2013.11.12

健康長寿と口腔の関係

医歯薬出発株式会社 深井穫博 著 
歯科医院力を高める保健指導実践ガイド

をご紹介いただきました。宮古島での大規模コホート調査等の
結果も詳しく載っています。著者の深井先生については
深井保健科学研究所を主宰され、数多くの研究成果を公表
されています。

口腔保健と全身の健康・寿命との関係というチャプターより
抜粋させて頂きます。



15年にわたる追跡データより
ベースライン時の機能歯数が10歯以上の人は10歯未満の人にくらべ
  • 60代男性70代男性では生存率が高い
  • 80代では男女とも有意に生存率が高い
  • 40代以上の男性では死亡に与える影響が小さい
  • 40代以上の男性では心疾患による死亡の割合が高くなる

また、機能歯数が10歯未満のうち、義歯を使用しているものは
  • 女性では義歯を使用していない群より有意に生命予後が高い

となっていました。
また、歯の数と肩の痛みや腰痛等の身体的訴え(不定愁訴)の関係は
  • 機能歯数が少ない群ほど、明らかに有訴率が増加していた

日本人の平均寿命の伸びと65歳〜74歳の一人平均現在歯数の伸びが
強い相関関係を示すことから

過去30年間の日本人の平均寿命の延伸に口腔保健状態の改善が
寄与したことは宮古島のコホート調査などを考えると少なくとも
否定できない

とまとめています。

貴重な情報提供に深謝。

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2011.06.09

ラジオCM フロス編

歯の衛生週間に合わせて制作したラジオCM
ちょうど今ぐらいの時間(午後1時前後)に流れているはず

音声ファイルは、八重山保健所のホームページにアップします(そのうち)




けんぞう「ただいま~」

カメ  「おかえり、けんぞう。今日は学校で何したぁ?」

けんぞう「歯の勉強をしたよ。歯を強くする方法は、毎日の歯磨きと、
     歯を強くするフッ素と、フロスなんだって。」

カメ  「歯は大事だからねぇ。ばあちゃんは、8020達成したから、
     デンタルフェアで表彰されるさぁ。うれシーサー。」

けんぞう「ところで、カメばあちゃん。フロスって何かわかる?」

カメ  「フロス? あぁ、あの雑誌についてくるものでしょう」

けんぞう「ハハハ、それは、ふ・ろ・く」

カメ  「あぁ、わかった。じゃあ、壁に貼る紙ねぇ?」

けんぞう「それは、ク・ロ・ス。もう、わからんって言ったら?」

カメ  「あー。昔はなかったから、よくわからんさぁ。
     じゃあ、保健所の人に聞いてみようかねぇ」

(ナレーション)
    フロスは、歯と歯の間の歯垢を取り除く専用の糸で、スーパーや薬局
    で買えます。歯ブラシといっしょにお使い下さい。
    八重山保健所からのお知らせでした。


耳に残るCMを目指します。

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2011.02.13

デンタルフィア

デンタルフェアじゃないよ。

デンタルフィア。dental fear なので
歯科恐怖症(dental phobiaとも言うらしい)

昨日の研修会(小児歯科医の立場から食育を考える)
で教えてもらいました。

講義メモより

  • 日本人の15%が歯医者怖いデンタルフィア
  • 歯科治療を受けるときの子どもの態度予想を親に聞いてみた
  • どういう子が泣くのか
  • おやつを不規則に与えている親は、子どもも泣くだろうと答える。
  • なぜか?(子どもの治療態度と間食の規則性)
    • 泣きやめさせるためにおやつを与えるという育て方が影響している?
  • 例えばおやつ時間の10分前におやつを欲しがる子どもに対して、10分待たせることができるか
この話の後、成人式で荒れる沖縄のニュースの写真が出され
・小さいときからがまんが足りなかったのではないか
というご指摘を頂きました。

みんなで考えましょうね。

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2008.12.25

シカます!歯科

シカム(沖縄方言で驚く、ビビるだそうです)

