻き込みが必要になります。
(課題は山盛ですが避けられないテーマ。なんて)

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2006.06.02

ヘイ!二才達

ヘイ!ニ才達と書いて「ヘイ!ニセタ」と読む。
歌っていたのはホップトーンズ。沖縄男性4人組コーラス。

そのメンバーの1人である池原宏さんが亡くなった。享年68才。
以下は新報の金口木舌からの引用。

 アルコール依存症は「否認の病気」と呼ばれる。「酒なんていつでもやめられる」。大概は、そう思い込んでいるという。だが、この病気は飲んでなくても自分をコントロールできなくなるのが怖いところだ
▼県断酒連合会の初代会長で12年間務めた池原宏さんが亡くなった。享年68。コーラスグループ「ホップトーンズ」のメンバーでもある池原さんは長い間、アルコール依存症に苦しんだ
▼歌や仕事で忙しくなるにつれ酒量が増え、1週間飲み続けることも。ステージで失敗、仕事も休みがち。やがて異変に気付いた周りが断酒会を勧めた。そこで同じ悩みを持つ人と語り、救われた
▼5年前、その体験を取材する機会があった。小さいころ家が貧乏で「なんでこんなに貧しいのか」と泣き、貧乏をさせた父を恨んだという
▼それが負い目となり、「こんな華やかな舞台に立てる身分じゃない、仕事でも大きなことはやれないと思い込んでいた。それが、酒を断つと、不思議に父親への恨みも消えた」。否認を超えて、すべてを直視することで立ち直った
▼「ホップトーンズ」としても有名だった池原さんが、その体験を赤裸々に語ることで、どれほど多くの人が救われたか。ステージだけでなく、社会的にも大きな仕事を成した。冥福を祈りたい。

前に務めていた保健所で池原さんにお世話になったことがある。
断酒会についての活動をレポートしてもらったり、高校生への
アルコール対策講座を共同で開催したりした。

平成13年12月、当時のコザ保健所が統合によりなくなってしまうとの
ことから、健康を考えるイベントを実施した。そのときのスピーカーの
ひとりとして池原さんに語ってもらった。ここに本人を偲んで発表原稿を
そのまま掲載させて頂きます。
(原本の報告書は県内各保健所に配布しています)



