2014.10.12

おきなわを歩こう!

台風19号の返し風吹き荒れる中、配達された朝刊
(新聞配達に感謝)のなかの

けいざい風水という記事(提供はおきぎん

県民の1日の平均歩数 意識高まり順位上昇
という見出し

内容は平成24年度の国民栄養調査における生活習慣の
都道府県別順位を紹介したもの

1日の平均歩数が

  • 沖縄男性8079歩(全国7791歩)
  • 沖縄女性7199歩(全国6894歩)

ということでいずれも全国ベスト10位!
「沖縄県民は歩かない」とよく言われていますが、
この調査から他都道府県に比べ県民が日頃多く歩いている
状況が分かります。特にこの2年間で歩数、順位とも大きく
上昇したことから、日頃の健康意識の高まりがうかがえます。

と分析しています(ありがとうございます)。

ちなみにその2年前の平成22年度の国民栄養調査では

  • 沖縄男性7214歩(全国7225歩)=全国18位
  • 沖縄女性5823歩(全国6287歩)=全国36位

なので、確かにランクアップしているね。
この2年間ではなく、10年以上前から訴えてきた効果がようやく
県民に浸透し始めていると見るべきでしょう。この流れを加速させること。

うり。歩数だけなら、この年は、青森にも長野にも勝ってる^^

ただし、国民栄養調査のサンプルは全県で400程度と少ない。
もうちょっとサンプルを広げて全県的に調査をする県民栄養調査
(H23)になると

  • 沖縄男性6903歩(全国7233歩)
  • 沖縄女性5934歩(全国6437歩)

と全国平均には及ばない状況(健康おきなわ21のパンフもこの値を採用)

運動する人、しない人の2極化も進んでいるので、今回の結果は
手放しで喜ばないで、引き続き、あちこちでウォーキングへの
取組みが進むようにチバっていきましょう。

同じH24のBMIの平均値を見ると

  • 沖縄男性24.3(全国23.6)=全国ワースト3位
  • 沖縄女性23.9(全国22.5)=全国ワースト1位

とまだまだ肥満の改善にはいたってましぇん。

タイトルの「おきなわを歩こう」は沖縄労働局が取り組む
ウォーキングラリー。まだまだ申し込みできるので、
ホームページからエントリーしましょう。

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2014.03.03

Let's 健康おきなわ21のCM

沖縄県の健康づくり計画

健康おきなわ21

現在の知名度は県民の10人に1人程度(ひくっ)

2040年までに平均寿命日本一を取り戻すプロジェクトの
第一弾として、県民向けに啓発CMを21本作成。


重点テーマ
である「肥満対策編」「多量飲酒対策編」「早期検診受診編」に
ついての放送が始まりました。

沖縄県庁の公式youtubeチャンネルにもアップ

肥満対策編

多量飲酒対策編

そして

早期検診受診編

今後次々と放映される予定です。

チャースガウチナーの健康長寿っていう
ムードが広がるといいんだけど。

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2014.01.26

肝臓あるあるin沖縄

金曜土曜と肝臓関連の勉強会が続いたので、そのランダムメモ。

肝疾患や関連データについて、沖縄県に特徴あるものを書き出してみた。

  • 沖縄県では他県に比べてC型肝炎に感染している人は少ない
  • 一方、HBs 抗原陽性者(いわゆる持続感染者;キャリア)の割合は全国が約 1 %に対して沖縄県が約4 %と最も高率
  • HBVについては、沖縄は遺伝子型Bjが優位である(沖縄県医師会報
  • 肝硬変の成因別分析では、男性ではアルコール性が最も多い(全国はHCV)。女性ではHCVに匹敵するくらいにNASHが多い(特に60歳を超えてから増加)
  • 肝硬変の成因については、ウイルス、肥満、大量飲酒等が複数併存する例も結構多い
  • 肝疾患による死亡率は、以前は全国46位だったが、今はワースト1に転落
  • 20-64歳の肝疾患の年齢調整死亡率は男女ともに年々増加(全国では減少傾向)
  • アルコール性肝疾患による死亡者は全国の2倍多い
  • アルコールの県内消費量は国税庁のデータから除かれている...(酒のしおりpdf
  • (アルコール消費量と自殺率が相関するというデータはあるんだけど)
  • 肝疾患死亡率は無職者で高く、沖縄県は15-59歳、60-74歳の無職率が全国一高い