シカます!というのは驚いてビビらされたという意味のこの記事
(京都新聞)
歯周炎用使い捨て注射容器 同じ患者に使い回し 

同病院によると、薬剤0・5グラム入りの容器の先端部に
ノズルを取り付け、歯と歯茎の間に差し込んで薬剤を注入する。
説明書には「開封後の使用は1回限り」と注意書きがあるが、
1度の使用では薬剤が余るため、容器をアルコール消毒した後、
製品袋に患者名と患者番号を書いて冷蔵庫に保管し、ノズルを
付け替えて再診時に再び使っていたという。
という行為が10年前から常態化

行為もそうだが、感染に関する心構えが心配になります。
もちろん、一事が万事というわけではないけれど、さらに
シカます調査結果を見つけました。日本口腔感染症学会
2004年vol.11-1-5 一般講演より

「C型肝炎疑い症例に対する歯科診療実態調査 」

  • 歯科医院にC型肝炎に感染している患者が受診したときの行動調査
  • 日本歯科医師会会員のうち無作為に抽出した4500名を調査対象
  • 用紙のうち記載漏れのない有効回答346通を対象に分析
  • 診療時の手指洗浄は、 診療前・後の者が全体の87%を占めていた。
  • 診療時の手袋の着用は常時手袋を着用している者は全体で67.3%
  • その中で患者ごとに交換している者は全体の21.8%にとどまっていた。
  • 使用済み手袋を一般廃棄物として処理する者が13.9%も認められました。
  • C型肝炎予防対策 Q&A の冊子を知っている者が78.3%であったが、 そのうち74.8%は有効に活用していた。

C型肝炎のキャリアかどうかの判断は「問診」とのこと

歯科医院に行って、先生やスタッフがマスクをしている姿は印象に
残っているが、手袋はどうだったかと今一度考えさせられました。

院内感染(スタッフ自身の、そして患者への)を防ぐための
スタンダードプリコーションの徹底が必要かと思います。
no glove , no safe


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2006.06.18

Dreams 噛む True

食育重視の流れに乗って、噛むことの効用もPRしていきたい
ここooyakeにも2年前に
新・かめーかめー攻撃で書いたように

もともと沖縄にはオバァたちが得意とする
「かめーかめー攻撃(アレカメー、ウリモカメー、ナーヒンカメー)」というのがありますが、
「新・かめーかめー攻撃」では、早食いの方や慌てて食事をされている方に
「もっと咬めぇ。ゆっくり咬めぇ。ゆっくり食べれぇ」という声をかける運動。
あるいは、みんなで弁当食べているときには、周りの人よりも遅く食べ終わるようにしようという運動です。
よく噛むと着実に食事の摂取量は抑えられるという効用はある。

しかし先日歯科に関する連絡会議で話題になったように
よく噛むことによって

  • 脳の発達に良い影響を与える(子育ての医学情報より)
    噛むという動作による振動は脳に伝わり、脳を刺激するのです。
    この振動は、脳細胞を活性化し、知能の発達を促進するとされます。

  • 唾液や胃液の分泌を促し、食べ物の消化吸収を助ける
  • 唾液には免疫力を高めたり、口腔を殺菌する成分が含まれるため、結果的に噛むことは、 病気の予防や健康に役立つ
  • 食べ物をしっかり味わうことで食欲が増進され、味覚が発達し、心理面や情緒面にも良い影響を与える(以上ミキの食育BOXより)
  • そして運動能力を左右する(ネイチャーインターフェースより斉藤滋日本咀嚼学会理事長の記事)
    かつて読売ジャイアンツにいた王貞治氏(現・福岡ダイエー監督)が現役の選手だった頃、バッターボックスに立つ度に歯を食いしばってスイングをしていたため、歯が磨り減りボロボロになった、という話は有名だ。
     あるいはボクサーが、マウスピース(マウスプロテクターともいう)をするのは、顔面に受けたパンチの衝撃が、歯に伝わるのを防御する、そのことで頭部へのダメージを瞬間的に少なくする、という理由からである。
     このように歯を食いしばる、あるいは噛むという行為が、スポーツ選手の瞬発力に大きく関わっているということから....(以下略)

    この他にも「あごの骨が強くなる」などいろいろな効用が挙げられている。
    (それにしても王監督の奥歯の話はあと100年くらいは語り継がれそうだね)