シリーズ「わたしと健康」~断酒会の立場から~
                         沖縄断酒友の会 池原宏

 皆様、こんにちは。沖縄断酒友の会に所属しております、イケハラです。まあ、断酒会といっても、皆さんの耳にはあまり浸透しない会ですけれども、断酒会の中で、たくさんの人が酒を断って立ち直って生活しています。
 「沖縄断酒友の会」が結成されたのは、今から27年前の昭和50年11月6日です。当初は、医療行政指導で自立が出来ず、昭和61年頃やっと断酒会らしい断酒会に変わってきました。私も酒は健康のため、ストレス解消のためと思って飲んでいたのが、いつの間にか、隠れ酒をするようになり、家内の目を盗んで、あるいは友達、職場の連中の目を盗んで飲むようになりました。本当に“生きている”という喜びが全くなくて、どうしようもなく彷徨っているところに、ある方から断酒会を紹介されて入会したのもその頃です。ですから、断酒会がなければ、今の生活もないし、断酒会に救われた命だと思っておりますので、ずっと出来る限り断酒会と共に歩むしかないと現在思っております。
 酒というのは、どこにでもたくさんありますから、『やめる、禁酒する』と言うのは容易いんですけれども、なかなか実行となると難しいんです。やめていてもいろんなちょっとしたきっかけで、簡単に手が出て、一杯飲めば制御装置のない車と一緒でもう止まらないのです。何日でも飲み続けます。それがアル中の正体です。とても難しい病気です。意志ヨーバーとも言われますけれども、(あんたは意志が弱いから飲むんだと言われますけども)意志じゃないってことです。この断酒会に入ってもう15年になりますが本当に「意志ではない」と思います。飲む時は、命を張って飲みます。今死ぬと言われても一杯の酒には手を出すと思います。厄介な病気ではありますが、これもだいたい治療すれば治ります。治ると思います。完治はないんですけども酒を止めて皆さんと一緒に生活は出来ると思いますよ。
 断酒会に入って、酒を飲むという病気にかかっていることに気付きました。やっぱりアル中の治療というのは断酒会以外には無いと思います。病院の先生から色んなご指導を頂きますが結局は断酒会につながって、その会の中で『自分の思ってることを発表する』→『みんなに聞いて頂く』→『人の体験談を聞く』という作業が大事じゃないだろうかということに気付きました。他人の体験談を聞くということで人間研究ができるし、酒もやめられるわけです。今日も仲間が来ていまして、メンバーが何かあるとこうやって集まって話を聞くという作業をやっております。このような活動を通して仲間意識が出てくるわけですから、どうしても会に入会する以前のように自分勝手に飲めなくなります。会に入ると、どうしても自分たちの仲間のことを思うようになります。それがなければ、また断酒もできないですね。
 又、断酒会に入って、人の言うことが素直に聞けるようになりました。メンバーの体験談などを聞いておりますと、自分が何をしていたかというのに気付かされました。人の言うことに楯をついて、家や職場では自分よがりで、ほんとに自己中心的です。アル中は、与えることを知らないですね、求めだけです。ですから職場に戻って気付いたのは、みんなから敬遠されていたんだなということでした。NOという言葉は、極力少なくしました。何でも人の言うことに対して”イイー、ウレーチガトーン、”とかいう反発をやめました。腹立たしいこともいっぱいありましたが、他人を変えるのは難しくても、自分を変えることは出来るだろうと一生懸命頑張っております。
 平成5年には「断酒連合会」が出来まして色んな活動をしております。僕が断酒会に入った時より断酒会が二重に増えております。そして平成14年2月に新しく「北谷断酒会」も作る予定です。とにかく受け皿を作って、人が来るのを待つしかないですよね。否認の病とも言われておりますので、特に家族に対しては、否認をし続けます。「ヤー、近頃酒ウカサンドー」って言ったらまあ、ますます狂って飲むのが普通ですけれども、そういう事も仲間の中である程度自分をさらけ出すと、だんだんだんだん「アイ、ウカサッサー」って気付いていくわけです。入会してすぐに一人歩きはできませんけれども、その中でみんなと一緒に色んな事をやりながらいけば、必ずや普通の生活ができると思います。失ったものは取り戻せませんけれども、これから築いていくことは、生活の基盤になります。色んな事にこだわっていた自分が、今現在、そういうのも人の生きる道だからということで許せることができております。人を許すということも本当に大事なことだと思います。ほんとに自分勝手に考えていけば、絶対酒なんか止められません。クサミチャーに酒なんか飲んでしまえば、もうそれで終わりですからワッターは・・・・。我々断酒会の仲間では、どんなに腹を立てても飲んだら負けだと言っておるんです。飲んじゃえばもう、自分では止められません。病院に入院するかどうかなんです。ですから、私にとって、健康というものは、明るく生きられるということだと思っております。朝起きて、「ああ、今日は太陽が出て楽しいなあ」という生活をしていければと思っております。飲んでる頃は、朝起きるのが―朝の天気を見るのがとっても辛かったです。これが無くなっただけでも今、とても幸せに感じております。僕はずーっと長い間不健康な生活をしてきておりますので、普通に人並みに生きられる、生活できるこの健康というのは、ほんとに大事にしていますし、これが出来たというのも断酒会のお陰だと思っております。
 コザ保健所がなくなると言うことでとても名残惜しいんですけど、我々の時代では「コザ」という言葉が、とても大好きな一人でして、また一つ、「コザ」がなくなっていくなぁと寂しく思っておりますけれども、また新しいところに行ってもお世話になりながら我々は頑張っていきたいと思っております。
 ほんとに、つたない話ではありましたけども、終わります。ありがとうございました。



合掌

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2006.04.12

夜回りポリス

中高校生「有志」に酒の害の話をしてきた。
たばこは幼稚園生から大学生まで北部ではもう何回も何回も
お話してきたが、酒はなかなか頼まれることが少ない。

昨日講話を頼んできたのは、なんと交番のおまわりさんだった。
以前から目をかけている(目をつけている?)少年グループが
飲酒→補導され、うち数人は急性アルコール中毒のため入院。
ということで酒の害について話をした。