などなど。

このほか、自殺と飲酒の関係について

ロシアでは、国民一人あたりの飲酒量が減ると、自殺率が男女とも減少した

というような知見も習いました。

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2013.09.17

TIMではなくAIM

私の血中AIMを測ってもらえませんか?
こういう患者さんが来るかもしれないと思った日曜の朝。 テレビ番組でAIMの解説をしていました。

AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)については、

当初マクロファージから分泌され血液中に存在し、
細胞のアポトーシス(細胞死)を抑制する分子として
発表者が発見したもの。(日経プレスリリース

その後の研究で脂肪細胞の中性脂肪を分解する作用(抗肥満作用)
を有し、生活習慣病の発症と関係することがわかってきて
東京大学大学院医学系研究科の宮崎徹教授らは、血中に多く存在する
AIMというタンパク質が、
炎症の根本的な原因となっていることを突き止めました。

AIMの働きを超えて太り続けてしまう状態は、ちょうど車の
ブレーキをかけながら同時にアクセルを踏み続けている
ようなものです。

肥満にブレーキをかけるためAIMがどんどん増加し、
やがてAIMの血中濃度がある値を超えると炎症が起こり、
その炎症が全身に波及する結果、生活習慣病が発症するのです。
(以上Todai Reserch

番組の解説で気になったのが以下の部分。

  • もともと痩せている人・太りにくい人

    “AIM”が高いため、「サイトカイン」が出やすい体質です。
    急激に太ったときは要注意です。
  • もともと太っている人、すぐに太る人

    “AIM”が低く、「サイトカイン」も出にくいため「糖尿病」などの病気にはなりにくいと
    言われています。しかし、太ることは肝臓にも脂肪が溜まるため「脂肪肝」になりやすく、
    最近は「脂肪肝」から「肝臓がん」や「肝硬変」に移行するケースが増えているので注意が必要です。

うちなーんちゅの主要死因「ウイルス性以外の肝硬変」は
もっぱらアルコールが標的にされてるけど、こういうメカニズム
もあるのかなぁ。

肥満→肝疾患の研究もさらに進める必要ありますね。

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2013.09.13

結成!うちなー健康長寿党

健康長寿党の党勢を拡大する気持ちで

という指示を受け、走り出した健康長寿おきなわ復活推進本部

政党と言えば

  • 党首などの役員選出
  • 党員、賛助会員などの党組織
  • 公約(マニフェスト)と実績
  • 党大会などのイベント
  • 広報紙によるPR
  • 他の政党との連携(と言ってもわったーバス党くらいしかないけど)
  • そして活動資金

などを揃えていかないといけません。

先細りにならず、政権交代があっても活動を続けるのが
ミッション。

党勢拡大のために、デジタル党員も募集して
意見や提言を受け入れましょう。

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2013.08.22

血圧スカイハイ!

沖縄タイムスに載っていた「私の健康法」というコラムで
川満しぇんしぇいが

35歳の健康診断。血圧250

というのがあった。症状がないんだけど、健診会場でばったり
こんな血圧スカイハイの人と会ったら、どうするんだろう。

というわけで、話題の日本高血圧学会HPに行くと
ちょうどガイドライン案が現在意見募集中だった

その中の高血圧緊急症の項より 高血圧緊急症は単に血圧が異常に高いだけの状態で はなく,血圧の高度の上昇(多くは 180/120mmHg 以上) によって,脳,心,腎,大血管などの標的臓器に急性の障害が 生じ進行する病態である
なお,緊急症 であるかどうかは血圧のレベルだけで判断 すべきではない。血圧が異常高値であっても急性あるいは 進行性の臓器障害がなければ緊急降圧の対象ではない。
ということらしいです。ただし迅速な診断と早期治療が重要とし
一般的な降圧目標は,はじめの 1 時間以内では平均血圧で25%以上は 降圧させず,次の 2-6 時間では 160/100-110mmHg を目標とする