    子どもたちが将来の夢に向って進むためには、しっかり噛んで、
    脳の発達や運動能力に対する効用を得ることが必要です。
    というわけで、「Dreams 噛む True」という歯が浮いたような
    タイトルになってしまいました


    まったく根拠もないかもしれないけれど、歯へのケアは全身のセルフケア
    (健康管理)につながる重要な要素だと思っています。
    人生で壁に直面したときに歯を食いしばって頑張らんといけないことも多いはず。
    そのときに
    食いしばる歯さえない

    とならないようにしましょう。

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    2005.10.04

    口から始まる健康づくり

    医療費分析でも軽視されがちな口腔内の健康状況
    ここでも歯科口腔のカテゴリー
    を設けたほか(と言っても記事は4つだけだが)
    糖尿病と歯周病では 双方に悪影響を及ぼしあう関係についてレポートした。

    すなわち、口腔に気をかけている人は(少なくともその間は)健康的な行動をとる らしいということに気づいた。そこでこのニュース(読売オンライン)

    「歯の多い高齢者は健康」医療費が月9000円少なく 」

    残存歯数が4本以下の人は、歯科以外の医療費が平均2万6500円だったのに対し、20本以上の人は1万7800円で、歯が多いほど医療費が少ない傾向が見られた。
    という非常に興味深い記事です。
    「適切な口腔(こうくう)ケアを進めれば、医療費の削減につながる可能性がある」
    とまで言っている。でも本当かもしれない。
    ところが実際は成人から高齢者にかけての歯科サービス提供業務(検診など)を 行っている市町村や企業、保険者はきわめてまれです。
    こういうエビデンスを蓄積して、予防歯科重視の流れができてくれればいいと思います。

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    2005.05.20

    たばこと歯科

    5月31日は世界禁煙デー。沖縄県ではたばこ対策フォーラムを開催します。
    今年WHOが設定したテーマとスローガンは

    -- テーマ -- タバコ規制を進める上での医療専門家の役割とは The role of health professionals on tobacco control

    -- スローガン --
    タバコに対して医療専門家は、行動し結果をだそう
    Health Professionals Against Tobacco-- Action and Answers
    (テーマ、スローガン和文はAnti-Smoke Site訳)


    シンポジストには歯科医師も含まれており、昨日の打ち合わせ会議で

    たばこと歯科口腔の関係について、教えてもらいました。



    喫煙の口腔に及ぼす悪影響

    口腔の健康を阻害する

    1. 歯の着色
    2. 歯肉の色素沈着
    3. 口臭
    4. 味覚能力の低下
    5. ニコチン性口内炎
    6. 歯周病
    7. 口腔ガン
    8. 口唇・口蓋裂等の奇形の誘発

    歯科治療の効果を減じる

    1. 抜歯後の治癒不全
    2. 充填物の変色
    3. 補綴物の着色
    4. 歯周病治療の効果の低減



    喫煙防止教育の教材でも、歯に関する写真(歯周病など)は

    インパクトがとても強い。でもあまりたばこと歯の関係は知られていない。

    大阪府のホームページにはちゃんと「たばこと歯科保健」の解説記事が

    写真つきで掲載されています。
     

    喫煙と口腔の健康の関係につきましては、従来から「口腔癌」が指摘され
    喫煙者は非喫煙者よりも口腔癌による死亡のリスクが1.4~2.9倍高いと
    いわれておりますが、近年、喫煙と歯周疾患との関係に関する調査・研究が進み、
    歯ぐきの健康に及ぼす喫煙の悪影響、言い換えますと歯の喪失との関係も
    解明されつつあります。

    歯科医院では患者さんと先生がいっしょに手鏡にうつった所見を見ることが多い。

    自分の身体に起こっている変化を実感できるチャンスである。

    「ほら、たばこのせいでこんなになってるんですよ。だからたばこやめようね」

    の一言がとても効くかもしれない、と思った。

    さらに一昨日の読売オンラインより

    口臭危ない!主成分に発がん性

    口臭の原因となる硫化水素に発がん性があることに関するニュースだが
    たばこなどに含まれる発がん物質と一緒になると、危険性が高まる恐れがあるという。
    強い口臭に相当する濃度の硫化水素を歯肉細胞に与えたところ、
    SODと呼ばれる酵素の働きが半分に弱まった。
    SODには、発がんにかかわるとされる活性酸素を取り除く働きがある。

    ちなみに硫化水素とは?
     