同じように薬物依存を起こす酒とたばこだが、健康に関する
被害は断然酒の方が大きい。

  • たばこを吸ってすぐ死ぬことは少ないが、酒ではすぐ死ぬこともある
  • (急性アル中や交通事故など)
  • たばこを吸うと怒られるが酒は怒られない(親も社会も甘い)
  • 記憶がなくなるのも酒(ブラックアウト)
  • だからそのときいろんな事故に巻き込まれるのは酒
  • 依存症で家庭に大きな影響が出やすいのも酒
  • ビーチパーリや冠婚葬祭でみんなが勧めるのも酒

なかなか酒の健康教育ができないのは
酒が行事や文化や産業として根付いているため

宮古のオトーリ憲法のように
排除するのではなく、上手に付き合うことを求められる
(これもたばことは大きく違うね)
だから君たちは今回は大きな被害はなかったけれども
この先生きていくうちに、何度も酒と向かい合うことになる


アルコールの害を伝えることは大切。
このおまわりさんは、地域のヤマングー少年たちと正面から向かい合い
補導されたり入院したりするたびに真剣に「自分を大切にすること」を
説いている。今回の講演もこのような熱意のもとで実現した。
講演開始ぎりぎりまで通りがかりの生徒を会場に一生懸命
呼びこんでいる姿には感動した。夜回りポリスみたいだ。


アルコールの害を伝えることは大切。
でも講演を聴いた中坊の反応が醒めていたように
この年で酒に走らざるを得ない彼らの境遇や心境を理解して
その改善のために介入しなければ、また繰り返す可能性は高い

夜回りポリスの忙しい夜はまだ続きそうだが
また積極的に協力していきたいと思った。

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2005.04.07

アルハラ・ノンノン

今日は名桜大学新入生への健康教育がある日。

この時期は新入学、新社会人にとって新たな出発となる。 本土では桜も祝福する季節。酒が登場する場面も多い時期ですね。 そんななかタイムリーな調査結果の発表があった(キリンビール)

新社会人は酒の誘いに前向き 今春社会人になった人で普段酒を飲む方へのインターネット調査(N=999) (こんな調査方法でOKなのかしら?)

約7割が「社会人になったら飲酒の機会が増える」と回答。 社会人になって飲みたいお酒の上位は、ワイン(43%)、ビール(36%)、日本酒(36%)。 学生時代とは違う"大人のお酒"志向がうかがえる。 飲み会で優先したい相手について聞いたところ、 会社関係優先派(59%)がプライベート優先派(25%)を大きく上回る。 上司からの誘いについても、男女とも8割以上が肯定派。
さすがに酒造メーカー。これで新社会人は酒の誘いを断らないのが主流派という ムードを世間に醸成している。

一方で、アルコールハラスメントという問題もあることを忘れてはならない。 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)では13回目の キャンペーン“イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2005”を展開中。

東京消防庁のデータを見ると、急性アルコール中毒の搬送数は年々増え続け、 2003年には1万5000人を超えています。搬送された人の半数以上が10代・20代。 イッキ飲みも根強く行なわれており、飲酒にまつわる事故もなくなっていません。
昨年は、サークル合宿中のホテルで吐いて布団を汚さないようにと、 酔いつぶれた仲間の顔にビニール袋をかぶせて放置し、 窒息死を招くという事件も起きました
人命よりお行儀?

今回は「お断りグラスベルト」と 「お断りケータイ待ち受け画像」と趣向をこらしている。

お好きな種類のノンノンさんを待受画面にし、 水戸黄門の印篭のように使って、アルハラを撃退してください。

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2004.09.19

ぶがりなおし

たった2時間半だけだったが、運動会のための環境整備に参加して草刈り大会。
途中から太陽も顔を出して応援し、汗をびっしょりかいて草刈った...。

終わってビールでも飲んだら美味いだろうなぁと思いながら、いやいや昼間っから
酒を飲むのが依存症のはじまりと言われてることを思い出して「断念」。でもね、
作業中に終わった後の報償(ビール)を頭に浮かべることはよくある話。