無症状で健診会場に来るような人であれば、まずは高血圧専門医
紹介ということになるでしょう。

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2013.08.06

長寿は1日にして成らず

毎月7日は県民健康づくりの日(沖縄県)
Kenko_3


この日だけでも健康づくりを呼びかけて行く地道な作戦。
でも行動変容のきっかけになるといいねという思いもある。
(投稿準備原稿)



毎月7日は県民健康づくりの日です。

沖縄県の働き盛り世代は、生活習慣病等による合併症で早世・障害
に至る割合が、残念ながら全国より高くなっています。忙しい毎日
ですが、月に1回は生活習慣を見直し、健康づくりしてみませんか。

アクティビティ系としては以下がお勧め

1日1万歩
万歩計を身につけ、車をおいて、公共交通機関で出勤し、
職場でも朝から積極的に歩く。歩数が足りなければ、退勤後
公園をウォーキングしたりジョギングして、1万歩の大台を達成
しましょう


ヘルシーメニューデー
県民は今や最も野菜を食べない県民になってしまいました><
野菜たっぷりのヘルシーメニューを1日食べてみましょう
みんなでそういうお店に食べに行く日にしてもいいね。


早寝早起き朝ご飯
小学生向けの標語みたいですが、実は青年男女は朝欠食が
多いという事実があります。理由は夜更かし。今日くらいは
早寝して明日はしっかり朝食を摂って、出勤しましょう

そして、リフレッシュ系はこちら

趣味に打ち込む
没頭できる趣味のある方は、ひとりで、そして仲間を誘って
趣味を楽しむ日にしましょう


歯科健診デーにする
日頃おろそかになりがちなお口の手入れに、歯医者さんを
予約するのもいいかも。痛くなってから受診するのではなく、
健診したり歯の掃除をしてもらうために受診する日も必要


肝臓に休暇を!
毎日の飲酒でご自身の肝臓を酷使していませんか。肝臓は
沈黙の臓器と言われ、へばっていても訴えてきません。この日
くらい休暇を与えてリフレッシュさせましょう


タバコとさよなら
1日タバコを吸わずに、ニコチンが身体から抜けていく
ときの禁断症状と戦って下さい。これに勝てば禁煙できる日も
近いでしょう。あなたの禁煙は周囲の喜びでもあります


以上のメニューのうち、1つでもいいので、実行できるように
前の日から仕込みを始めましょう。この行動の積み重ねがいつか
長寿につながると信じて。

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2013.08.01

Are you スーパーノーマル?

スーパーノーマルという言葉を知っていますか。

ノーマル(正常)を超えるから、異常のことかと思いきや

人間ドックのすべての項目で異常が見られなかった受診者

2011年人間ドックの概況(PDF)=人間ドック学会)
と定義されています。

そこにもありますが、

人間 ドック受診者全体に占めるスーパーノーマルの割合は
1984 年の 29.8%から、2011 年は 7.8% と 22 ポイントも
減ってしまいました。

およそ12人に1人しか正常がいないくらいの「まれさ」

どのくらいまれかと思って、去年の那覇マラソン走破タイムと
比較してみた(暇ね)
第28回那覇マラソン(2012年)でいうと、

  • 当日スタートラインに立ったのが24333名
  • 早い順に並べて8%にあたるのはが1935名(リタイヤ含む)
  • その走破タイムを新聞で調べると4時間09分50秒前後でした
  • ちなみに那覇マラソンは走破タイムの平均が遅いらしい

この時間で走れる人がスーパーノーマル級ランナーということ
になります(?)