    硫化水素はゆで卵の腐ったようなにおいを持つ物質。口内細菌などの働きにより、
    主に舌の後方の舌苔(ぜったい)で老廃物や食べかすが分解され、生じる。

    専門家集団としての歯科医師会の取り組みについては

    すでに沖縄県歯科医師会館を全館禁煙にしたり、南部地区歯科医師会の

    会員の歯科診療所が院内全面禁煙になる

    などがあるようです。

    たばこ対策フォーラム2005は、5月30日(月)午後7時より

    沖縄県立医療福祉センターで行なわれます

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    2005.03.16

    虫歯の知らせ(うつのみや競馬の思い出)

    昨夜の今ごろ、虫歯が疼いて目が覚めた。

    見ていた夢は、学生時代に足しげく通っていたうつのみや競馬
    いわゆる草競馬の雰囲気が漂っていた競馬場

    100円の入場券を払い、100円の焼きおにぎりと400円の新聞を買って、 パドック近くに腰を下ろして馬たちを眺める

    目の前を大きな馬達がのそのそと過ぎ去って行く光景

    発走が近くなると、北関東なまりの予想屋のおじちゃんの声が大きくなり、
    みんながその予想を買いに(これも100円)集まってくる
    ウマと人の距離が近い、いや、ヒトとヒトの距離も近い競馬場だった

    学生の分際で競馬場に通うきっかけになったのは
    当時虫歯の治療で通っていた歯医者がそこの馬主だったから
    シャインローラというかわいい牝馬(ひんば)を持っていて
    1987年北関東オークスというレースで穴(単勝20倍近く)をあけて
    応援に行った友達や馬主といっしょに喜んだ覚えがある
    馬主との距離も近かった

    その時に痛かった歯が約20年ぶりに疼いて
    競馬のこともいっしょに思い出していたら、今日はこんなニュースを発見

    宇都宮競馬に幕…6000人が別れ

    やっぱり虫歯の知らせだったのね

    地方競馬界は運営が厳しいとは聞いていたが、うつのみや競馬も 例にもれず廃止を余儀なくされた。もはや官にそのゆとりはない。 馬だけでなく公営ギャンブル全体が今後は厳しい対応を迫られそう

    あの雰囲気を子どもたちにも味わってほしかったなぁと思ったり あの頃の馬たちは、騎手や予想屋さんたちもどうしているかなぁとか 寒風吹くなか食べるおでんはおいしかったとか、あれこれ思い出す 山口瞳の草競馬流浪記という名著に出会えたのもここのおかげだったなぁ

    さようなら、うつのみや競馬。さようなら。

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    2005.01.23

    カリエスリスクと伊是名島

    先週行われた歯科研修会の講師は伊是名村立歯科診療所の中島 先生でした。赴任されて約12年間の実践活動に基づく予防のお話。 カリエスリスクという指標を用いて、児童生徒の特に永久歯を守る 活動を展開されてきました。

    島で長く仕事をしているうちに、治療から予防へと考え方がシ フトしてきたとのことで、検診で早期発見し早期治療(削る日々) から健康な歯を育てようというスタンスに変わったそうです。 これは今の健康づくりの流れと似ているなぁと思いながら聴講しました。

    カリエスリスクというのは以下の8項目についてアセスメントを行い、 虫歯になりやすさを判定するもの。

    1. 唾液の量
    2. 唾液の質
    3. 細菌の状態(ミュータンス菌)
    4. 同(ラクトバチラス菌)
    5. おやつ、飲食の回数
    6. フッ素の使用回数
    7. DMFT
    8. プラークの状態
    それぞれの項目を最も悪い3点〜良い0点で採点(worst 24点)。 これを合計して子どもに直接説明しているとのこと。 データを蓄積していくと
    伊是名村では7点を越えると新たな虫歯が増加する
    ことがわかったそうです。
    すなわち
    • 0−4 とてもなりにくい
    • 5−7 なりにくい
    • 8−10 なりやすい
    • 11−13 とてもなりやすい
    • 14− 非常になりやすい
    このことを毎年子どもたちに(またなぁと言われながらも)講義をしています。