八重山小浜にいる頃はぶがりなおしと呼んでいた。いわゆる
「打ち上げ」または「お疲れさん会」。たしかはいむるぶしホテルのカラオケ
ルームの名前もそうだった。安謝あたりの居酒屋にも同じ名前があった。
みんなで共同作業(島では頻回にこういうのがあった)が終わった後に宴をもうけて
その日の労をねぎらったり、反省感想意見などを肴に酒を飲んで盛り上がる。
いっしょに汗を流した仲間だからこその盛り上がりがあって、連帯感も生まれる。

考えてみれば、仕事帰りに居酒屋で一杯というのもその種の反省会なのか。
コンビニの前で車座になってビールを飲むのもそう。
日曜日に朝から草野球をして反省と称して飲むのもそう。
ジョギングをして、汗を流した後に注入するビールもそうかもしれない。

結局、飲む口実になっている(飲酒が目的になっている!)。
しかも一人で飲んだりもする(これは定義に反している)。
日常化してしまうと盛り上がりにも欠けるのにね(上司のアルハラ)。

会議の後に飲み屋に場所を移して、引き続き議論することがある。どういうわけか
会議でシーンとしていた人がそこでは「本音」をしゃべったりすることも多い。
だからその手の「ぶがりなおし」にはなるべく参加するようにしている^ ^;

よくたばこを吸っている人が「ニコチンの力を借りてしか仕事できない」と揶揄されるが、
「酒の力を借りてしか本音が言えない」人というのも結構いる。それはそれで悪くない
と思ったりもするのだが、やはり恒常的にアルコールが入ることは避けなくては...。
ぶがりなおしも、たまにしかやらないから盛り上がるんだと思う。

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2004.06.20

アルコール関連問題

アルコール依存症82万人、成人男性の2% 厚労省推計(asahi.com6/17)

アルコール依存症の患者を身近に持った人ならわかるかもしれないけれどこの病気は周囲の多くの人々を確実に巻き込んで行く。だから実際に影響を受けている人は患者数の10倍以上いると考えた方がよいだろう。

診断基準については、記事では

 ■アルコール依存症の診断ガイドライン■  通常、過去1年間のある期間、次の項目のうち三つ以上の経験があるか、出てきた場合にのみ、 依存と確定診断される (1)飲酒したいという強い欲望あるいは強迫感がある (2)飲酒の開始、終了、あるいは量に関して行動を統制することが困難 (3)飲酒を中止したり、減らしたりしたときの生理学的離脱症状(禁断症状) (4)はじめはより少量で得られたアルコールの効果を得るために、飲酒量をふやさなければならなくなっている (5)飲酒のために、他の楽しみや興味を次第に無視するようになり、飲酒せざるを得ない時間や、飲酒の効果から回復するための時間がかかるようになる (6)明らかに有害な結果が生じているにもかかわらず、依然として飲酒する
としている。「否認の病」といわれるように飲んでいるあなた(わたし?)自身は採点が甘くなる可能性がある。 冷静な第3者が判断した方が良いかもしれない。

アルコール関連問題は、実は深刻である。

アルコールによる問題は、何も病気(肝硬変やアルコール依存症)だけに限りません。飲酒による犯罪、非行、交通事故、家庭問題などこれらは全てアルコールによって引き起こされる問題です。
とあるように、さまざまな影響がある。しかも、特に沖縄ではそうだが、アルコールに寛容な風土というのがあるため、これらを問題ととらえない雰囲気がある。

高校生集団に調査をしたことがあるが、飲酒は喫煙に比べて

  • 対面販売で入手しやすく
  • 見つかっても親に叱られにくい
  • むしろ家族で楽しむことさえある
  • 経験者の割合も多く
  • 失敗経験も多い(ブラックアウトなど)


ビーチパーティが日常的に行なわれ、社会に出るとオール乾杯(イッキ飲みのこと)やアルハラが待ち受けている。飲酒に絡んだ事件事故も後を絶たない。

たばこに比べるとこれだけ「身近に生命の危機」があるにも関わらず、十分に教育がなされていないと感じるのは、自分だけであろうか。

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