それはともかく
どんどん減少していく理由として、同学会は

  1. 専門学会による判定基準ガイドラインの採用
  2. 人間ドック受診者の高齢化
  3. 社会環境の悪化
  4. 食習慣の欧米化と運動不足

特に4番は沖縄県民のことを書いてるのかと思う内容ですが
全国の先を行ってる部分もあるんですね。

それはともかく、残り92%の人が何らかの指導の対象になるか
と思うと意味が分からなくなる。もっとリスクの高いグループ
を絞り込む必要があります。特に、この沖縄。
BMI>25という学会基準で行くと、へたすると2人に1人が肥満。
日本人のデータではBMI23.0-24.9が最も死亡率が低いので
思い切ってBMI>30の国際基準で絞り込むことも必要と考えます。

特定健診のデータ(いつもお世話になっている琉球大学の
健康行動実践モデル実証事業HPより引用)
Bmi30

これでみると沖縄における国際基準肥満の割合は年々増加して
やがて8%に届きそうな勢い。うり。ターゲットとして優先的に
介入していくべきグループとしてはちょうどいい大きさかも。

もちろん大きさだけではなく、NASHから肝炎、
肝硬変に進むのもこのグループに多いと講演会でも言ってたし、
もちろんメタボチックな合併症も心配。

もちょっとBMI>30の健康影響を調べてみます(宿題)

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2013.06.06

おきなわ健康? ちょっじゅね〜(長寿ね〜)^^;

330(サンサンマル)ショックのところで書いた

「那覇市のハイサイ、ハイタイ運動のように、最初は違和感があったのに、いつの間にか市民に定着するキャッチフレーズで長寿復活を訴えてはどうか?」という提言。

ちなみに那覇市のこのうちなーぐち普及運動は、開始してからまだ
1年しかたっていないというニュース(沖縄タイムス)

「運動開始から1年。市民の関心も高まり公の場で
うちなーぐちが飛び交うようになってきた。
地道に続ければ市民に、もっと浸透していくと思う」

長寿復活のカギは、この県民ひとりひとりに意識を浸透させること。
ただ、健康づくり関連のキーワードは福寿とか、ちゃーがんじゅうとか
すでにいろいろ出回っているのも確か。

沖縄県では去年から「ちゃーがんじゅう体操」を高齢者向けにPRしてる
ということも最近知ったけど。

テレビの天気予報フィラーを利用してるらしい。

というわけで、日々のランニングタイムに案を考えて、昨日
ひらめいたのが

おきなわ健康?

ちょっじゅね〜(長寿ね〜)

という合い言葉風のフレーズ。
キャラクターも自然に浮かんでくる(こない?)

現在は、長寿が危ういので、ちょっと首をかしげて

ちょっじゅねー^^;

将来、長寿が回復した暁には、顔をあげて

ちょっじゅねー^^/

と唱えましょう。

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2013.05.14

330(サンサンマル)ショック

長寿沖縄超ピンチ

「健康長寿を取り戻せ!」という座談会に県の担当者として参加。
関係者から様々な提案や指導(激励)を受けました。

その中で「那覇市のハイサイ、ハイタイ運動のように、最初は違和感があったのに、いつの間にか市民に定着するキャッチフレーズで長寿復活を訴えてはどうか?」という提言。

確かにこういう耳に残るキーワードで広く県民や関係者に
プロモーションをかけていく活動が第一歩だと思った次第

平成12年都道府県生命表の際は「26ショック」(男性が
26位に転落した)という言葉が生まれたが、今回は何?と
いうと

330(サンサンマル)ショック

とおっしゃる先生がいた。

県民(特に中部方面)に馴染んでいる国道330号線の愛称。
女性3位、男性30位なので、数字の並びも合ってるね。

広くこういうコピーを募るのも一つの方法かも。

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