    小中学生はフッ素入りの歯磨き剤で歯を磨く習慣をつけて、 いや、歯を磨く習慣は保育園から始めているとのことでした。

    食後磨かないと口の中が気持ち悪い
    という生徒も多く、この習慣が定着していることを伺わせます。

    その他、マタニティ教室から始まり乳幼児健診、保育所健診、 小中学校での健診やその後のフォローもすべて中島先生が行っており、 その成果は

    12歳児DMFT(一人平均虫歯数)が5.7(H8)→1.3(H16)
    という数字になって表れています。 歯の指標が全国ワーストと言われる沖縄県、 その中でも悪いデータが多い北部地域において、 全国水準を上回るこの数字は特筆に値すると思います。

    僕の使命は中学卒業まで虫歯にさせないことで、 できれば20歳までその状態を続けて欲しい
    とおっしゃっていましたが、その言葉通り、現在中学生で虫歯のない生徒 (カリエスフリー)の割合が6割を超え、村の広報誌にも載りました。 島には高校がないので進学する時には島を出なければなりませんが、 その子たちにきれいで丈夫な歯をプレゼントするという実践活動が聞けた 有意義な時間でした。

    伊是名の子どもたちは、きれいで丈夫な歯を持って生活できる ことの大切さを実感し、それを誇りに思っていいと思います。行政 や保健関係者もこの実践活動をきちんと認識しサポートを続けて欲 しいものです。

    さらに言えば、治療一辺倒から予防にシフトしようと思っても それができない壁となっている診療報酬制度(予防だけでは点数が 上がらない)についても検討が必要ということですね。

    時間と根気が必要との言葉が印象に残りました。 やはり何事もこれなんですね。

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    2004.12.22

    知ってる?シーラント

    先日、国頭中で今年最後の出前講座「エイズについて考えよう」。 結局、エイズも小学校高学年から高校生(定時も)までスライドができた。 後は企業向け(○○ビールが有力)の健康教育だけが残っている。

    その帰り道、歯科診療所に寄って乳幼児健診での歯科保健指導について 打ち合わせ。国頭村は3歳でのう蝕罹患率が管内で最も成績が良い(40%台)。 歯科診療所における予防活動の功績も大きいと思われる。 今回はこのたび沖縄県が出した「母子歯科保健指導マニュアル」の確認。 せっかく出したんだから、活用の場を増やさないとね。 そこで「健診に来る親がどのくらい歯科について知識があるか調べよう」 という話になり、あちこち検索中。

    予防歯科と言えば、旧福岡予防歯科研究会、現ウェルビーイング こちらにはFSPDという質問票があり、ユーザー登録すれば使用可能である。

    ○○という言葉を知っていますか(複数回答)というのがよくあるパターン。成人なら

    • 歯周病
    • プラーク
    • 歯石
    • 歯間ブラシ
    • スケーリング
    • フロス
    • 歯科衛生士
    • 歯肉炎
    • 8020運動
    • 歯周ポケット
    (ウェルビーイングのサイトより)

    歯科用語については歯イタッでドットコム(すごいネーミング)というサイトに「教えて歯科用語」というのがあった。

    県のマニュアルに「シーラントという用語を知らないものが多い」という一文があり (私も知らんので)調べてみた。 シーラント(フィッシャーシーラント:予防充填)

    歯の溝をう蝕になる前に予防処置としてプラスチックなどの材料で 埋めてしまうことを「フィッシャー(溝)シーラント(埋める)」といいます。 こうすることで奥の溝に食べかすが残ることが無くなり、ブラッシングも しやすくよごれの取り残しが少なくなるので、う蝕になる率が低下します。 処置する時期として歯が萌えたての時期が効果的です (同マニュアルより)

    歯科保健指導は、例えばおやつのとり方などを、歯科衛生士、栄養士、保健師で ダブって説明している(しかもバラバラの内容で)こともあり、混乱の源となる可能性がある。 このマニュアルを使って、事前の調整をはかって健診にのぞみましょう。

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